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公開番号2024077690
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022189780
出願日2022-11-29
発明の名称付箋ホルダ
出願人中国電力株式会社
代理人個人
主分類B42D 9/00 20060101AFI20240603BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】構造がシンプルで、ブロック状の付箋の最上面への文字等の書き込みを容易に行うことができる付箋ホルダを提供する。
【解決手段】付箋20を保持するホルダであって、付箋20を載置する基板2と、複数枚の薄板状の厚み調節板3aからなり、基板2上に積層されるとともに、その中央部に付箋20を収容する連通孔4を備えてなる厚み調節板群3と、この厚み調節板群3を構成する個々の厚み調節板3aを個別にめくれるようにしつつ、基板2と厚み調節板群3を一体に保持する第1の保持構造6を備えている付箋ホルダ1Aによる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
付箋を保持するホルダであって、
前記付箋を載置する基板と、
複数枚の薄板状の厚み調節板からなり、前記基板上に積層されるとともに、その中央部に前記付箋を収容する連通孔を備えてなる厚み調節板群と、
前記厚み調節板群を構成する個々の前記厚み調節板を個別にめくれるようにしつつ、前記基板と前記厚み調節板群を一体に保持する第1の保持構造を備えていることを特徴とする付箋ホルダ。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記連通孔内に前記付箋を収容した際に、前記連通孔の内側面と前記付箋の側面の間に介設されて、前記連通孔内に前記付箋を固定するアダプタを備えていることを特徴とする請求項1に記載の付箋ホルダ。
【請求項3】
前記アダプタは、その長さを所望に変更させる長さ調節構造を備えていることを特徴とする請求項2に記載の付箋ホルダ。
【請求項4】
前記アダプタは、
側方に開口を有する筐体と、
前記筐体内に収容されて、前記開口からその一部が出入りするスライド部材と、
前記スライド部材のスライドを規制する規制構造を備えていることを特徴とする請求項2に記載の付箋ホルダ。
【請求項5】
前記厚み調節板群の最上面上に設けられ、前記連通孔を塞ぐ蓋と、
前記第1の保持構造と相対する位置に設けられ、前記蓋、前記基板及び前記厚み調節板群を束ねる第2の保持構造を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の付箋ホルダ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブロック状の付箋の最上面に文字等の書き込みが容易に行える付箋ホルダに関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【0002】
従来から、用件やメモ等を記しておく目的で、あるいは書籍等に一時的に付加しておく目印あるいは栞として「付箋」が用いられている。
一般に、上述のような付箋は、紙片の裏面の一部に粘着層を備えたものを多数枚積層してブロック状にしたものであり、様々な形状及びサイズのものが流通している。
そして、このような付箋のうち特にその平面サイズが人の手のひらよりも小さくて、ある程度(例えば1cm程度)の厚みを有している場合は、机上等に付箋を載置してその最上面に文字等を記載する際に、付箋の載置面と付箋の最上面の間に生じる段差のせいで文字等が書きづらいという課題があった。
また、特に付箋の平面サイズが人の指幅程度の小さいサイズである場合は、この付箋をペン等の筆記具を持たない反対側の手指で保持しておく必要があり、その際に付箋を保持する自らの手指が邪魔になって、付箋の最上面に文字等を記載する作業が一層困難になるという課題もあった。
そして、上述のような課題に対処するための先願としては例えば以下に示すようなものが知られている。
【0003】
特許文献1には「付箋紙収納具」という名称で、付箋紙(付箋紙束ともいう)を収納するための用具に関する発明が開示されている。
特許文献1に開示される発明である付箋紙収納具は、少なくとも一つの付箋紙収納用凹部を有するベース部材を備えることを特徴とする。
また、特許文献1の明細書段落0059及び段落0060には、付箋をめくったことを自動で検知して、付箋支持台の凹部底面を自動で上方移動させるという技術内容が開示されている。
上述のような特許文献1に開示される構成、すなわち、特に同文献の明細書段落0059及び段落0060に開示される構成によれば、ベース部材(10)における凹部底面(14)を自動的に昇降させることが可能になる。この場合は、めくりとった付箋紙の数に応じて凹部底面(14)を最適位置に、例えば最上部の付箋紙とベース部材(10)表面とが常に面一となるように、位置させることが可能になる。
よって、特許文献1に開示される構成によれば、最上部の付箋紙とベース部材(10)表面とが常に面一になるので、本明細書の冒頭部分に記載するような課題を解決することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-240290号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の特許文献1に開示される発明の場合は、上記効果を発揮させるためにベース部材に、付箋紙(F’)を1枚めくりとったことを検出するセンサ(19;例えば最上部の付箋紙に接するマイクロスイッチ)と、その回転軸がボールネジ(16)に(直接又はギヤ等を介して間接に)接続されたモータ(20)と、センサ(19)からの入力に基づいてモータ(20)を回転制御する制御装置(21)と、をベース部材(10)に設ける必要がある(特許文献1の図11を参照)。
