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公開番号2024060005
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2024034918,2023533138
出願日2024-03-07,2022-07-05
発明の名称通信制御方法、移動IABノード、プログラム、チップセット及びセルラ通信システム
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人キュリーズ
主分類H04W 16/26 20090101AFI20240423BHJP(電気通信技術)
要約【課題】セルラ通信システムで用いる通信制御方法を提供する。
【解決手段】移動通信システムにおいて、中継ノード(IABノード)を配下に有する第1通信ノード(ソースドナーノード)は、第2通信ノード(ターゲットドナーノード)に対して、中継ノードにおいて使用可能なセルIDを問い合わせる。第2通信ノードは、問い合わせに応じて、中継ノードにおいて使用可能なセルIDのうち、第2通信ノードで使用可能なセルIDと衝突しないセルIDを決定し、決定したセルIDを第1通信ノードへ送信する。第1通信ノードは、決定したセルIDを中継ノードへ送信する。中継ノードは、決定したセルIDを用いて移動処理を実行する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
セルラ通信システムで用いる通信制御方法であって、
移動可能な移動IABノードが、前記移動IABノードにおいて使用可能な第1セルIDがOAMにより設定されることと、
ドナーノードが、第2セルIDを含むF1メッセージを、前記移動IABノードへ送信することと、を有し、
前記第2セルIDは、前記ドナーノードで使用可能なセルIDのうち前記第1セルIDと衝突しないセルIDである
通信制御方法。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
セルラ通信システムにおいて移動可能な移動IABノードであって、
前記移動IABノードにおいて使用可能な第1セルIDがOAMにより設定される制御部と、
第2セルIDを含むF1メッセージをドナーノードから受信する受信部と、を有し、
前記第2セルIDは、前記ドナーノードで使用可能なセルIDのうち前記第1セルIDと衝突しないセルIDである
移動IABノード。
【請求項3】
セルラ通信システムにおいて移動可能な移動IABノードに、
前記移動IABノードにおいて使用可能な第1セルIDがOAMにより設定される処理と、
第2セルIDを含むF1メッセージをドナーノードから受信する処理と、
を実行させ、
前記第2セルIDは、前記ドナーノードで使用可能なセルIDのうち前記第1セルIDと衝突しないセルIDである
プログラム。
【請求項4】
セルラ通信システムにおいて移動可能な移動IABノードのチップセットであって、
前記移動IABノードにおいて使用可能な第1セルIDがOAMにより設定されることと、
第2セルIDを含むF1メッセージをドナーノードから受信することと、
を実行し、
前記第2セルIDは、前記ドナーノードで使用可能なセルIDのうち前記第1セルIDと衝突しないセルIDである
チップセット。
【請求項5】
請求項2に記載の移動IABノードを有するセルラ通信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、セルラ通信システムに用いる通信制御方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
セルラ通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(Third Generation Partnership Project)(登録商標。以下同じ)において、IAB(Integrated Access and Backhaul)ノードと呼ばれる新たな中継ノードの導入が検討されている(例えば、「3GPP TS 38.300 V16.5.0(2021-03)」参照)。1又は複数の中継ノードが、基地局とユーザ装置との間の通信に介在し、この通信に対する中継を行う。
【発明の概要】
【0003】
第1の態様に係る通信制御方法は、セルラ通信システムで用いる通信制御方法である。前記通信制御方法は、中継ノードを配下に有する第1通信ノードが、第2通信ノードに対して、前記中継ノードにおいて使用可能なセルID(Identity)を問い合わせることを含む。また、前記通信制御方法は、第2通信ノードが、問い合わせに応じて、中継ノードにおいて使用可能なセルIDのうち、第2通信ノードで使用可能なセルIDと衝突しないセルIDを決定し、決定したセルIDを第1通信ノードへ送信することを含む。更に、前記通信制御方法は、第1通信ノードが、決定したセルIDを中継ノードへ送信することを含む。更に、前記通信制御方法は、中継ノードが、決定したセルIDを用いて移動処理を実行することを含む。
【0004】
