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公開番号
2024064191
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-14
出願番号
2022172601
出願日
2022-10-27
発明の名称
洗掘防止工および洗掘防止工の施工方法
出願人
鹿島建設株式会社
代理人
個人
主分類
E02D
27/52 20060101AFI20240507BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】施工が容易で、長期に亘って洗掘防止機能を維持できる洗掘防止工および洗掘防止工の施工方法を提供する。
【解決手段】水底の地盤2上に洗掘防止マット4を敷設した後、洗掘防止マット4の略中央にモノパイル3を打設する。そして、モノパイル3の外周に、砕石充填網体6が配置された受枠5を設置する。受枠5は、洗掘防止マット4とモノパイル3との隙間12に配置される。砕石充填網体6は、網体に充填材が充填されたものであり、受枠5の内部に配置されて受枠5によって保持される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
水底に設置された基礎の周囲に形成される洗掘防止工であって、
前記基礎の周囲の水底に配置される洗掘防止マットと、
前記洗掘防止マットと前記基礎との隙間に配置される受枠と、
前記受枠の内部に配置され、網体に充填材が充填された砕石充填網体と、
を具備し、
前記砕石充填網体が、前記受枠によって保持されることを特徴とする洗掘防止工。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記砕石充填網体を前記受枠の周囲から保持する位置保持部材が配置されることを特徴とする請求項1記載の洗掘防止工。
【請求項3】
前記位置保持部材は、前記受枠の外周部に配置された合成繊維補強シートであることを特徴とする請求項2記載の洗掘防止工。
【請求項4】
前記位置保持部材は、前記砕石充填網体を包み込むように配置される合成繊維補強シートであることを特徴とする請求項2記載の洗掘防止工。
【請求項5】
前記砕石充填網体は、複数のフィルターユニットからなり、
前記フィルターユニットは、袋状の前記網体に前記充填材が充填されて構成され、
前記受枠の内部に、隣り合う前記フィルターユニット同士が重なり合うように配置されることを特徴とする請求項1記載の洗掘防止工。
【請求項6】
前記受枠は、環状に一体で構成されることを特徴とする請求項1記載の洗掘防止工。
【請求項7】
請求項1記載の洗掘防止工の施工方法であって、
前記洗掘防止マットを敷設する工程と、
前記洗掘防止マットの略中央に前記基礎を打設する工程と、
前記基礎の外周に、前記砕石充填網体が配置された前記受枠を設置する工程と、
を具備することを特徴とする洗掘防止工の施工方法。
【請求項8】
請求項5記載の洗掘防止工の施工方法であって、
前記洗掘防止マットを敷設する工程と、
前記洗掘防止マットの略中央に前記基礎を打設する工程と、
前記基礎の外周に、前記受枠を設置する工程と、
前記受枠の内部に、複数の前記フィルターユニットを配置する工程と、
を具備することを特徴とする洗掘防止工の施工方法。
【請求項9】
環状の前記受枠は、前記基礎が挿入される孔を有し、
前記孔の下部には、下方に行くにつれて拡径するテーパ部が設けられ、
前記基礎の上方から、前記受枠の前記孔に前記基礎を挿入する際に、前記テーパ部がガイドとして機能することを特徴とする請求項7又は請求項8記載の洗掘防止工の施工方法。
【請求項10】
環状の前記受枠は、前記基礎が挿入される孔を有し、
前記基礎の上方から、前記受枠の前記孔に前記基礎を挿入する際に、前記基礎の上方に、上方に行くにつれて縮径されるテーパ部材を設置して、前記テーパ部材をガイドとして機能させることを特徴とする請求項7又は請求項8記載の洗掘防止工の施工方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗掘防止工および洗掘防止工の施工方法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、洋上風力発電施設の基礎の周辺において水の流れによる水底地盤の洗掘を防止するために、様々な洗掘防止工法が提案されている。その一つに、合成繊維の袋体に砕石類を詰めた袋型根固め材と呼ばれるものを基礎の周辺に隙間なく多数配置する工法がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6986119号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、多数の袋型根固め材を基礎の周辺に配置する工法では、施工に手間がかかる。また、長期に亘る使用中に、水流によって一部の袋型根固め材が移動したり破損したりする可能性がある。
【0005】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすることは、施工が容易で、長期に亘って洗掘防止機能を維持できる洗掘防止工および洗掘防止工の施工方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために第1の発明は、水底に設置された基礎の周囲に形成される洗掘防止工であって、前記基礎の周囲の水底に配置される洗掘防止マットと、前記洗掘防止マットと前記基礎との隙間に配置される受枠と、前記受枠の内部に配置され、網体に充填材が充填された砕石充填網体と、を具備し、前記砕石充填網体が、前記受枠によって保持されることを特徴とする洗掘防止工である。
【0007】
第1の発明では、基礎の周囲の水底に配置された洗掘防止マットと、洗掘防止マットと基礎との隙間に配置された受枠の内部に配置された砕石充填網体とによって、基礎の周囲の地盤を覆い、洗掘を防止することができる。また、受枠で砕石充填網体が保持されるので、水流による砕石充填網体の移動や破損が防止され、長期に亘って洗掘防止機能を維持できる。
【0008】
前記砕石充填網体を前記受枠の周囲から保持する位置保持部材が配置されてもよい。
これにより、受枠を補強できる。また受枠が破損した場合に受枠の機能を位置保持部材で代替できる。
【0009】
前記位置保持部材は、例えば前記受枠の外周部に配置された合成繊維補強シートである。前記位置保持部材は、前記砕石充填網体を包み込むように配置される合成繊維補強シートであってもよい。
合成繊維補強シートを用いることにより、位置保持部材の耐久性を高めることができる。
【0010】
前記砕石充填網体は、複数のフィルターユニットからなり、前記フィルターユニットは、袋状の前記網体に前記充填材が充填されて構成され、前記受枠の内部に、隣り合う前記フィルターユニット同士が重なり合うように配置されることが望ましい。
これにより、洗掘防止マットと基礎との隙間を砕石充填網体で確実に塞ぐことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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