この場合、付箋を保持するための保持具を、電力により駆動する装置として提供する必要があり、構造が複雑化して製造コストが嵩む上、そのメンテナンスにも手間やコストがかかるという別の課題が生じていた。
【0006】
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものでありその目的は、構造がシンプルで、ブロック状の付箋の最上面に文字等の書き込みが容易に行える付箋ホルダを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための第1の発明である付箋ホルダは、付箋を保持するホルダであって、付箋を載置する基板と、複数枚の薄板状の厚み調節板からなり、上記基板上に積層されるとともに、その中央部に付箋を収容する連通孔を備えてなる厚み調節板群と、この厚み調節板群を構成する個々の厚み調節板を個別にめくれるようにしつつ、基板と厚み調節板群を一体に保持する第1の保持構造を備えていることを特徴とする。
上記構成の第1の発明において、基板は、少なくとも付箋及び厚み調節板群を載置するベース(基礎)として作用する。また、厚み調節板群の中央(又は中央寄り)に形成される連通孔は、上記基板とともに付箋を収容するための凹部を形成するという作用を有する。そして、上記凹部は、その中空部に付箋を収容するという作用を有する。
さらに、厚み調節板群を構成する個々の厚み調節板は、上記凹部に付箋が収容されている場合で、付箋の使用(剥離)にともなってその厚みが徐々に小さくなっていく際に、厚み調節板を1枚ずつめくることで、つまり基板上に積層される複数の厚み調節板をその最上層側から1枚ずつめくって基板上に積層される厚み調節板の数を減らしていくことで、凹部の深さ(基板上に載置される厚み調節板群の厚み)を付箋の厚みに一致又は近接させるという作用を有する。
また、第1の保持構造は、厚み調節板群を構成する個々の厚み調節板を個別にめくれるようにしつつ、基板と厚み調節板群を一体に保持するという作用を有する。
【0008】
第2の発明は、上述の第1の発明であって、厚み調節板群に形成される連通孔内に付箋を収容した際に、連通孔の内側面と付箋の側面の間に介設されて、連通孔内に付箋を固定するアダプタを備えていることを特徴とする。
上記構成の第2の発明は、上述の第1の発明による作用と同じ作用を有する。さらに、第2の発明においてアダプタは、連通孔の平面サイズよりも小さい平面サイズを有する付箋を連通孔内(連通孔と基板からなる凹部内)に収容して用いる際に、連通孔の内側面と付箋の側面の間に生じる隙間を埋める「隙間埋め材」として作用する。
よって、第2の発明によれば、連通孔の平面サイズよりも小さい平面サイズを有する付箋についても連通孔内に保持することができる。
つまり、第2の発明によれば、アダプタを備えることで、付箋の平面サイズ(特に連通孔の平面サイズよりも小さいもの)に対する本発明の付箋ホルダの汎用性を高めるという作用を有する。
【0009】
第3の発明は、上述の第2の発明であって、アダプタは、その長さを所望に変更させる長さ調節構造を備えていることを特徴とする。
上記構成の第3の発明は、上述の第2の発明による作用と同じ作用を有する。さらに、第3の発明において、アダプタが長さ調節構造を備えていることで、必要時にアダプタの長さを変えることができる。
また、特に連通孔の平面サイズよりも小さい平面サイズを有する付箋を連通孔内(連通孔と基板からなる凹部内)に収容して用いる場合で、かつアダプタの長さを変更できない場合は、使用する付箋の平面サイズに応じて様々なサイズ(長さや幅)を有するアダプタを予め準備しておく必要がある。これに対して、アダプタの長さを変更できる場合は、1つのアダプタが様々な長さに対応できることで、必要なアダプタの数を少なくすることができる。
よって、第3の発明によれば、連通孔の平面サイズよりも小さい平面サイズを有する付箋を保持して使用する際の利便性を向上させるという作用を有する。
【0010】
第4の発明は、上述の第2の発明であって、アダプタは、側方に開口を有する筐体と、この筐体内に収容されて、上記開口からその一部が出入りするスライド部材と、このスライド部材のスライドを規制する規制構造を備えていることを特徴とする。
上記構成の第4の発明は、上述の第2の発明による作用と同じ作用を有する。また、第4の発明は、上述の第3の発明の構造を具体的に特定したものであり、第3の発明による作用と同じ作用も有する。
さらに、第4の発明において、アダプタにおける筐体は、連通孔の内側面と付箋の側面の間に生じる隙間を埋める「隙間埋め材」の一部をなすとともに、その中空部内にスライド部材を出し入れ可能に収容するという作用を有する。
また、スライド部材は、筐体の開口から導出される部分が、連通孔の内側面と付箋の側面の間に生じる隙間を埋める「隙間埋め材」の一部をなすという作用を有する。
さらに、規制構造は、必要に応じて筐体の開口から導出されたスライド部材のスライドを規制するという作用を有する。
よって、第4の発明では、筐体内に収容されるスライド部材の、筐体の開口からの導出量(導出長さ)を適宜変更することで、アダプタ(隙間埋め材)の長さを所望に調節することが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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