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公開番号2024095915
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-11
出願番号2023000005
出願日2023-01-01
発明の名称本の表紙補強シート
出願人個人
代理人
主分類B42D 3/12 20060101AFI20240704BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】表紙の薄い本を立てた際に表紙が変形するのを防止するシートを提供することを目的とする。
【解決手段】合成樹脂製のシートを折り曲げて二枚重ねとなるように形成し、折り曲げた辺3と直角をなす辺を溶着もしくは接着により綴じて前記シートを2辺が閉じた袋状にし、綴じた辺4に帯状の成形部6を設け、また袋状の補強シート本体2の内側の少なくとも一方の面の少なくとも一部に両面粘着テープ12などの粘着剤を施して構成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
合成樹脂製のシートを折り曲げて二枚重ねとなるように形成し、折り曲げた辺と直角をなす辺を溶着もしくは接着により綴じて前記シートを2辺が閉じた袋状にし、綴じた辺を帯状に成形したことを特徴とする、本の表紙補強シート。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
溶着は多数の短い溶着部が一方向に連なるようになっており、それぞれの前記溶着部は、前記シートの前記折り曲げた辺と平行方向に一部が重なるように設けてあることが特徴である、請求項1に記載の本の表紙補強シート。
【請求項3】
合成樹脂製のシートを折り曲げて二枚重ねとなるように形成し、折り曲げた辺と直角をなす辺を溶着もしくは接着により綴じて前記シートを2辺が閉じた袋状にし、袋状の前記シートの内側の少なくとも一方の面の少なくとも一部に粘着剤を施したことを特徴とする、本の表紙補強シート。
【請求項4】
前記粘着剤は袋状になった前記シートの閉じていない部分の二つの辺で構成される角部の近辺に施したことを特徴とする、請求項3に記載の本の表紙補強シート。
【請求項5】
前記粘着剤は両面粘着テープであって、前記両面粘着テープは表裏の粘着力が異なることを特徴とする、請求項3または4に記載の本の表紙補強シート。
【請求項6】
前記シートの折り曲げた辺が構成する二つの角のうち、綴じていない側の角は鋭角であることを特徴とする、請求項1から5に記載の本の表紙補強シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、本の表紙補強シートに関するものである。
続きを表示(約 980 文字)【背景技術】
【0002】
薄い紙を表紙に用いている本は、反りが発生しやすい。特にA4サイズ以上の大きさで厚みのある本については、本の強度が本自体の重さに耐えられず、本棚に収めた場合にブックエンドでしっかりと押さえないと変形してしまう。
【0003】
本の表紙を補強する方法については、板をテープで固定する方法が提案されている。(例えば特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-254859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の補強構造は、補強板を貼った部分全体が固くなってしまうため、ページをめくる操作に不具合が発生することがある。
【0006】
また、補強板は平板であり、厚みのみで強度を保つ必要があるので合成樹脂のシートでは補強板が厚くなり、補強板外周部で段差が発生して表紙に折れ目がつきやすいという不具合があった。
【0007】
さらに、補強板を傾かないように配置してテープで固定するという行為そのものが面倒である。
【0008】
そこで本発明では、簡単な方法で本に装着が可能で、かつ装着後の使い勝手にも考慮した本の表紙補強シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の表紙補強シートは、合成樹脂製のシートを折り曲げて二枚重ねとなるように形成し、折り曲げた辺と直角をなす辺を溶着もしくは接着により綴じて前記シートを2辺が閉じた袋状にし、綴じた辺を帯状に成形する。また、袋状の前記シートの内側の少なくとも一方の面の少なくとも一部に粘着剤を施して構成する。この表紙補強シートを表紙にかぶせて、さらに表紙補強シートと表紙の間を粘着剤によりずれにくくすることで、表紙に強度を持たせる。
【発明の効果】
【0010】
本の表紙を本の底辺がシートの折り曲げた辺に沿うように表紙補強シートの袋状の部分に挿入し、粘着剤で固定することで、背表紙と対向する辺が補強されるので、棚に立てた際に表紙が変形しにくい。
(【0011】以降は省略されています)

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