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公開番号2024060246
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-02
出願番号2022167497
出願日2022-10-19
発明の名称移転管理システム、移転管理方法、プログラム、及びデータ構造
出願人NTTテクノクロス株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 10/0833 20230101AFI20240424BHJP(計算;計数)
要約【課題】相互参照可能な階層構造を持つデータにより物品の占有移転をブロックチェーン上で管理できる技術を提供すること。
【解決手段】本開示の一態様による移転管理システムは、物の占有移転を管理する移転管理システムであって、物に紐付けられているトークンを子、1以上の物の占有移転を行う場合の管理単位に紐付けられているトークンを親として相互参照可能な親子関係を持つトークンが記録されるブロックチェーンを含み、前記物の占有移転の管理を実現するためのトランザクションを前記ブロックチェーンに発行するように構成されているトランザクション発行部、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
物の占有移転を管理する移転管理システムであって、
物に紐付けられているトークンを子、1以上の物の占有移転を行う場合の管理単位に紐付けられているトークンを親として相互参照可能な親子関係を持つトークンが記録されるブロックチェーンを含み、
前記物の占有移転の管理を実現するためのトランザクションを前記ブロックチェーンに発行するように構成されているトランザクション発行部、を有する移転管理システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記トランザクションには、
前記管理単位に紐付けられているトークンの占有移転を前記ブロックチェーンに記録することで、前記管理単位で1以上の物の占有移転を実現する占有移転トランザクションが含まれる、請求項1に記載の移転管理システム。
【請求項3】
前記トランザクションには、
前記物又は前記管理単位に紐付けられるトークンを生成するためのトークン生成トランザクション、
前記管理単位に紐付けられているトークンの占有移転先として許可する1以上のアドレスを前記トークンに設定するための占有移転許可トランザクション、
前記管理単位に紐付けられているトークンに対して、前記管理単位で占有移転が行われる1以上の物の各々に紐付けられている1以上のトークンを子として紐付けるための親子関係紐付けトランザクション、
前記管理単位に紐付けられているトークンと、該トークンに子として紐付けられている1以上のトークンとの紐付けを解除するための親子関係紐付け解除トランザクション、
前記物又は前記管理単位に紐付けられているトークンを償却するためのトークン償却トランザクション、の少なくとも1つが含まれる、請求項2に記載の移転管理システム。
【請求項4】
前記トークン生成トランザクションは、
生成対象のトークンを識別するためのトークンIDが未使用である場合、又は、生成対象のトークンを識別するためのトークンIDが、前記トークン償却トランザクションによって償却されたトークンのトークンIDである場合、前記生成対象のトークンを生成する、請求項3に記載の移転管理システム。
【請求項5】
前記トランザクションには、
前記ブロックチェーン上に占有移転の記録漏れが存在する場合、前記記録漏れが発生している占有移転を管理者権限で前記ブロックチェーン上に記録するための特殊占有移転トランザクションが含まれる、請求項2に記載の移転管理システム。
【請求項6】
前記トランザクションには、
前記特殊占有移転トランザクションによって記録される占有移転を、該占有移転を記録すべきだったユーザに承認させるための履歴承認トランザクションが含まれる、請求項5に記載の移転管理システム。
【請求項7】
前記占有移転の履歴を表す占有移転履歴の作成対象となるトークンIDを持つトークンに関する情報を前記ブロックチェーンから取得し、取得したトークンに関する情報を用いて、前記トークンIDを持つトークンと他のトークンとの親子関係を少なくとも考慮した占有移転履歴を作成するように構成されている作成部、を有する請求項1乃至6の何れか一項に記載の移転管理システム。
【請求項8】
物の占有移転を管理する移転管理システムが、
物に紐付けられているトークンを子、1以上の物の占有移転を行う場合の管理単位に紐付けられているトークンを親として相互参照可能な親子関係を持つトークンが記録されるブロックチェーンに対して、前記物の占有移転の管理を実現するためのトランザクションを発行するトランザクション発行手順、を実行する移転管理方法。
【請求項9】
物の占有移転を管理する移転管理システムに、
