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公開番号2024072351
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183081
出願日2022-11-16
発明の名称フリーザシステム
出願人株式会社前川製作所
代理人SSIP弁理士法人
主分類F25D 13/00 20060101AFI20240521BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】フリーザシステムにおける不具合を抑制する。
【解決手段】本開示の少なくとも一実施形態に係るフリーザシステムは、対象物を一対の金属板に接触させることで冷却するコンタクトフリーザと、コンタクトフリーザが収容される収容室と、収容室内に収容され、対象物を搭載可能なトレーを収容室内で循環させるための循環路と、収容室内を除湿環境に保つための空調装置と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象物を一対の金属板に接触させることで冷却するコンタクトフリーザと、
前記コンタクトフリーザが収容される収容室と、
前記収容室内に収容され、前記対象物を搭載可能なトレーを前記収容室内で循環させるための循環路と、
前記収容室内を除湿環境に保つための空調装置と、
を備える、フリーザシステム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記循環路は、前記循環路の途中に設けられた前記コンタクトフリーザを経由しつつ、前記対象物を前記トレーに搭載する搭載位置、前記対象物が搭載された前記トレーを前記コンタクトフリーザへ投入する投入位置、前記コンタクトフリーザで冷却された前記対象物が搭載された前記トレーが前記コンタクトフリーザから排出される排出位置、及び、前記対象物を前記トレーと分離する分離位置を前記トレーが順次通過して循環するように構成されている、
請求項1に記載のフリーザシステム。
【請求項3】
前記搭載位置において前記循環路上の前記トレーに前記対象物を搭載するための搭載装置と、
前記分離位置において前記循環路上の前記トレーから前記対象物を分離する分離装置と、
を備える、
請求項2に記載のフリーザシステム。
【請求項4】
前記分離位置で前記対象物が分離された後の前記トレーの画像を撮影する撮影装置と、
前記撮影装置で撮影された前記トレーの画像から、前記トレーに搭載されていた前記対象物に不具合が存在するか否かを判定する判定装置と、
を備える、
請求項2又は3に記載のフリーザシステム。
【請求項5】
前記判定装置で前記対象物に不具合が存在すると判断された場合に、前記収容室外における、不具合が存在すると判断されていない前記対象物が搬送される位置とは異なる位置に不具合が存在すると判断された前記対象物を搬送する不良品搬送装置、
を備える、
請求項4に記載のフリーザシステム。
【請求項6】
前記判定装置で前記対象物に不具合が存在すると判断された場合に、不具合が存在すると判断された前記対象物を搭載していた前記トレーを前記収容室外に排出可能なトレー排出装置、
を備える、
請求項4に記載のフリーザシステム。
【請求項7】
前記収容室を構成する壁部には、搬入装置によって前記収容室内に前記対象物を搬入可能な搬入用開口と、搬出装置によって前記収容室外に前記対象物を搬出可能な搬出用開口とが形成され、
空気中の湿気を取り除く除湿装置と、
前記搬入用開口及び前記搬出用開口を通じて前記収容室の内部に入り込もうとする湿り空気を吸い込むための吸込フードと、
前記除湿装置で除湿された乾燥空気を前記収容室の内部に吐出するための吐出フードと、
を備える、
請求項1に記載のフリーザシステム。
【請求項8】
前記空調装置を制御するための空調制御装置、
を備え、
前記空調制御装置は、前記コンタクトフリーザのデフロスト後、前記コンタクトフリーザの運転開始前の期間における前記収容室内の湿度を前記コンタクトフリーザの運転開始後の期間における前記収容室内の湿度よりも高くなるように前記空調装置を制御するように構成されている、
請求項1に記載のフリーザシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、フリーザシステムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば食品等の対象物を冷凍するための冷凍装置として、コンタクトフリーザが知られている。コンタクトフリーザは、対象物を上下から挟んだ平板状の金属板の内部に冷媒を流すことで対象物を冷凍するように構成されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-047441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
対象物を上下から挟む金属板に付着する霜の成長を抑制するため、コンタクトフリーザは、低湿度環境下に置かれることが望ましい。
また、一般的に、コンタクトフリーザで対象物を冷凍する場合、ハンドリングの便宜上、対象物はトレー等の容器に搭載された状態で冷凍される。すなわち、対象物を搭載するためのトレーも対象物と共にコンタクトフリーザに対して出し入れをすることとなる。
【0005】
ここで、コンタクトフリーザへの対象物の供給と、冷凍後の対象物のコンタクトフリーザからの排出とを自動化する場合、対象物と共に冷却されたトレーを新たな対象物の冷却のために使用することとなる。
対象物と共に冷却されたトレーを新たな対象物の冷却のために使用する場合に、冷却されたトレーが比較的湿度の高い環境下に置かれるとトレーに結露が生じる。結露したトレーを用いて新たな対象物を冷凍しようとすると、結露したトレーによって持ち込まれた水分によって金属板に付着する霜の成長速度が速まったり、対象物がコンタクトフリーザ内で対象物の上側の金属板に張り付いたりする等の不具合を招くおそれがある。そのため、トレーを繰り返し使用するにあたって、低湿度環境下で循環させることが望ましい。
【0006】
本開示の少なくとも一実施形態は、上述の事情に鑑みて、コンタクトフリーザへの対象物の供給と、冷凍後の対象物のコンタクトフリーザからの排出とが自動化されたフリーザシステムにおける不具合を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本開示の少なくとも一実施形態に係るフリーザシステムは、
対象物を一対の金属板に接触させることで冷却するコンタクトフリーザと、
前記コンタクトフリーザが収容される収容室と、
前記収容室内に収容され、前記対象物を搭載可能なトレーを前記収容室内で循環させるための循環路と、
前記収容室内を除湿環境に保つための空調装置と、
を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の少なくとも一実施形態によれば、フリーザシステムにおける不具合を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態のフリーザシステムの全体構成を模式的に示した図である。
本実施形態のフリーザシステムの模式的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本開示の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本開示の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
(【0011】以降は省略されています)

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