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公開番号2024079976
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022192740
出願日2022-12-01
発明の名称真贋判定装置、およびプログラム
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人
主分類B42D 25/309 20140101AFI20240606BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】本人確認証の真贋判定を好適に行うことのできる真贋判定装置等を提供する。
【解決手段】真贋判定装置3は、IDカードの真贋判定を行うものである。真贋判定装置3は、IDカードの赤外線画像からIDカードの所定領域を切り出すことで、検査画像を取得する取得手段301と、検査画像を分割した複数の画像について画素値ごとの画素数を示すヒストグラムを求め、各ヒストグラムの標準ヒストグラムに対する差異の度合いを示す相違度を算出し、複数の相違度から判定対象のIDカードの真贋判定を行う真贋判定手段302と、を有する。標準ヒストグラムは、正規のIDカードの赤外線画像の所定領域を判定対象のIDカードと同様に分割した複数の画像について、画素値ごとの画素数を示したものである。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
本人確認証の真贋判定を行う真贋判定装置であって、
本人確認証の撮影画像から当該本人確認証の所定領域を切り出して検査画像を取得する取得手段と、
前記検査画像を分割した複数の画像について画素値ごとの画素数の分布を示す特徴量を求め、各特徴量の標準値に対する差異の度合いを示す相違度を算出し、複数の前記相違度から判定対象の本人確認証の真贋判定を行う真贋判定手段と、
を有し、
前記標準値は、正規の本人確認証の撮影画像の前記所定領域を判定対象の本人確認証と同様に分割した複数の画像について、画素値ごとの画素数の分布を示すものであることを特徴とする真贋判定装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記特徴量および前記標準値は画素値ごとの画素数の分布を示すヒストグラムであり、
前記相違度は、Bhattacharyya距離であることを特徴とする請求項1記載の真贋判定装置。
【請求項3】
前記真贋判定手段は、複数の前記相違度の総和を閾値と比較することで、真贋判定を行うことを特徴とする請求項1記載の真贋判定装置。
【請求項4】
前記真贋判定手段は、前記総和を算出する際に、前記画像の前記所定領域内の位置に応じた重み付けを行うことを特徴とする請求項3記載の真贋判定装置。
【請求項5】
前記撮影画像は、赤外線照明下で前記本人確認証を撮影した赤外線画像であることを特徴とする請求項1記載の真贋判定装置。
【請求項6】
複数の前記画像は、前記検査画像を異なる大きさで分割した画像を含むことを特徴とする請求項1記載の真贋判定装置。
【請求項7】
コンピュータを、
本人確認証の真贋判定を行う真贋判定装置であって、
本人確認証の撮影画像から当該本人確認証の所定領域を切り出して検査画像を取得する取得手段と、
前記検査画像を分割した複数の画像について画素値ごとの画素数の分布を示す特徴量を求め、各特徴量の標準値に対する差異の度合いを示す相違度を算出し、複数の前記相違度から判定対象の本人確認証の真贋判定を行う真贋判定手段と、
を有し、
前記標準値は、正規の本人確認証の撮影画像の前記所定領域を判定対象の本人確認証と同様に分割した複数の画像について、画素値ごとの画素数の分布を示すものであることを特徴とする真贋判定装置として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、真贋判定装置とそのプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
金融機関での口座開設時や携帯キャリアなどの契約の際には、運転免許証等のIDカード(本人確認証)による本人確認が必要であるが、特殊詐欺などの犯罪目的から別人になりすまして口座開設や携帯キャリアの契約を行うために、IDカードを偽造、変造等するケースが増えつつある。
【0003】
一方、例えば通常の金融機関では、ユーザが金融機関に出向いてIDカードを提出し、金融機関側は提出されたIDカードを用いて対面により本人確認するのが一般的であり、金融機関側は目視や手触りによりIDカードの偽造、変造等を見破ることが可能である。
【0004】
また特許文献1、2には、IDカードの券面をスキャナ等で読取って得た画像からIDカードの真贋を自動で判定する真贋判定装置が記載されており、提出されたIDカードをスキャナ等で読取ることでIDカードの真贋判定を行うことも可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-34535号公報
特開2019-117549号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
IDカードの券面の画像から真贋判定を行う際の課題の1つは、IDカードが長期間持ち歩かれることでIDカードの表面に傷や汚れが発生し、真贋判定の精度が、このような傷や汚れにより大きく低下することである。これにより、IDカードが判定不能となったり、正規のIDカードを偽のIDカードと誤検出したりする問題が生じる。
【0007】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、本人確認証の真贋判定を好適に行うことのできる真贋判定装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した課題を解決するための第1の発明は、本人確認証の真贋判定を行う真贋判定装置であって、本人確認証の撮影画像から当該本人確認証の所定領域を切り出して検査画像を取得する取得手段と、前記検査画像を分割した複数の画像について画素値ごとの画素数の分布を示す特徴量を求め、各特徴量の標準値に対する差異の度合いを示す相違度を算出し、複数の前記相違度から判定対象の本人確認証の真贋判定を行う真贋判定手段と、を有し、前記標準値は、正規の本人確認証の撮影画像の前記所定領域を判定対象の本人確認証と同様に分割した複数の画像について、画素値ごとの画素数の分布を示すものであることを特徴とする真贋判定装置である。
【0009】
本発明では、本人確認証の撮影画像の所定領域を切り出して検査画像とし、検査画像を複数の画像に分割して各画像につき上記の特徴量を求め、各特徴量と上記の標準値との相違度を算出する。これらの相違度に基づき真贋判定を行うことで、上記所定領域の画像的特徴が正規の本人確認証とは異なる、偽の本人確認証を好適に検出できる。この判定手法によれば、検査画像の一部の領域に傷や汚れが存在していても、全体的な真贋判定の結果に与える影響を低減でき、真贋判定の精度が大きく低下することはない。
【0010】
前記特徴量および前記標準値は画素値ごとの画素数の分布を示すヒストグラムであり、前記相違度は、Bhattacharyya距離であることが望ましい。
本発明では前記の相違度としてヒストグラム同士の類似性の指標であるBhattacharyya距離を用いることで、真贋判定の精度が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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