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公開番号2024063072
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2024026490,2023182048
出願日2024-02-26,2020-02-27
発明の名称文書を電子化する画像処理システム、その制御方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類G06F 3/04842 20220101AFI20240501BHJP(計算;計数)
要約【課題】プロパティペイン内の設定項目がプレビューペイン内のどのテキストブロックと関連付けられているかをユーザが把握しやすくする。
【解決手段】文書を電子化する画像処理システムであって、文書をスキャンした画像にプロパティを設定するためのユーザインタフェース画面を表示する表示手段と、表示を制御する制御手段とを備え、ユーザインタフェース画面には、スキャン画像をプレビュー表示するプレビューペイン、および、プロパティの設定値を入力する領域であるプロパティペインが存在し、制御手段は、プロパティペインの設定項目に割り当てられた色を用いて、設定項目に対応する表示フィールドを色付けし、設定項目が選択されている状態において、プレビューペインにプレビュー表示されているスキャン画像のテキストブロックをユーザが選択すると、当該テキストブロックを、選択状態の設定項目に割り当てられた色を用いて色付けする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
文書を電子化する画像処理システムであって、
前記文書をスキャンして得られたスキャン画像にプロパティを設定するためのユーザインタフェース画面を表示する表示手段と、
前記ユーザインタフェース画面における表示を制御する制御手段と、
を備え、
前記ユーザインタフェース画面には、前記スキャン画像をプレビュー表示する領域であるプレビューペイン、および、前記プロパティの設定項目毎の設定値を入力する領域であるプロパティペインが少なくとも存在し、
前記制御手段は、
前記プロパティペインに表示されている設定項目について、当該設定項目に割り当てられた色を用いて、当該設定項目に対応する表示フィールドの少なくとも一部を色付けし、
前記プロパティペインにおいていずれかの設定項目が選択されている状態において、前記プレビューペインにプレビュー表示されている前記スキャン画像のいずれかのテキストブロックをユーザが選択すると、当該テキストブロックを、前記選択状態の設定項目に割り当てられた色を用いて色付けする、
ことを特徴とする画像処理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記プロパティペインに表示されている設定項目に対応する前記表示フィールドの少なくとも一部に対する前記色付けを、当該プロパティペインに表示されている設定項目を選択するための操作イベントが検出されたタイミングで行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
【請求項3】
前記制御手段は、前記プロパティペインに表示されている設定項目に対応する前記表示フィールドの少なくとも一部に対する前記色付けを、前記テキストブロックに対する前記色付けと同じタイミングで行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
【請求項4】
前記表示フィールドの少なくとも一部とは、前記表示フィールド内に設けられた項目色エリアであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理システム。
【請求項5】
前記制御手段は、前記スキャン画像に含まれるテキストブロックの文字色又は背景色とは類似しない色を、ユーザが選択した設定項目に対して割り当てる、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理システム。
【請求項6】
前記制御手段は、割り当て可能な複数の色を定義した項目色情報に基づいて、ユーザが選択した設定項目に対して特定の色を割り当てる、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理システム。
【請求項7】
前記項目色情報においては、複数の設定項目における順序に応じた色がそれぞれ対応付けられており、
前記制御手段は、ユーザが選択した設定項目に対し、前記項目色情報を参照して、当該設定項目の順序に対応する色を割り当てる、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理システム。
【請求項8】
前記制御手段は、前記項目色情報に従って割り当てた色が、ユーザが選択したテキストブロックの文字色又は背景色と類似する場合、類似しない色に変更して、前記色付けを行うことを特徴とする請求項6に記載の画像処理システム。
【請求項9】
前記制御手段は、前記スキャン画像に含まれるテキストブロックの文字色又は背景色のうち頻出する有彩色を特定し、当該有彩色とは類似しない色を、ユーザが選択した設定項目に対して割り当てる、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理システム。
【請求項10】