物に紐付けられているトークンを子、1以上の物の占有移転を行う場合の管理単位に紐付けられているトークンを親として相互参照可能な親子関係を持つトークンが記録されるブロックチェーンに対して、前記物の占有移転の管理を実現するためのトランザクションを発行するトランザクション発行手順、を実行させるプログラム。
【請求項10】
物の占有移転を管理するためにブロックチェーンに記録されるトークンのデータ構造であって、
物に紐付けられているトークンを子、1以上の物の占有移転を行う場合の管理単位に紐付けられているトークンを親として相互参照可能な親子関係が定義されたデータ構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、移転管理システム、移転管理方法、プログラム、及びデータ構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、サプライチェーン分野では、商品や製品等といった何等かの物品の不具合時のトレーサビリティ確保を目的として、占有移転履歴をステークホルダ間で共有することの重要性が認識されている。占有移転履歴とは、例えば、何が、いつ、どこからどこへ移動したのかを或る単位で記録したもの(つまり、或る単位で各物品がいつどの占有者からどの占有者に移転したのかを記録したもの)のことである。
【0003】
例えば、従来技術の1つとして、特許文献1には、複数のノードで構成されるブロックチェーンにより資源物のトレーサビリティシステムを実現することが記載されている。
【0004】
ところで、物品の輸送の際にはパレットやコンテナ等が利用されることが多い。このとき、例えば、物品がパレットを利用して輸送されている場合、物品を子、パレットを親とした親子関係があるとみなすことできる。同様に、物品がコンテナを利用して輸送されている場合、物品を子、コンテナを親とした親子関係があるとみなすことができる。このため、物品やパレット、コンテナ等の占有移転を管理するための情報も親子関係を持たせることが可能である必要があり、また親と子の間で相互に参照可能である必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-131620号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来では、ブロックチェーン上で親子関係(つまり、階層構造)を持ち、かつ、親と子の間で相互に参照可能な情報で占有移転を管理することはできなかった。
【0007】
本開示は、上記の点に鑑みてなされたもので、相互参照可能な階層構造を持つデータにより物品の占有移転をブロックチェーン上で管理できる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様による移転管理システムは、物の占有移転を管理する移転管理システムであって、物に紐付けられているトークンを子、1以上の物の占有移転を行う場合の管理単位に紐付けられているトークンを親として相互参照可能な親子関係を持つトークンが記録されるブロックチェーンを含み、前記物の占有移転の管理を実現するためのトランザクションを前記ブロックチェーンに発行するように構成されているトランザクション発行部、を有する。
【発明の効果】
【0009】
相互参照可能な階層構造を持つデータにより物品の占有移転をブロックチェーン上で管理できる技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
物流上での物品の輸送の一例を説明するための図である。
ERC998を利用する場合に発生するトランザクションの一例を説明するための図である。
提案手法を利用する場合に発生するトランザクションの一例を説明するための図である。
提案手法によるトークンの親子関係の一例を説明するための図である。
トークンID再利用の一例を説明するための図である。
第一の実施形態に係る物流管理システムの全体構成の一例を示す図である。
第一の実施形態に係るノードの機能構成の一例を示す図である。
第一の実施形態に係る端末の機能構成の一例を示す図である。
第一の実施形態に係るトランザクション発行及び実行処理の一例を示すシーケンス図である。
占有移転の記録漏れの一例を説明するための図である。
第二の実施形態に係る端末の機能構成の一例を示す図である。
第二の実施形態に係る特殊占有移転、補足履歴承認及び補足履歴更新処理の一例を示すシーケンス図である。
第三の実施形態に係る物流管理システムの全体構成の一例を示す図である。
第三の実施形態に係る端末の機能構成の一例を示す図である。
第三の実施形態に係るデータベースサーバの機能構成の一例を示す図である。
トークンのイベント発生履歴の一例を示す図である。
第三の実施形態に係る占有移転履歴作成処理の一例を示すフローチャートである。
第三の実施形態に係る占有移転履歴可視化処理の一例を示すシーケンス図である。
コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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