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公開番号2024059206
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022166742
出願日2022-10-18
発明の名称シャワーシステム
出願人日東精工株式会社,国立大学法人神戸大学
代理人
主分類A47K 3/28 20060101AFI20240423BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】 ヘアケアに最適なシャワーシステムを提供する。
【解決手段】 混合栓103に接続される気体溶解タンク104と、この気体溶解タンクに接続し、当該溶解タンク内で加圧溶解された気液混合体を噴射するシャワーヘッド1とを備えるシャワーシステム100であって、前記シャワーヘッドから噴射される気液混合体は、1ミリリットルあたりに含まれる微細気泡の総表面積が168平方ミリメートル以上になるように設定されているシャワーシステムによる。 このようなシャワーシステムは、頭髪の洗浄効果、過膨潤の抑制および高い浸透性による潤い効果を発揮するので、ヘアケアに最適なものとなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
混合栓に接続される気体溶解タンクと、この気体溶解タンクに接続し、当該溶解タンク内で加圧溶解された気液混合体を噴射するシャワーヘッドとを備えるシャワーシステムであって、
前記シャワーヘッドから噴射される気液混合体は、1ミリリットルあたりに含まれる微細気泡の総表面積が168平方ミリメートル以上になるように設定されていることを特徴とするシャワーシステム。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記シャワーヘッドから噴射される気液混合体は、1ミリリットルあたりに含まれる微細気泡のうち、3%以上が1マイクロメートル~100マイクロメートルの気泡であるマイクロバブルであることを特徴とする請求項1に記載のシャワーシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクロバブルを利用した頭髪用のシャワーシステムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、マイクロバブル、ウルトラファインバブル等の微細気泡を発生させるシャワーヘッドとしては、特許文献1に示すものが知られている。このシャワーヘッドは、気液剪断方式によって微細気泡を含む液体を噴射可能に構成されおり、マイクロバブルを6060個/ミリリットル、ウルトラファインバブルを140万個/ミリリットル、発生することができる。なお、国際標準化機構(ISO)の国際規格「ISO20480-1」には、1マイクロメートル以上~100マイクロメートル(μm)の気泡を「マイクロバブル」、1マイクロメートル未満の気泡を「ウルトラファインバブル」と定めており、本明細書においてもこの定義に準ずる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-10962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記シャワーヘッドは、ウルトラファインバブルの発生に特化しており、ウルトラファインバブルの作用効果としてスキンケア(頭皮の毛穴汚れや皮脂を洗い流すこと)に優れるため、一般家庭用に広く普及している。しかしながら、ヘアケアにおいては特段に優れた効果を発揮するものではないため、ヘアサロンへの普及は限定的であった。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みて創成されたものであり、ヘアケアに最適なシャワーシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題は、混合栓に接続される気体溶解タンクと、この気体溶解タンクに接続し、当該溶解タンク内で加圧溶解された気液混合体を噴射するシャワーヘッドとを備えるシャワーシステムであって、前記シャワーヘッドから噴射される気液混合体は、1ミリリットルあたりに含まれる微細気泡の総表面積が168平方ミリメートル以上になるように設定されているシャワーシステムによって解決できる。
【0007】
なお、前記シャワーヘッドから噴射される気液混合体は、1ミリリットルあたりに含まれる微細気泡の3%以上が1マイクロメートル~100マイクロメートルの気泡であるマイクロバブルであることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明のシャワーシステムにおいては、前記シャワーヘッドから噴射される気液混合体は、多量のマイクロバブルを含み、1ミリリットルあたりに含まれる気泡の総表面積が168平方ミリメートル以上になるように設定されている。このような気液混合体は、頭髪の膨潤を抑え、ヘアカラー剤あるいはパーマ剤の使用後に過膨潤毛(ビビリ毛)になることを防止できる。また、1ミリリットルあたりに含まれる気泡の総表面積が168平方ミリメートル以上になる気液混合体は、その表面張力が低下しているので浸透性が高く、頭髪に相応の高い潤いを与えることができる。さらに、ヘアカラー後の洗髪においては、未反応のヘアカラー剤の洗浄能力に優れるため、ヘアカラー後の髪色の変化を防止することができる。このような作用効果により、特にヘアサロン向けにヘアケアに優れたシャワーシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のシャワーシステムの一実施形態を示す概略構成図である。
シャワーヘッドの外観図である。
シャワーヘッドの縦断面図である。
シャワーヘッドの一部拡大縦断面図である。
シャワーヘッドの微細気泡生成部を上流側から見た斜視図である。
シャワーヘッドの微細気泡生成部を下流側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明を実施するための形態を説明する。図1は本発明のシャワーシステムの一実施形態を示す概略構成図である。
(【0011】以降は省略されています)

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