第2の態様に係る通信制御方法は、セルラ通信システムで用いる通信制御方法である。前記通信制御方法は、中継ノードが、現在使用するセルが使用できなくなることを検知することを含む。また、前記通信制御方法は、中継ノードが、使用できなくなるセルのセルIDを、中継ノードの子ノード及び/又はユーザ装置へ送信することを含む。
【0005】
第3の態様に係る通信制御方法は、セルラ通信システムで用いる通信制御方法である。前記通信制御方法は、ソースドナーノードが、時間をトリガ条件に含む条件付きハンドオーバ(Time-triggered CHO(Conditional Handover))をターゲットドナーノードへ要求する要求メッセージを送信することを含む。前記通信制御方法は、ターゲットドナーノードが、要求メッセージを受信したことに応じて、要求を受け入れる受け入れメッセージをソースドナーノードへ送信することを含む。前記通信制御方法は、ソースドナーノードは、受け入れメッセージを受信したことに応じて、時間余裕で条件付きハンドオーバを実行するよう中継ノードを設定することを含む。
【0006】
第4の態様に係る通信制御方法は、セルラ通信システムで用いる通信制御方法である。前記通信制御方法は、中継ノードが、現在使用するセルIDを示す第1セルIDと、変更後のセルIDを示す第2セルIDとを報知することを含む。また、前記通信制御方法は、中継ノードが、第1セルIDのセルにアクセスする中継ノードの子ノード及び/又は第1セルIDのセルにアクセスするユーザ装置を、第2セルIDのセルへハンドオーバさせることを含む。更に、前記通信制御方法は、中継ノードが、子ノード及び/又はユーザ装置をハンドオーバさせた後、第1セルIDの報知を停止することを含む。
【0007】
第5の態様に係る通信制御方法は、セルラ通信システムで用いる通信制御方法である。前記通信制御方法は、第1通信ノードが、第1通信ノードに隣接する隣接ノードから受信した隣接セルのPRACH(Physical Random Access Channel)設定に基づいて、当該隣接セルのPRACH設定と衝突しないPRACH設定を決定することを有する。また、前記通信制御方法は、第1通信ノードが、決定したPRACH設定を中継ノードへ送信することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係るセルラ通信システムの構成例を表す図である。
図2は、一実施形態に係るIABノードと親ノード(Parent nodes)と子ノード(Child nodes)との関係を表す図である。
図3は、一実施形態に係るgNB(ドナーノード)の構成例を表す図である。
図4は、一実施形態に係るIABノード(中継ノード)の構成例を表す図である。
図5は、一実施形態に係るUE(ユーザ装置)の構成例を表す図である。
図6は、一実施形態に係るIAB-MTのRRC(Radio Resource Control)接続及びNAS(Non-Access Stratum)接続に関するプロトコルスタックの例を表す図である。
図7は、一実施形態に係るF1-Uプロトコルに関するプロトコルスタックの例を表す図である。
図8は、一実施形態に係るF1-Cプロトコルに関するプロトコルスタックの例を表す図である。
図9(A)と図9(B)は、第1実施形態に係るセルID(のリスト)の送信例を表す図である。
図10は、第1実施形態に係る具体例を表す図である。
図11は、第1実施形態に係る動作例を表す図である。
図12は、第1実施形態の第1変形例に係る動作例を表す図である。
図13は、第1実施形態の第2変形例に係る動作例を表す図である。
図14は、第1実施形態の第3変形例に係る動作例を表す図である。
図15(A)と図15(B)は、第1実施形態の第3変形例に係るF1コンテナの例を表す図である。
図16は、第2実施形態に係る動作例を表す図である。
図17は、第3実施形態に係る動作例を表す図である。
図18は、第4実施形態に係る動作例を表す図である。
図19は、第5実施形態に係るPRACH(Physical Random Access Channel)リソースの衝突例を表す図である。
図20は、第5実施形態に係る動作例を表す図である。
図21は、第5実施形態の第1変形例に係る動作例を表す図である。
図22は、第5実施形態の変形例2に係る動作例を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照しながら、実施形態に係るセルラ通信システムについて説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
【0010】
(セルラ通信システムの構成)
まず、一実施形態に係るセルラ通信システムの構成例について説明する。一実施形態に係るセルラ通信システムは3GPPの5Gシステムである。具体的には、セルラ通信システムにおける無線アクセス方式は、5Gの無線アクセス方式であるNR(New Radio)である。但し、セルラ通信システムには、LTE(Long Term Evolution)が少なくとも部分的に適用されてもよい。また、セルラ通信システムは、6Gなど、将来のセルラ通信システムも適用されてよい。
(【0011】以降は省略されています)

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