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公開番号2023089985
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-29
出願番号2021204688
出願日2021-12-17
発明の名称ファイル
出願人コクヨ株式会社
代理人個人
主分類B42F 7/00 20060101AFI20230622BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】少なくとも、展開姿勢において、使用者の持ち易さに寄与し得る構成を備えたファイルを提供する。
【解決手段】第一の折り曲げ部Mを介して連結された表表紙1及び裏表紙2を有してなる表紙体Aと、表紙体Aの内面側に設けられた被綴じ体であるクリヤーポケットEと、表表紙1と裏表紙2との間を渡るように配設されるとともに表紙体Aに固定されクリヤーポケットEの少なくとも一部を覆い得るカバー体たるホルダーJとを備え、展開姿勢(T)と折り畳み姿勢(F)とを採り得るように構成されたファイルであって、第一の折り曲げ部Mが、展開姿勢(T)において外方に突出した形態を採り得るものとなっている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
第一の折り曲げ部を介して連結された表表紙及び裏表紙を有してなる表紙体と、この表紙体の内面側に設けられた被綴じ体と、前記表表紙と前記裏表紙との間を渡るように配設されるとともに前記表紙体に固定され前記被綴じ体の少なくとも一部を覆い得るカバー体とを備えてなり、前記表表紙及び裏表紙が略面一をなすように展開し得る展開姿勢と前記表表紙及び裏表紙の各内面同士が向かい合う閉じ姿勢とを採り得るように構成されたファイルであって、
前記第一の折り曲げ部が、前記展開姿勢において外方に突出した形態を採り得るものであるファイル。
続きを表示（約 620 文字）【請求項２】
前記表紙体が、第一屈曲部を介して前記表表紙に連設された第一の綴じ片と、第二屈曲部を介して前記裏表紙に連設された第二の綴じ片とを備えたものであり、
前記被綴じ体が、綴じ部材を介して前記第一の綴じ片及び前記第二の綴じ片に支持されたものであり、
前記第一屈曲部と前記第二屈曲部との間に切欠きが形成されている請求項１記載のファイル。
【請求項３】
前記第一の折り曲げ部が、前記表表紙及び前記裏表紙との境界部に形成された一対の外折り線と、これら一対の外折り線と平行をなして当該一対の外折り線の内側に形成された一対の内折り線とを備えてなるものであり、
前記展開姿勢において、前記外折り線と前記内折り線との間の部分が、前記表表紙及び前記裏表紙に対して起立した姿勢を採り得るものである請求項１又は２記載のファイル。
【請求項４】
前記被綴じ体が、前記表表紙又は前記裏表紙に対して相対移動可能である請求項１、２又は３記載のファイル。
【請求項５】
前記カバー体が、少なくとも、連続シート状をなし前記第一の綴じ片及び前記第二の綴じ片に対してそれぞれ溶着されたベースシートを備えたものであり、
前記閉じ姿勢から前記展開姿勢に遷移する際に、前記表表紙の基端部及び前記裏表紙の基端部が前記ベースシートに規制されて互いに離間しないように構成されている請求項２記載のファイル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ファイルに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から展開姿勢と閉じ姿勢とを採り得るように構成された種々のファイルが知られている（例えば、特許文献１を参照。）。
【０００３】
この種のファイルは、展開姿勢において、表紙における外面側の全体が略フラットな形態をなしている。
【０００４】
ところが、かかる構成のファイルでは、展開姿勢において使用者の手指を表紙の外面側に対して掛けにくいため、展開姿勢における持ち易さに欠けるという不具合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
実用新案登録第３２２７３５４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、以上のような事情に着目してなされたものであり、少なくとも、展開姿勢において、使用者の持ち易さに寄与し得る構成を備えたファイルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
すなわち、本発明は次の構成をなしている。
【０００８】
請求項１に記載の発明は、第一の折り曲げ部を介して連結された表表紙及び裏表紙を有してなる表紙体と、この表紙体の内面側に設けられた被綴じ体と、前記表表紙と前記裏表紙との間を渡るように配設されるとともに前記表紙体に固定され前記被綴じ体の少なくとも一部を覆い得るカバー体とを備えてなり、前記表表紙及び裏表紙が略面一をなすように展開し得る展開姿勢と前記表表紙及び裏表紙の各内面同士が向かい合う閉じ姿勢とを採り得るように構成されたファイルであって、前記第一の折り曲げ部が、前記展開姿勢において外方に突出した形態を採り得るものであるファイルである。
【０００９】
請求項２に記載の発明は、前記表紙体が、第一屈曲部を介して前記表表紙に連設された第一の綴じ片と、第二屈曲部を介して前記裏表紙に連設された第二の綴じ片とを備えたものであり、前記被綴じ体が、綴じ部材を介して前記第一の綴じ片及び前記第二の綴じ片に支持されたものであり、前記第一屈曲部と前記第二屈曲部との間に切欠きが形成されている請求項１記載のファイルである。
【００１０】
請求項３に記載の発明は、前記第一の折り曲げ部が、前記表表紙及び前記裏表紙との境界部に形成された一対の外折り線と、これら一対の外折り線と平行をなして当該一対の外折り線の内側に形成された一対の内折り線とを備えてなるものであり、前記展開姿勢において、前記外折り線と前記内折り線との間の部分が、前記表表紙及び前記裏表紙に対して起立した姿勢を採り得るものである請求項１又は２記載のファイルである。
（【００１１】以降は省略されています）

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