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公開番号2024080433
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193619
出願日2022-12-02
発明の名称発泡性接着シートおよび物品の製造方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類C09J 7/35 20180101AFI20240606BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】ハーフカットされた発泡性接着シートにおいて、耐ブロッキング性が良好であり、貼り付け性も良好であるとともに、接着層とセパレータとの間での剥離を抑制できる発泡性接着シートを提供する。
【解決手段】第一接着層1と、基材2と、第二接着層3と、セパレータ4と、をこの順に有する発泡性接着シートであって、前記第一接着層および前記第二接着層が、硬化性接着剤を含有し、前記第一接着層および前記第二接着層の少なくとも一方が、発泡剤をさらに含有し、前記第一接着層のタックが、0N以上、0.1N未満であり、前記第一接着層、前記基材および前記第二接着層を含む接着層含有積層体11のループスティフネスが、50mN/10mm以上であり、前記接着層含有積層体と前記セパレータとの間の90度剥離力が、50mN/cm以上、1300mN/cm以下であり、前記接着層含有積層体を貫通する切り込み部Xを有する、発泡性接着シートとする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第一接着層と、基材と、第二接着層と、セパレータと、をこの順に有する発泡性接着シートであって、
前記第一接着層および前記第二接着層が、硬化性接着剤を含有し、
前記第一接着層および前記第二接着層の少なくとも一方が、発泡剤をさらに含有し、
前記第一接着層のタックが、0N以上、0.1N未満であり、
前記第一接着層、前記基材および前記第二接着層を含む接着層含有積層体のループスティフネスが、50mN/10mm以上であり、
前記接着層含有積層体と前記セパレータとの間の90度剥離力が、50mN/cm以上、1300mN/cm以下であり、
前記接着層含有積層体を貫通する切り込み部を有する、発泡性接着シート。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記第一接着層が前記発泡剤を含有する、請求項1に記載の発泡性接着シート。
【請求項3】
前記第一接着層および前記第二接着層が前記発泡剤を含有する、請求項2に記載の発泡性接着シート。
【請求項4】
第一接着層と、基材と、第二接着層と、粘着層と、セパレータと、をこの順に有する発泡性接着シートであって、
前記第一接着層および前記第二接着層が、硬化性接着剤および発泡剤を含有し、
前記粘着層が、感圧接着剤または硬化性接着剤を含有し、
前記第一接着層のタックが、0N以上、0.1N未満であり、
前記第一接着層、前記基材、前記第二接着層および前記粘着層を含む接着層含有積層体のループスティフネスが、50mN/10mm以上であり、
前記接着層含有積層体と前記セパレータとの間の90度剥離力が、50mN/cm以上、1300mN/cm以下であり、
前記接着層含有積層体を貫通する切り込み部を有する、発泡性接着シート。
【請求項5】
前記基材の厚さが、前記第一接着層の厚さおよび前記第二接着層の厚さよりも薄い、請求項1または請求項4に記載の発泡性接着シート。
【請求項6】
巻回体である、請求項1または請求項4に記載の発泡性接着シート。
【請求項7】
請求項1または請求項4に記載の発泡性接着シートを用いる物品の製造方法であって、
前記発泡性接着シートにおける前記接着層含有積層体は、前記切り込み部によって複数の接着部材に分割されており、
前記セパレータから前記接着部材を剥離する剥離工程と、
第一部材および第二部材の間に、前記接着部材を配置する配置工程と、
前記接着部材を発泡硬化させ、前記第一部材および前記第二部材を接着する接着工程と、
を有する物品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発泡性接着シートおよびそれを用いた物品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
部材同士を接着する接着剤は、様々な分野で広く用いられている。例えば、一方の部材の穴や溝等に他方の部材を固定する場合に接着剤が使用される。具体的には、埋込磁石型モータにおいて、コアの穴に永久磁石を固定する場合に接着剤が使用されている。
【0003】
モータに使用される接着剤としては、液状接着剤が主流である。しかしながら、液状接着剤の場合、塗布ムラや、はみ出し、液垂れ等が生じ、接着工程を煩雑化させるという問題がある。
【0004】
一方、近年では、液状接着剤に代えて、発泡剤を含有するシート状接着剤(発泡性接着シート)を使用することが提案されている。発泡性接着シートによれば、上述したような液状接着剤の場合の不具合の発生を抑制できる。
【0005】
また、接着シートの分野において、接着層に切り込みを入れる、いわゆるハーフカットが行われる場合がある。
【0006】
発泡性接着シートに関する発明ではないが、特許文献1には、ハーフカットによるベースフィルムの切断を防止しつつ、長尺化を図ることができる接着フィルムを提供することを目的として、相対的にヤング率が高い層と、相対的にヤング率が低い層が積層されたベースフィルムを使用した接着フィルムが開示されている。
【0007】
また、発泡性接着シートに関する発明ではないが、特許文献2には、打ち抜き加工時にシール周辺の浮きが少なく、かつ、カス上げ時の身上がりやカス切れが発生しない粘着シートを提供することを目的として、表面基材、粘着剤、剥離シートから構成される粘着シートにおいて、表面基材および粘着剤と剥離シートとの剥離力(180度)が、所定の範囲内である粘着シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第6431256号公報
特開平11-181364号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
発泡性接着シートは、通常、セパレータおよび接着層を有する。発泡性接着シートは、例えば、リールに巻き回した巻回体の状態で保存および運搬される。また、発泡性接着シートは、使用時には、巻回体から巻き戻され(繰り出され)、適当な大きさに切断されて、被着体である部材に貼り付けられる。具体的には、発泡性接着シートを巻回体から巻き戻した後、発泡性接着シートの接着層側の面を吸着ノズルで吸着しつつ、セパレータを剥がす。次に、吸着ノズルで吸着した接着層を適当な大きさに切断して、切断された接着層を吸着ノズルで吸着したまま搬送し、被着体である部材に貼り付ける。これらの工程は、自動貼り付け装置で行うことができる。
【0010】
近年、予めハーフカットされた発泡性接着シートが求められている。ハーフカットされた発泡性接着シートを使用することにより、巻回体から巻き戻した後に発泡性接着シートを切断する必要がないため、自動貼り付け装置で行う工程の簡略化を実現できる。
(【0011】以降は省略されています)

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