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公開番号2024068738
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2022179298
出願日2022-11-09
発明の名称建築用パネルの取付構造
出願人株式会社ノザワ
代理人個人
主分類E04F 13/14 20060101AFI20240514BHJP(建築物)
要約【課題】建築物を遠くからみたときに壁面の凹凸デザインを認識できるようにすることで壁面のデザイン性を向上させることができる建築用パネルの取付構造を提供する。
【解決手段】押出成形セメント板26、27、28が縦横に配設され壁面Gとして建築物へ取り付けられた建築用パネルの取付構造1である。複数の押出成形セメント板のうち、縦方向又は横方向で隣り合う任意の2つの押出成形セメント板2、2の厚みtを異なるものとして、厚み方向における各表面位置10を互いに異ならせるように取り付け、隣り合う押出成形セメント板の表面2h、2h間に高低差8を設け、壁面の凹凸を遠くからでも認識できるようにする。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
平面視矩形状に形成された複数の建築用パネルが縦横に配設され壁面として建築物へ取り付けられた建築用パネルの取付構造であって、
前記複数の建築用パネルのうち、縦方向又は横方向で隣り合う任意の2つの建築用パネルが、厚み方向における各表面位置を互いに異ならせるように取り付けられていることで、当該両建築用パネルの表面間に高低差が設けられていることを特徴とする建築用パネルの取付構造。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記2つの建築用パネルの厚みが互いに異なっていると共に、当該両建築用パネルの各々の裏面が同一面に合わせられていることで、当該両建築用パネルの表面間に高低差が設けられており、
厚みの異なる少なくとも2種以上の前記建築用パネルが縦横に配設されて前記壁面が構成されている請求項1に記載の建築用パネルの取付構造。
【請求項3】
前記複数の建築用パネルのうち、任意に選択された建築用パネルを基準パネルとし、
この基準パネルの上側で隣り合う建築用パネルを第1パネルとし、
当該基準パネルの右側で隣り合う建築用パネルを第2パネルとし、
当該基準パネルの下側で隣り合う建築用パネルを第3パネルとし、
当該基準パネルの左側で隣り合う建築用パネルを第4パネルとした場合、
前記第1パネル~第4パネルのうち少なくとも2つ以上の表面間に高低差が設けられている請求項1又は2に記載の建築用パネルの取付構造。
【請求項4】
前記2つの建築用パネルの表面間の高低差がランダムとなるように、前記複数の建築用パネルが縦横に配設されている請求項1又は2に記載の建築用パネルの取付構造。
【請求項5】
前記複数の建築用パネルは、複数の中空部が一方向に並設された複数の押出成形セメント板である請求項2に記載の建築用パネルの取付構造。
【請求項6】
前記複数の押出成形セメント板の全ての中空部の厚み方向位置が、最も厚みの小さい押出成形セメント板の中空部の厚み方向位置に対応している請求項5に記載の建築用パネルの取付構造。
【請求項7】
前記複数の押出成形セメント板のうち、厚みの小さい方の押出成形セメント板の表面側厚み位置を表す基準線が、それに隣り合う厚みの大きい方の押出成形セメント板の小口部に設けられている請求項5又は6に記載の建築用パネルの取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物の内外壁等に用いる建築用パネルの取付構造であり、特に厚みの異なる表面が平滑な建築用パネルを縦横に組み合わせることで壁面を構成するデザイン性に優れた取付構造である。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
押出成形セメント板や軽量気泡コンクリート(ALC)等の建築用パネルにおいては、表面が平滑なフラットパネル以外に、表面にリブやエンボスによる凹凸模様を付与して壁面のデザイン性を高めるデザインパネルが存在する。このようなデザインパネルとしては、パネル表面に均等幅のリブを形成したデザインパネル、複数の異なる幅のリブを組み合わせて形成したデザインパネルが知られている。更に、パネル表面にグリッド状の模様を設けたグリッドデザインパネル、パネル表面にランダムな凹凸を設けたエンボスデザインパネル等も知られている。
【0003】
非特許文献1には、多様なリブ形状を有する7種類のデザインパネルを建物外壁にランダムに配置することで、一日の時間経過と共に壁面の表情が変化する特徴的な建物になるといったことが記載されている。このように様々なリブ形状のデザインパネルをランダムに組み合わせることで、同色塗装であっても豊かな表情を付与できることが記載されている。
【0004】
特許文献1には、定寸の矩形状基材に、厚み寸法及び横寸法は任意で、縦寸法は一定に設定した直方体のブロックを、方向を揃えて多数が配列するように接着したパネルが記載されている。
【0005】
特許文献2には 、所定の厚みを有する複数の吸音材を壁材に接着して形成する吸音壁であって、複数の吸音材を互いに所定の間隔で壁材上に複数配置し、吸音材の露出した側面の面積が少なくとも所定の間隔の面積よりも大きくなるようにした吸音壁が記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
株式会社ノザワ NOZAWA NEWS Vol.38(2016年)
【特許文献】
【0007】
特開2011-256560号公報
特開2010-031509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来のデザインパネルはいずれもパネル単体の表面に多様なデザインが施されたものであり1枚パネルのみでデザインが完結されたものとなっている。このデザインパネルを遠くから見た場合には、パネル表面に形成された多数のリブが単にストライプ状に見えたり、パネル表面の模様等が判別できず単なるフラットパネルに見えてしまう。そのため、立体的なデザインを判別しにくくなり、単調なフラットな壁面デザインに見えてしまう可能性がある。
【0009】
非特許文献1のようにデザインパネルを組み合わせて壁面を構成した場合も同様であり、遠方から見たとき、リブが判別できず、リブの陰影によって単に色の異なるパネルに見え、フラットな壁面に色の異なるパネルが取り付けられていると認識されてしまう可能性がある。
【0010】
特許文献1の場合であっても、立体的とはいえパネル表面に細かなブロックが取り付けられたものであり、遠目に見たとき各々のブロックを認識できず、同一色の壁面に見えてしまう。特許文献2では、吸音材を壁材に固定することで表面を凹凸状としているが、吸音材は500mm角の大きさであり、遠くから認識可能なスケールのものではなく、壁面デザインを考慮したものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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