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公開番号2024064268
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022172731
出願日2022-10-27
発明の名称半導体パッケージ及び半導体パッケージの製造方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01L 23/12 20060101AFI20240507BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】FOPLP(Fan Out Panel Level Package)において、支持キャリアから剥離された半導体パッケージの反りを抑制した半導体パッケージ及び半導体パッケージの製造方法を提供する。
【解決手段】半導体パッケージ1は、第1面201及び第1面の反対側に位置する第2面202を含み、絶縁層21及び複数の配線22を其々有する第1配線層20A、第2配線層20B、第3配線層20C及び第4配線層20Dを含む再配線層20と、第1面201に位置する第1半導体素子40A及び第2半導体素子40Bと、第1面201に位置し、平面視において第1半導体素子40A及び第2半導体素子40Bを囲うモールド樹脂層60と、を備える。再配線層20は、30μm以上50μm以下の厚みを有する。モールド樹脂層60は、200μm以上400μm以下の厚みを有する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
半導体パッケージであって、
第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、絶縁層及び配線を含む再配線層と、
前記第1面に位置する第1半導体素子及び第2半導体素子と、
前記第1面に位置し、平面視において前記第1半導体素子及び前記第2半導体素子を囲うモールド樹脂層と、を備え、
前記再配線層は、30μm以上50μm以下の厚みを有し、
前記モールド樹脂層は、200μm以上400μm以下の厚みを有する、半導体パッケージ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記再配線層の前記絶縁層は、ポリイミドを含み、
前記モールド樹脂層は、エポキシ樹脂を含む、請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項3】
前記再配線層は、第1弾性率E1を有し、
前記モールド樹脂層は、第2弾性率E2を有し、
前記第1弾性率E1に対する前記第2弾性率E2の比であるE2/E1が、8.0以上10.0以下である、請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項4】
半導体パッケージであって、
第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、絶縁層及び配線を含む再配線層と、
前記第1面に位置する第1半導体素子及び第2半導体素子と、
前記第1面に位置し、前記第1半導体素子及び前記第2半導体素子に接するモールド樹脂層と、を備え、
前記再配線層は、第1弾性率E1を有し、
前記モールド樹脂層は、第2弾性率E2を有し、
前記第1弾性率E1に対する前記第2弾性率E2の比であるE2/E1が、8.0以上10.0以下である、半導体パッケージ。
【請求項5】
前記再配線層は、第1厚みT1を有し、
前記モールド樹脂層は、第2厚みT2を有し、
第1厚みT1と前記第1弾性率E1の積であるT1×E1に対する、第2厚みT2と前記第2弾性率E2の積であるT2×E2の比である(T2×E2)/(T1×E1)が、60.0以上75.0以下である、請求項4に記載の半導体パッケージ。
【請求項6】
前記モールド樹脂層は、平面視において前記第1半導体素子と前記第2半導体素子との間に位置する中間部分を含み、
前記中間部分は、前記再配線層との境界において、-6.0μm以上6.0μm以下の反りを有する、請求項4に記載の半導体パッケージ。
【請求項7】
前記第1弾性率E1に対する前記第2弾性率E2の比であるE2/E1が、9.0以上9.3以下であり、
前記中間部分は、前記再配線層との境界において、-3.0μm以上3.0μm以下の反りを有する、請求項6に記載の半導体パッケージ。
【請求項8】
前記再配線層は、積層された複数の配線層を含み、
複数の前記配線層はそれぞれ、前記絶縁層及び前記配線を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の半導体パッケージ。
【請求項9】
複数の前記配線層はそれぞれ、4.0μm以上12.0μm以下の厚みを有する、請求項8に記載の半導体パッケージ。
【請求項10】
前記モールド樹脂層は、モールド第1面と、前記モールド第1面の反対側に位置し、前記再配線層の前記第1面に面するモールド第2面と、を含み、
前記モールド第1面は、第1半導体素子の上面及び前記第2半導体素子の上面と同一平面上に位置する、請求項1~7のいずれか一項に記載の半導体パッケージ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、半導体パッケージ及び半導体パッケージの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
CPUやメモリなど、機能の異なる複数の半導体素子を1つの基板上に高密度で実装するパッケージング技術が注目されている。複数の半導体素子を電気的に接続する基板は、インターポーザとも称される。例えば特許文献1,2は、貫通電極を含むインターポーザと、インターポーザに搭載された半導体素子と、を備える半導体パッケージを開示している。
【0003】
近年、半導体素子のさらなる高密度化を実現する技術として、FOWLP(Fan Out Wafer Level Package)が注目されている。FOWLPの一例を説明する。まず、8インチなどのウェハの形状を有する基板上に配線層を形成する。続いて、基板上に半導体素子を実装する。続いて、配線層及び半導体素子を封止するモールド樹脂層を基板上に形成する。半導体素子を他の配線基板などに接続する際には、配線層、半導体素子及びモールド樹脂層を含む構造体を基板から剥離する。FOWLPによれば、半導体素子よりも外側の領域にまで配線層を形成できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6014907号公報
特許第6159820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
FOWLPよりも高い生産性を実現できる技術として、FOPLP(Fan Out Panel Level Package)が知られている。FOPLPにおいては、支持キャリア上に半導体パッケージを形成する。例えば、支持キャリア上に再配線層が形成され、再配線層上に半導体素子が搭載される。その後、再配線層上にモールド樹脂層が形成される。
【0006】
半導体パッケージは、支持キャリアから剥離された後、マザーボードなどの配線基板に搭載される。半導体パッケージの構成要素に応力が生じている場合、支持キャリアから剥離された半導体パッケージに反りが生じることがある。反りは、半導体パッケージと配線基板との間の接続不良などを引き起こす可能性がある。
【0007】
本開示の実施形態は、このような課題を効果的に解決し得る半導体パッケージ及び半導体パッケージの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の実施形態は、以下の[1]~[17]に関する。
[1] 半導体パッケージであって、
第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、絶縁層及び配線を含む再配線層と、
前記第1面に位置する第1半導体素子及び第2半導体素子と、
前記第1面に位置し、平面視において前記第1半導体素子及び前記第2半導体素子を囲うモールド樹脂層と、を備え、
前記再配線層は、30μm以上50μm以下の厚みを有し、
前記モールド樹脂層は、200μm以上400μm以下の厚みを有する、半導体パッケージ。
【0009】
[2] [1]に記載の半導体パッケージにおいて、前記再配線層の前記絶縁層は、ポリイミドを含んでもよく、前記モールド樹脂層は、エポキシ樹脂を含んでもよい。
【0010】
[3] [1]又は[2]に記載の半導体パッケージにおいて、前記再配線層は、第1弾性率E1を有してもよく、前記モールド樹脂層は、第2弾性率E2を有してもよく、前記第1弾性率E1に対する前記第2弾性率E2の比であるE2/E1が、8.0以上10.0以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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