前記制御手段は、前記有彩色を基準として色相環において離れた位置にある色を、ユーザが選択した設定項目に対して割り当てることを特徴とする請求項9に記載の画像処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、文書を電子化して利用する際のグラフィカルユーザインタフェース(GUI)に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、注文書等の帳票をスキャンして得られたスキャン画像に対し光学文字認識処理(OCR処理)を行って文字列を抽出し、ファイル名等に利用することが行われている。特許文献1には、文書画像内に含まれる文字列の中から特定のキーを含む文字列を抽出してファイル名を自動生成し、文書画像のプレビュー表示と共にユーザに提示する技術が開示されている。この技術によればユーザは、文書画像を確認しながらファイル名を容易に設定することができる。そして、スキャン画像から抽出した文字列をメタデータとして保存・管理し、ファイル名等に利用することも行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019―115011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
OCR処理によって得られた認識文字列を用いてファイル名やメタデータを設定する際のアプリケーションのUI画面の構成として、プレビューペインとプロパティペインとからなる2ペイン構成がよく知られている。ここで、プレビューペインは、電子化対象のスキャン画像をプレビュー表示するための領域であり、プロパティペインはファイル名やメタデータといったプロパティの内容を一覧表示するための領域である。注文書や請求書といった文書を電子化する場合、そのスキャン画像には複数の文字領域(テキストブロック)が含まれており、プレビューペインによってユーザは各テキストブロックを視認することができる。また、プロパティペインによってユーザは、「Customer Name」、「Date」、「Address」といった様々な設定項目についての内容を確認することができる。上記2ペイン構成のUI画面にて例えばユーザが、プロパティペイン内の「Customer Name」という設定項目に対し、プレビューペイン内の“XYZ Corporation”のテキストブロックを選択したとする。その結果、スキャン画像内の認識文字列“XYZ Corporation”が、「Customer Name」という設定項目と関連付けて保存されることになる。この場合において、プレビューペイン内に複数のテキストブロックが存在し、かつ、プロパティペイン内にも複数の設定項目が存在すると、どのテキストブロックとどの設定項目とが関連付けられているのかをユーザが即座に把握することが困難であった。
【0005】
本件は、上記課題に鑑みてなされたものであり、プレビューペインとプロパティペインを有するUI画面において、テキストブロックと設定項目との対応関係をユーザが容易に把握できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る、文書を電子化する画像処理システムは、前記文書をスキャンして得られたスキャン画像にプロパティを設定するためのユーザインタフェース画面を表示する表示手段と、前記ユーザインタフェース画面における表示を制御する制御手段と、を備え、前記ユーザインタフェース画面には、前記スキャン画像をプレビュー表示する領域であるプレビューペイン、および、前記プロパティの設定項目毎の設定値を入力する領域であるプロパティペインが少なくとも存在し、前記制御手段は、前記プロパティペインに表示されている設定項目について、当該設定項目に割り当てられた色を用いて、当該設定項目に対応する表示フィールドの少なくとも一部を色付けし、前記プロパティペインにおいていずれかの設定項目が選択されている状態において、前記プレビューペインにプレビュー表示されている前記スキャン画像のいずれかのテキストブロックをユーザが選択すると、当該テキストブロックを、前記選択状態の設定項目に割り当てられた色を用いて色付けする、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示の技術によれば、プレビューペインとプロパティペインを有するUI画面において、テキストブロックと設定項目との対応関係をユーザが容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像処理システムの全体構成を示す図
情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図
画像処理システムのソフトウェア構成を示す図
UI画面の状態遷移を説明する図
UI画面の状態遷移を説明する図
実施形態1に係る、UI画面制御処理の流れを示すフローチャート
変形例2の課題を説明する図
変形例2の効果を説明する図
変形例2に係る、色付け制御処理の詳細を示すフローチャート
(a)は色の類否判定を説明する図、(b)は項目色の変更を説明する図
変形例3に係る、色付け制御処理の詳細を示すフローチャート
変形例3の効果を説明する図
実施形態2に係る、UI画面制御処理の流れを示すフローチャート
UI画面の状態遷移を説明する図
UI画面の状態遷移を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0010】
[実施形態1]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る、文書を電子化する画像処理システムの全体構成を示す図である。画像処理システムは、スキャン文書処理サーバ111、クライアント端末121、業務サーバ131を含む。クライアント端末121は、インターネット・イントラネットなどのネットワーク101を介してスキャン文書処理サーバ111及び業務サーバ131と通信可能に接続されている。クライアント端末121としては、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォンなどの他、スキャナ機能を備えたMFP(Multifunction Peripheral)などでもよい。図1に示す画像処理システムの構成は一例であって、これに限定されない。例えば、スキャン文書処理サーバ111の機能をクライアント端末121が兼ね備えていてもよい。なお、以下の説明では、見積書等の処理対象文書をスキャンして得られたスキャン画像を「スキャン文書」と呼ぶこととする。
(【0011】以降は省略されています)

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