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公開番号2024054313
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2024019566,2022161243
出願日2024-02-13,2020-08-07
発明の名称通信制御方法及び中継装置
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人キュリーズ
主分類H04W 40/36 20090101AFI20240409BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザ装置と第1ドナー装置との間に複数の中継装置を用いたアップストリーム経路が形成されるシステムにおいて、中継装置と第1上位装置との間に確立されたバックホールリンクに障害が発生した場合に、複数の中継装置に含まれる中継装置において実行される通信制御方法及び中継装置を提供する。
【解決手段】通信制御方法は、アップストリーム経路において中継装置の下位の下位装置から受信したデータを、中継装置の上位の第1上位装置に転送し、第1上位装置へ未送信のデータをバッファし、中継装置と第1上位装置との間に確立されたバックホールリンクに障害が発生した場合、中継装置のバックホールリンクを第2上位装置と再確立して、第2上位装置を管理する第2ドナー装置が第1ドナー装置と同一であるか否かに基づいて、バッファしたデータを第2上位装置に転送するか否かを決定する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
中継装置において実行される通信制御方法であって、
前記中継装置の下位中継装置からBAP(Backhaul Adaptation Protocol)データユニットを受信することと、
前記中継装置の第1上位中継装置と前記中継装置との間のバックホールリンクに障害が発生した場合、前記中継装置と第2上位中継装置との間に確立されるバックホールリンクを介して前記BAPデータユニットを送信することと、を有し、
前記送信することは、前記第2上位中継装置が第2ドナー装置の配下になく、前記第1上位中継装置のドナー装置である第1ドナー装置の配下にある場合、前記BAPデータユニットの宛先を前記第1ドナー装置に関する識別子に書き換えることを含む
通信制御方法。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
中継装置であって、
制御部を備え、
前記制御部は、
前記中継装置の下位中継装置からBAP(Backhaul Adaptation Protocol)データユニットを受信する処理と、
前前中継装置の第1上位中継装置と前記中継装置との間のバックホールリンクに障害が発生した場合、前記中継装置と第2上位中継装置との間に確立されるバックホールリンクを介して前記BAPデータユニットを送信する処理と、
を実行し、
前記送信する処理は、前記第2上位中継装置が第2ドナー装置の配下になく、前記第1上位中継装置のドナー装置である第1ドナー装置の配下にある場合、前記BAPデータユニットの宛先を前記第1ドナー装置に関する識別子に書き換える処理を含む
中継装置。
【請求項3】
中継装置を制御するプロセッサであって、
前記中継装置の下位中継装置からBAP(Backhaul Adaptation Protocol)データユニットを受信する処理と、
前記中継装置の第1上位中継装置と前記中継装置との間のバックホールリンクに障害が発生した場合、前記中継装置と第2上位中継装置との間に確立されるバックホールリンクを介して前記BAPデータユニットを送信する処理と、
を実行し、
前記送信する処理は、前記第2上位中継装置が第2ドナー装置の配下になく、前記第1上位中継装置のドナー装置である第1ドナー装置の配下にある場合、前記BAPデータユニットの宛先を前記第1ドナー装置に関する識別子に書き換えること処理を含む
プロセッサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、移動通信システムに用いる通信制御方法及び中継装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)(登録商標。以下同じ)において、IAB(Integrated Access and Backhaul)ノードと呼ばれる新たな中継装置が検討されている。1又は複数の中継装置が、ドナー装置である基地局とユーザ装置との間の通信に介在し、この通信に対する中継を行う。
【0003】
このような中継装置は、ユーザ装置機能及び基地局機能を有しており、ユーザ装置機能を用いて上位装置(基地局又は上位の中継装置)との無線通信を行うとともに、基地局機能を用いて下位装置(ユーザ装置又は下位の中継装置)との無線通信を行う。
【0004】
ユーザ装置と、中継装置又は基地局との間の無線区間は、アクセスリンクと呼ばれることがある。中継装置と、基地局又は他の中継装置との間の無線区間は、バックホールリンクと呼ばれることがある。非特許文献1には、アクセスリンクのデータ通信及びバックホールリンクのデータ通信をレイヤ2において統合及び多重化し、バックホールリンクに動的に無線リソースを割り当てることにより、データ転送経路を動的に切り替える方法が記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
3GPP寄書「RP-182894」
【発明の概要】
【0006】
第1の態様に係る通信制御方法は、ユーザ装置と第1ドナー装置との間に複数の中継装置を用いたアップストリーム経路が形成される移動通信システムにおいて、前記複数の中継装置に含まれる中継装置において実行される方法である。前記通信制御方法は、前記アップストリーム経路において前記中継装置の下位の下位装置から受信したデータを、前記中継装置の上位の第1上位装置に転送することと、前記第1上位装置へ未送信のデータをバッファすることと、前記中継装置と前記第1上位装置との間に確立されたバックホールリンクに障害が発生した場合、前記中継装置のバックホールリンクを第2上位装置と再確立することと、前記第2上位装置を管理する第2ドナー装置が前記第1ドナー装置と同一であるか否かに基づいて、前記バッファしたデータを前記第2上位装置に転送するか否かを決定することと、を有する。
【0007】
第2の態様に係る中継装置は、ユーザ装置と第1ドナー装置との間に複数の中継装置を用いたアップストリーム経路が形成される移動通信システムにおいて、前記複数の中継装置に含まれる中継装置である。前記中継装置は、前記アップストリーム経路において前記中継装置の下位の下位装置から受信したデータを、前記中継装置の上位の第1上位装置に転送する処理と、前記第1上位装置へ未送信のデータをバッファする処理と、前記中継装置と前記第1上位装置との間に確立されたバックホールリンクに障害が発生した場合、前記中継装置のバックホールリンクを第2上位装置と再確立する処理と、前記第2上位装置を管理する第2ドナー装置が前記第1ドナー装置と同一であるか否かに基づいて、前記バッファしたデータを前記第2上位装置に転送するか否かを決定する処理と、を実行する制御部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。
一実施形態に係る基地局の構成を示す図である。
一実施形態に係る中継装置の構成を示す図である。
一実施形態に係るユーザ装置の構成を示す図である。
一実施形態に係るプロトコルスタック構成の一例を示す図である。
一実施形態に係る移動通信システムの動作シナリオを示す図である。
一実施形態に係る中継装置の動作例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
ユーザ装置と第1ドナー装置との間に複数の中継装置を用いたアップストリーム経路が形成されている状況下において、中継装置とその上位装置(第1上位装置)との間に確立されたバックホールリンクに障害が発生した場合、中継装置のバックホールリンクを第2上位装置と再確立することによりアップストリーム経路を再形成する必要があり得る。
【0010】
そこで、本開示は、バックホールリンクの障害に対して適切に対処可能な通信制御方法及び中継装置を提供することを目的とする。
(【0011】以降は省略されています)

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