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公開番号2024059014
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166483
出願日2022-10-17
発明の名称電力管理装置及び電力管理方法
出願人京セラ株式会社
代理人TRY国際弁理士法人
主分類H02J 13/00 20060101AFI20240422BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電力系統に関する電力を適切に制御し得る電力管理装置及び電力管理方法を提供する。
【解決手段】電力管理装置は、電力系統に接続される施設に設置される蓄電装置を制御する制御部と、前記電力系統の電力需給バランスを調整するための調整可能電力を示す調整可能電力情報を上位ノードに送信する送信部と、を備え、前記調整可能電力情報は、前記調整可能電力が前記施設の需要電力を上げる電力であるか下げる電力であるか、前記調整可能電力が前記電力系統への逆潮流電力を含むか否か、及び、前記調整可能電力が余剰電力を含む否かを区別可能な態様で前記調整可能電力を示す情報であり、前記余剰電力は、前記施設に設置される発電装置の発電電力と前記施設の消費電力との差異である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電力系統に接続される施設に設置される蓄電装置を制御する制御部と、
前記電力系統の電力需給バランスを調整するための調整可能電力を示す調整可能電力情報を上位ノードに送信する送信部と、を備え、
前記調整可能電力情報は、前記調整可能電力が前記施設の需要電力を上げる電力であるか下げる電力であるか、前記調整可能電力が前記電力系統への逆潮流電力を含むか否か、及び、前記調整可能電力が余剰電力を含む否かを区別可能な態様で前記調整可能電力を示す情報であり、
前記余剰電力は、前記施設に設置される発電装置の発電電力と前記施設の消費電力との差異である、電力管理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記調整可能電力が前記施設の需要電力を上げる電力である場合に、前記調整可能電力情報は、前記調整可能電力が前記電力系統への逆潮流電力を含まない電力を示す第1情報と、前記調整可能電力が前記電力系統への逆潮流電力を含み、かつ、前記調整可能電力が前記余剰電力を含む電力を示す第2情報と、前記調整可能電力が前記電力系統への逆潮流電力を含み、かつ、前記調整可能電力が前記余剰電力を含まない電力を示す第3情報と、を区別可能な態様で含む、請求項1に記載の電力管理装置。
【請求項3】
前記調整可能電力が前記施設の需要電力を下げる電力である場合に、前記調整可能電力情報は、前記調整可能電力が前記電力系統への逆潮流電力を含まない電力を示す第4情報と、前記調整可能電力が前記電力系統への逆潮流電力を含み、かつ、前記調整可能電力が前記余剰電力を含む電力を示す第5情報と、前記調整可能電力が前記電力系統への逆潮流電力を含み、かつ、前記調整可能電力が前記余剰電力を含まない電力を示す第6情報と、を区別可能な態様で含む、請求項1に記載の電力管理装置。
【請求項4】
前記発電装置、前記蓄電装置及び前記電力系統からの順潮流電力の少なくともいずれか1つに関する権利者を特定するための契約情報を前記施設から受信する受信部を備える、請求項1に記載の電力管理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記発電装置、前記蓄電装置及び前記電力系統からの順潮流電力の少なくともいずれか1つに関する権利者を特定するための契約情報に基づいて、前記調整可能電力の補正を実行する、請求項1に記載の電力管理装置。
【請求項6】
前記送信部は、前記発電装置、前記蓄電装置及び前記電力系統からの順潮流電力の少なくともいずれか1つに関する権利者を特定するための契約情報を前記上位ノードに送信する、請求項1に記載の電力管理装置。
【請求項7】
電力系統に接続される施設に設置される蓄電装置を制御するステップAと、
前記電力系統の電力需給バランスを調整するための調整可能電力を示す調整可能電力情報を上位ノードに送信するステップBと、を備え、
前記調整可能電力情報は、前記調整可能電力が前記施設の需要電力を上げる電力であるか下げる電力であるか、前記調整可能電力が前記電力系統への逆潮流電力を含むか否か、及び、前記調整可能電力が余剰電力を含む否かを区別可能な態様で前記調整可能電力を示す情報であり、
前記余剰電力は、前記施設に設置される発電装置の発電電力と前記施設の消費電力との差異である、電力管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力管理装置及び電力管理方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電力系統の電力需給バランスの安定化のために、蓄電装置などの分散電源を用いる仕組み(以下、VPP(Virtual Power Plant))が注目を集めている(例えば、特許文献1、2)。
【0003】
ここで、2以上の施設(以下、施設群)を管理する電力管理装置は、施設群の順潮流電力(以下、調達電力)に関する計画値と施設群の調達電力に関する実績値との差異(インバランス)が所定差異以下となるように、施設に設置される分散電源を制御することが考えられる。
【0004】
同様に、2以上の施設を管理する電力管理装置は、施設群の逆潮流電力(以下、発電電力)に関する計画値と施設群の発電電力に関する実績値との差異(インバランス)が所定差異以下となるように、施設に設置される分散電源を制御することが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2015/041010号パンフレット
国際公開第2016/084396号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述した仕組みにおいて、計画値を作成した後において、計画値と予測値とが乖離する場合に、計画値と予測値との乖離に基づいて、インバランスを調整するために蓄電装置を制御することが考えられる。
【0007】
発明者等は、このようなケースに着目して、以下に示す知見を得た。具体的には、発明者等は、発電電力に関するインバランスを抑制するために、蓄電装置を単純に制御すると、施設の需要電力(ひいては、調達電力)に関するインバランスが却って拡大することを見出した。同様に、発明者等は、調達電力に関するインバランスを抑制するために、蓄電装置を単純に制御すると、発電電力に関するインバランスが却って拡大することを見出した。
【0008】
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、電力系統に関する電力を適切に制御し得る電力管理装置及び電力管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
開示の一態様は、電力系統に接続される施設に設置される蓄電装置を制御する制御部と、前記電力系統の電力需給バランスを調整するための調整可能電力を示す調整可能電力情報を上位ノードに送信する送信部と、を備え、前記調整可能電力情報は、前記調整可能電力が前記施設の需要電力を上げる電力であるか下げる電力であるか、前記調整可能電力が前記電力系統への逆潮流電力を含むか否か、及び、前記調整可能電力が余剰電力を含む否かを区別可能な態様で前記調整可能電力を示す情報であり、前記余剰電力は、前記施設に設置される発電装置の発電電力と前記施設の消費電力との差異である、電力管理装置である。
【0010】
開示の一態様は、電力系統に接続される施設に設置される蓄電装置を制御するステップAと、前記電力系統の電力需給バランスを調整するための調整可能電力を示す調整可能電力情報を上位ノードに送信するステップBと、を備え、前記調整可能電力情報は、前記調整可能電力が前記施設の需要電力を上げる電力であるか下げる電力であるか、前記調整可能電力が前記電力系統への逆潮流電力を含むか否か、及び、前記調整可能電力が余剰電力を含む否かを区別可能な態様で前記調整可能電力を示す情報であり、前記余剰電力は、前記施設に設置される発電装置の発電電力と前記施設の消費電力との差異である、電力管理方法である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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