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公開番号2024057855
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164812
出願日2022-10-13
発明の名称切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法
出願人京セラ株式会社
代理人
主分類B23B 27/10 20060101AFI20240418BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】切刃に対してクーラントを効率よく供給することが求められている。
【解決手段】本開示の一態様に基づく切削インサートは、立ち上がり面領域を有する第1面と、第1面の反対側に位置する第2面と、第1面及び第2面の間に位置し、逃げ面領域を有する第3面と、第1面及び第3面の間に位置して、第1面及び第3面に対して傾斜するチャンファー面と、チャンファー面において開口する開口部を有する流路と、を備えた切削部を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
立ち上がり面領域を有する第1面と、
該第1面の反対側に位置する第2面と、
前記第1面及び前記第2面の間に位置し、逃げ面領域を有する第3面と、
前記第1面及び前記第3面の間に位置して、前記第1面及び前記第3面に対して傾斜するチャンファー面と、
前記チャンファー面において開口する開口部を有する流路と、を備えた切削部を有する、切削インサート。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1面は、
コーナと、
該コーナから延びる第1辺と、を有し、
前記チャンファー面は、
前記コーナに沿って位置する第1チャンファー面と、
前記第1辺に沿って位置する第2チャンファー面と、を有し、
前記開口部は、前記第2チャンファー面に位置する、請求項1に記載の切削インサート。
【請求項3】
前記第2チャンファー面は、
第1領域と、
該第1領域よりも前記第1チャンファー面から離れた第2領域と、を有し、
前記第1面に平行であって前記第2チャンファー面と交わる断面において、前記第1領域が直線形状であるとともに前記第2領域が凹形状であって、
前記開口部は、前記第2領域に位置する、請求項2に記載の切削インサート。
【請求項4】
前記第2チャンファー面は、
第1領域と、
該第1領域よりも前記第1チャンファー面から離れた第2領域と、を有し、
前記第1面に直交し、前記第2チャンファー面が延びる方向に平行であって、前記第2チャンファー面と交わる断面において、前記第1領域が直線形状であるとともに前記第2領域が凹形状であって、
前記開口部は、前記第2領域に位置する、請求項2に記載の切削インサート。
【請求項5】
前記流路は、
前記開口部から延びた直線形状の第1流路と、
該第1流路から前記第2面に向かって延びる第2流路と、を有し、
前記第1流路は、前記第2流路から離れるにしたがって前記コーナに近づく、請求項1に記載の切削インサート。
【請求項6】
前記切削部が接合された基部を更に有し、
前記基部が超硬合金からなるとともに、前記切削部が立方晶窒化硼素又は多結晶ダイヤモンドからなる、請求項1に記載の切削インサート。
【請求項7】
先端の側に位置するポケットを有するホルダと、
前記ポケット内に位置する、請求項1~6のいずれか1つに記載の切削インサートと、を有する切削工具。
【請求項8】
被削材を回転させる工程と、
回転している前記被削材に請求項7に記載の切削工具を接触させる工程と、
前記切削工具を前記被削材から離す工程と、を備えた切削加工物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本態様は、切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
被削材を切削加工する際に用いられる切削工具の切削インサートとして、例えば特許文献1に記載の切削インサートが知られている。特許文献1及び特許文献2に記載の切削インサートは、切削インサートを冷却するためのクーラントが流れる流路をその内部に有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/074979号
特開2019―77002号公報
特開2014―18891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1~3に記載の切削インサートにおいては、いずれも流路が、すくい面において開口している。そのため、切刃の冷却効果が不十分となる恐れがある。一方で、切刃の冷却効果の更なる向上が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に基づく切削インサートは、立ち上がり面領域を有する第1面と、該第1面の反対側に位置する第2面と、前記第1面及び前記第2面の間に位置し、逃げ面領域を有する第3面と、前記第1面及び前記第3面の間に位置して、前記第1面及び前記第3面に対して傾斜するチャンファー面と、前記チャンファー面において開口する開口部を有する流路と、を備えた切削部を有する。
【発明の効果】
【0006】
上記態様の切削インサートは、切刃に対してクーラントを効率よく供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の本実施形態に係る切削インサートを示す斜視図である。
図1に示す切削インサートをA1方向から見た平面図である。
図1に示す切削インサートをA2方向から見た平面図である。
図1に示す領域B1の拡大図である。
図2に示す領域B2の拡大図である。
図3に示すVI-VI断面の拡大図である。
図5に示すVII-VII断面の拡大図である。
本開示の実施形態の切削工具を示す平面図である。
本開示の実施形態の切削加工物の製造方法における一工程を示した図である。
本開示の実施形態の切削加工物の製造方法における一工程を示した図である。
本開示の実施形態の切削加工物の製造方法における一工程を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<切削インサート>
以下、本開示の実施形態の切削インサート(以下、インサートとする。)について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、各実施形態に係るインサートを説明する上で必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本開示のインサートは、参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
【0009】
図1に示すように、本実施形態に係るインサート1は、第1面3(上面)と、第1面3の反対側に位置する第2面5(下面)と、第1面3及び第2面5の間に位置する第3面7(側面)と、を備えている。
【0010】
第1面3及び第2面5は、多角形状であり、それぞれ複数のコーナ及び複数の辺を有している。第1面3における複数のコーナをコーナ9として、第1面3における複数の辺を辺11とする。図2に示す一例における第1面3及び第2面5は菱形である。したがって、図2に示す一例における第1面3は、4つのコーナ9及び4つの辺11を有している。また、図2に示す一例におけるインサート1において、第3面7は、4つの平面部分を有しており、それぞれの平面は略長方形である。
(【0011】以降は省略されています)

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