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公開番号2024072093
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-27
出願番号2022182726
出願日2022-11-15
発明の名称搬送装置
出願人トヨタ自動車株式会社,プライムアースEVエナジー株式会社,プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類H01M 4/04 20060101AFI20240520BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池の製造工程における基材の搬送の際に、ロールと基材の間に擦れが発生することを防ぐことができる技術を提供すること。
【解決手段】本開示は、電池の製造工程において、長尺シート状の基材を搬送する搬送装置100に関する。搬送装置100は、基材を搬送するロール11と、ロール11を貫通するシャフト31と、ロール11とシャフト31との間に設けられた軸受け21、71と、基材の搬送に合わせて基材の搬送方向と同一の方向にシャフト31を回転させる駆動装置51と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電池の製造工程において、長尺シート状の基材を搬送する搬送装置であって、
前記基材を搬送するロールと、
前記ロールを貫通するシャフトと、
前記ロールと前記シャフトとの間に設けられた軸受けと、
前記基材の搬送に合わせて前記基材の搬送方向と同一の方向に前記シャフトを回転させる駆動装置と
を備える
ことを特徴とする搬送装置。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記駆動装置は、前記ロールが前記シャフトと一体となって回転していると仮定した場合の前記ロールの周速度が前記基材の搬送速度と等しくなるように前記シャフトを回転させる
ことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記駆動装置は、マグネットカップリングによって前記シャフトに駆動力を伝達する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、搬送装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
リチウム二次電池の製造においては、アルミニウム箔などの基材の一方の面に電極液などの塗布液を供給した後に、基材を搬送しながら該基材上の塗布液を乾燥させる工程が知られている。特許文献1は、そのような工程において主面に塗布液が供給された基材を処理する基材処理装置を開示している。特許文献1に開示される基材処理装置は、乾燥部を通過した後の基材が温度差によって収縮し、基材に皺が発生することを防ぐことを目的としてなされたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-172917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されるように、電池や回路基板の製造工程、印刷工程などにおいては、長いシート状の基材が巻出部から巻取部へと搬送される場面がある。このような工程では、基材が決まった搬送経路に沿って移動するように基材の搬送は回転するロールによってガイドされる。しかし、電池の製造工程においては、ロールの配置が限定的となる場面があり、十分な基材の巻き付け角度を得られないためにロールの回転速度が基材の搬送速度と一致しなくなることがある。回転速度が基材の搬送速度と一致しなくなって基材とロールの間に擦れが発生すると、基材の表面に傷や汚れを生じることがあり望ましくない。
【0005】
本開示はこのような課題に鑑みてなされたものである。本開示は電池の製造工程における基材の搬送の際に、ロールと基材の間に擦れが発生することを防ぐことができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、電池の製造工程において、長尺シート状の基材を搬送する搬送装置に関する。
搬送装置は、
基材を搬送するロールと、
ロールを貫通するシャフトと、
ロールとシャフトとの間に設けられた軸受けと、
基材の搬送に合わせて基材の搬送方向と同一の方向にシャフトを回転させる駆動装置と
を備える、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示の技術によれば、電池の製造工程における基材の搬送の際に、ロールと基材の間に擦れが発生することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態に係る搬送装置の構成例を示す図である。
本実施の形態に係る搬送装置の構成例を示す図である。
比較技術におけるロールの構成例を示す図である。
巻き付け角度を説明するための図である。
電池の製造工程に含まれる塗装工程の概略図である。
電池の製造工程において基材が乾燥炉内を搬送される場面を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付図面を参照して、本開示の実施の形態を説明する。
【0010】
印刷工程や、回路基板、リチウムイオン電池の源泉工程などにおいては、フィルムや紙、金属箔などの長いシート状の基材を搬送する場面がある。このようなシート状の基材はウェブと呼ばれ、そのウェブを搬送する技術はウェブハンドリングと呼ばれる。ウェブハンドリングにおいては、基材は巻出装置から連続的に送り出され、塗装や印刷、コーティングなどの加工が施されたのちに巻取装置によって巻き取られる。このような工程においては、巻出部と巻取部の間を決まった搬送経路に沿って基材が搬送されるように、ロールを用いて基材の搬送をガイドする方法が一般的に知られている。
(【0011】以降は省略されています)

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