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公開番号2024059993
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2024034262,2022503729
出願日2024-03-06,2021-02-25
発明の名称放熱部材
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01L 23/473 20060101AFI20240423BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】放熱部材において、放熱効率の更なる向上を図ることができる技術を提供する。
【解決手段】本開示による放熱部材は、セラミックスからなる平板状の中間部材、第1部材および第2部材を有する。中間部材は、互いに反対側に位置する第1面および第2面を貫通する複数の貫通孔を有する。第1部材は、中間部材の第1面と対向する第3面に第1溝部を有する。第2部材は、中間部材の第2面と対向する第4面に複数の第2溝部を有し、第4面の反対側に位置する第5面に熱源が配置される。中間部材は、縁部と、中央部と、中央部および縁部の間に位置し、中央部および縁部を繋ぐ複数の接続部とを有する。複数の貫通孔は、接続部に位置する複数の第1貫通孔と、中央部に位置し、第1貫通孔よりも開口面積が大きい少なくとも1つの第2貫通孔とを含む。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
セラミックスからなる平板状の中間部材であって、互いに反対側に位置する第1面および第2面を貫通する複数の貫通孔を有する前記中間部材と、
セラミックスからなる平板状の第1部材であって、前記中間部材の前記第1面と対向する第3面に第1溝部を有する前記第1部材と、
セラミックスからなる平板状の第2部材であって、前記中間部材の前記第2面と対向する第4面に複数の第2溝部を有し、前記第4面の反対側に位置する第5面に熱源が配置される前記第2部材と
を有し、
前記中間部材は、縁部と、中央部と、前記中央部および前記縁部の間に位置し、前記中央部および前記縁部を繋ぐ複数の接続部とを有し、
前記複数の貫通孔は、前記接続部に位置する複数の第1貫通孔と、前記中央部に位置し、前記第1貫通孔よりも開口面積が大きい少なくとも1つの第2貫通孔とを含む、放熱部材。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記中間部材は、前記貫通孔の内面の面粗さが前記第1面の面粗さよりも大きい、請求項1に記載の放熱部材。
【請求項3】
前記貫通孔は、前記第1面側から前記第2面側に向かって縮径する、請求項1に記載の放熱部材。
【請求項4】
前記第1溝部および前記第2溝部は、格子状である、請求項1~3のいずれか一つに記載の放熱部材。
【請求項5】
前記中間部材は、前記第1面と前記貫通孔との間に面取部を有する、請求項1~4のいずれか一つに記載の放熱部材。
【請求項6】
前記中央部における前記貫通孔の密度は、前記接続部における前記貫通孔の密度よりも小さい、請求項1~5のいずれか一つに記載の放熱部材。
【請求項7】
前記中間部材は、縁部と、中央部と、前記中央部および前記縁部の間に位置し、前記中央部および前記縁部を繋ぐ複数の接続部とを有し、
平面視において、前記第1溝部および前記第2溝部は、前記縁部と重複する、請求項1~6のいずれか一つに記載の放熱部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、放熱部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、作動液の蒸発および凝縮のサイクルを利用して高温部から低温部へ効率良く熱を移動させる放熱部材(ヒートパイプ)が知られている。
【0003】
特許文献1には、平板状の上部材と平板状の下部材との間に平板状の中間部材を介在させた金属製のヒートパイプが開示されている。上部材の下面および下部材の上面には、それぞれ格子状の溝が形成されている。また、中間部材には、放射状に延びる複数の蒸気孔と、毛細管力を発生させる複数の微細な貫通孔とが形成されている。
【0004】
特許文献1に記載のヒートパイプでは、上部材および下部材の各凹部に蒸気孔が連通することで、作動液の蒸気を平面方向へ拡散させる蒸気拡散流路が形成される。また、上部材および下部材の各凹部に貫通孔が連通することで、平面方向と直交する垂直方向に作動液を帰還させる微細な毛細管流路が形成される。
【0005】
また、特許文献2には、セラミックスからなるヒートパイプが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4112602号公報
特開昭59-173690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示は、放熱部材において、放熱効率の更なる向上を図ることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様による放熱部材は、セラミックスからなる平板状の中間部材、第1部材および第2部材を有する。中間部材は、互いに反対側に位置する第1面および第2面を貫通する複数の貫通孔を有する。第1部材は、中間部材の第1面と対向する第3面に第1溝部を有する。第2部材は、中間部材の第2面と対向する第4面に複数の第2溝部を有し、第4面の反対側に位置する第5面に熱源が配置される。また、中間部材は、縁部と、中央部と、中央部および縁部の間に位置し、中央部および縁部を繋ぐ複数の接続部とを有する。複数の貫通孔は、接続部に位置する複数の第1貫通孔と、中央部に位置し、第1貫通孔よりも開口面積が大きい少なくとも1つの第2貫通孔とを含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、放熱効率の更なる向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る放熱部材の斜視図である。
図2は、実施形態に係る第1部材をZ軸負方向側からZ軸正方向に見た図である。
図3は、実施形態に係る第2部材をZ軸正方向側からZ軸負方向に見た図である。
図4は、実施形態に係る中間部材をZ軸正方向側からZ軸負方向に見た図である。
図5は、中間部材30における中央部周辺の拡大図である。
図6は、図4に示す中間部材に対して図2に示す溝形成領域および図3に示す溝形成領域を重畳させた図である。
図7は、実施形態に係る放熱部材における作動液の流れを説明するための図である。
図8は、実施形態に係る放熱部材における作動液の流れを説明するための図である。
図9は、図8に示すH部の拡大図である。
図10は、第1変形例に係る貫通孔の構成を示す図である。
図11は、第2変形例に係る貫通孔の構成を示す図である。
図12は、第3変形例に係る放熱部材の側面図である。
図13は、第4変形例に係る放熱部材の側面図である。
図14は、第5変形例に係る放熱部材の側面図である。
図15は、第6変形例に係る放熱部材の側面図である。
図16は、第7変形例に係る放熱部材の側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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