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公開番号2024064763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173596
出願日2022-10-28
発明の名称電気化学セル装置、モジュールおよびモジュール収容装置
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01M 8/2465 20160101AFI20240507BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】導電部材の劣化を低減する。
【解決手段】本開示による電気化学セル装置は、複数のセルと、導電部材と、支持部材とを有する。複数のセルは、第1セルと、第1セルと隣接する第2セルとを含む。導電部材は、第1セルおよび第2セルの間に位置する。支持部材は、複数のセルの第1方向における基端部を支持する。複数のセルは、第1方向において基端部の反対側に位置する先端部を有する。第1セルと第2セルとの間隔は、先端部において基端部より広い。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1セルと、前記第1セルと隣接する第2セルとを含む複数のセルと、
前記第1セルおよび前記第2セルの間に位置する導電部材と、
前記複数のセルの第1方向における基端部を支持する支持部材と
を有し、
前記複数のセルは、前記第1方向において前記基端部の反対側に位置する先端部を有し、
前記第1セルと前記第2セルとの間隔は、前記先端部において前記基端部より大きい
電気化学セル装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記第1セルと前記第2セルとの間隔は、前記先端部に向かうにつれて広くなる、
請求項1に記載の電気化学セル装置。
【請求項3】
前記第1セルおよび前記第2セルは、前記複数のセルの並び方向である第2方向における中央部に位置する
請求項1に記載の電気化学セル装置。
【請求項4】
前記複数のセルに対し、前記第1方向と直交する第3方向から気体を吐出する気体吐出部
を有し、
前記気体吐出部は、前記複数のセルの前記基端部に供給する前記気体の流量よりも多い流量で、前記複数のセルの前記先端部に前記気体を吐出する
請求項1に記載の電気化学セル装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1つに記載の電気化学セル装置と、
前記電気化学セル装置を収納する収納容器と
を備えるモジュール。
【請求項6】
請求項5に記載のモジュールと、
前記モジュールの運転を行うための補機と、
前記モジュールおよび前記補機を収容する外装ケースと
を備えるモジュール収容装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気化学セル装置、モジュールおよびモジュール収容装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、次世代エネルギーとして、燃料電池セルを複数備える燃料電池セルスタック装置が種々提案されている。燃料電池セルは、水素含有ガス等の燃料ガスと空気等の酸素含有ガスとを用いて電力を得ることができるセルの一種である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-136224号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、導電部材の劣化を低減する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様による電気化学セル装置は、複数のセルと、導電部材と、支持部材とを有する。複数のセルは、第1セルと、第1セルと隣接する第2セルとを含む。導電部材は、第1セルおよび第2セルの間に位置する。支持部材は、複数のセルの第1方向における基端部を支持する。複数のセルは、第1方向において基端部の反対側に位置する先端部を有する。第1セルと第2セルとの間隔は、先端部において基端部より広い。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、導電部材の劣化を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1Aは、第1の実施形態に係る電気化学セルの一例を示す横断面図である。
図1Bは、第1の実施形態に係る電気化学セルの一例を空気極側からみた側面図である。
図1Cは、第1の実施形態に係る電気化学セルの一例をインターコネクタ側からみた側面図である。
図2Aは、第1の実施形態に係る電気化学セル装置の一例を示す斜視図である。
図2Bは、図2Aに示すX-X線の断面図である。
図2Cは、第1の実施形態に係る電気化学セル装置の一例を示す上面図である。
図3は、電気化学セル装置における温度分布の一例を示す断面図である。
図4は、第1の実施形態に係る電気化学セル装置を拡大した断面図である。
図5は、第1の実施形態に係るモジュールの一例を示す外観斜視図である。
図6は、第1の実施形態に係るモジュール収容装置の一例を概略的に示す分解斜視図である。
図7は、第1の実施形態に係る電気化学セル装置の他の一例を示す断面図である。
図8は、第2の実施形態に係る電気化学セル装置の一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本開示による電気化学セル装置、モジュールおよびモジュール収容装置を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0009】
また、以下に示す実施形態では、「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」といった表現が用いられる場合があるが、これらの表現は、厳密に「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」であることを要しない。すなわち、上記した各表現は、例えば製造精度、設置精度などのずれを許容するものとする。
【0010】
近年、次世代エネルギーとして、燃料電池セルを複数備える燃料電池セルスタック装置が種々提案されている。燃料電池セルは、水素含有ガス等の燃料ガスと空気等の酸素含有ガスとを用いて電力を得ることができるセルの一種である。たとえば、特許文献1には、複数のセルと、隣接するセル間に位置する導電部材とを備えたセルスタック装置が開示されている。この種のセルスタック装置では、セルの基端側から燃料が供給される。そして、セルに供給された燃料は、セルの先端に向かって流れる。
(【0011】以降は省略されています)

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