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公開番号2024072680
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183658
出願日2022-11-16
発明の名称電気接続箱
出願人矢崎総業株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H02G 3/16 20060101AFI20240521BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】シールドケース内のジャンクションボックスに接続された曲がり難い電線を伝わって水滴がジャンクションボックス内へ浸入するのを防止することができる安価な電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱1は、上部開口を有するシールドケース10と、シールドケース10内に収容されたジャンクションボックス40と、上部開口を覆うケースカバー50と、シールドケース10の側壁に設けられた電源電線挿通部13から引き込まれたプラス側電線及びマイナス側電線37の端末に接続されたコネクタ38が、ジャンクションボックス40のコネクタ部43に接続される電源側ワイヤハーネス30と、を備える。電源電線挿通部13からシールドケース10内に引き込まれたプラス側電線及びマイナス側電線37が、コネクタ38に向けて鉛直上向きへ傾斜した電線経路とされる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
上部開口を有するシールドケースと、前記シールドケース内に収容されたジャンクションボックスと、前記上部開口を覆うケースカバーと、前記シールドケースの側壁に設けられた電線挿通部から引き込まれた被覆電線の端末に接続されたコネクタが、前記ジャンクションボックスのコネクタ部に接続されるワイヤハーネスと、を備え、
前記電線挿通部から前記シールドケース内に引き込まれた前記被覆電線が、前記コネクタに向けて鉛直上向きへ傾斜した電線経路とされた、
電気接続箱。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記被覆電線の端末が、前記コネクタの電線導出壁に結束バンドを用いて緊締された、
請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項3】
前記被覆電線が、前記電線挿通部に装着されたシールドグロメットを介して前記シールドケース内に引き込まれた、
請求項1又は2に記載の電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リレーやヒューズなどの電気部品を装着するジャンクションボックスを収容する電気接続箱に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車用の電気回路に使用されるリレーボックスやヒュージブルリンクボックスなどの各種電気装置を収納するとともに、ワイヤハーネス等の配線類の接続分岐点として、自動車内に電気接続箱が設置されている(特許文献1~2、参照)。また、ハイブリッド車を含む電気自動車には、バッテリとインバータなどを相互に電気的に接続するための電気接続箱が搭載されている(特許文献3、参照)。
【0003】
図6,7に示すように、従来の電気接続箱501は、シールドケース510と、シールドケース510内に収容されるジャンクションボックス540と、ジャンクションボックス540に設けられるヒューズやリレーなどの電気部品を外部のバッテリとインバータなどの電子機器に電気的接続するワイヤハーネス530,531,532,533と、シールドケース510の上部開口を塞ぐケースカバー550と、を備えている。
【0004】
ワイヤハーネス530,531,532,533は、それぞれジャンクションボックス540内のコネクタと接続されるコネクタ530C,531C,532C,533Cと、各コネクタ530C,531C,532C,533Cに一端が接続された各電線530W,531W,532W,533Wの他端にそれぞれ接続された外部接続用コネクタ530S,531S,532S,533Sとから構成されている。
【0005】
シールドケース510は、上部開口を有する直方体状に形成された導電金属製の箱であり、内部に大きな収容空間がある。シールドケース510の一側壁には、外部接続用コネクタ531S,532S,533Sがそれぞれ挿着される3つのコネクタ挿通孔が設けられ、これと対向する側壁には、外部接続用コネクタ530Sが挿着される1つのコネクタ挿通孔が設けられている。
ジャンクションボックス540は、ヒューズやリレーなどの電気部品、およびこれらの電気部品に給電するコネクタ等が装着されている。ジャンクションボックス540は、シールドケース510の収容空間に収容され、固定される。
【0006】
従って、例えば外部接続用コネクタ530Sに接続された電源側回路からワイヤハーネス530を介して電力が供給されたジャンクションボックス540は、ワイヤハーネス531,532,533を介してそれぞれ外部接続用コネクタ531S,532S,533Sに電力を分配出力する。そこで、電気接続箱501は、外部接続用コネクタ531S,532S,533Sにそれぞれ接続された機器側回路を介して各電子機器に電力を供給することができる。
【0007】
また、電気接続箱501がエンジンルーム等の車外に搭載される場合には、外部接続用コネクタ530S,531S,532S,533Sを防水コネクタとすることで、各コネクタ挿通孔から水がシールドケース510内に入ることを防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2000-243524号公報
特開2011-125173号公報
特開2014-93888号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、車内に搭載される電気接続箱は、基本的に被水することはないので、高価な防水コネクタを用いることなく、シールドケースの各コネクタ挿通孔に電線を挿通する構成とすることが望まれる。この場合でも、結露や外部から浸入した水滴がボディや内装、電線を伝わってシールドケース内に浸入することが想定される。そのため、シールドケース内に搭載されたジャンクションボックスへ接続される電線は、一旦下方に切り返したU字状の水切り経路とされるのが一般的である(特許文献1、参照)。
【0010】
しかしながら、電力を供給する電源側回路が太物電線の場合、剛性が高く曲がり難いため、このような水切り経路を取ることが困難である。そのため、結露や外部から浸入した水滴が、シールドケース内へ引き込まれてジャンクションボックスに接続された電源側回路の太物電線を伝って、ジャンクションボックス内へ浸入する懸念がある。
(【0011】以降は省略されています)

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