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公開番号2024058922
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166338
出願日2022-10-17
発明の名称画像形成装置、画像形成方法、及び、画像形成プログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240422BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】画像形成において、ヘッドと記録媒体が衝突するのを防ぐ。
【解決手段】ヘッドを有し、前記ヘッドに基づき記録媒体に対して画像形成を行う画像形成装置が、前記記録媒体に対して光を投射して前記光の反射光を受光する光センサを用いて、前記記録媒体の垂直方向における移動である上下変動、及び、前記垂直方向における前記記録媒体までの距離を検出する検出部と、前記検出部による検出結果に基づき、前記記録媒体と前記ヘッドが衝突する可能性がある領域である第1領域を設定する第1領域設定部と、前記第1領域において前記記録媒体と前記ヘッドが衝突しないように、前記ヘッドを退避させる制御部とを備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ヘッドを有し、前記ヘッドに基づき記録媒体に対して画像形成を行う画像形成装置であって、
前記記録媒体に対して光を投射して前記光の反射光を受光する光センサを用いて、前記記録媒体の垂直方向における移動である上下変動、及び、前記垂直方向における前記記録媒体までの距離を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づき、前記記録媒体と前記ヘッドが衝突する可能性がある領域である第1領域を設定する第1領域設定部と、
前記第1領域において前記記録媒体と前記ヘッドが衝突しないように、前記ヘッドを退避させる制御部と
を備える画像形成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第1領域設定部は、
前記距離に基づいて、前記記録媒体のスプライスを検出した箇所を前記第1領域に含むように設定する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記検出部による検出結果に基づき、
前記第1領域より広い領域であり、かつ、前記ヘッドを退避させる領域である第2領域を設定する第2領域設定部を更に備え、
前記制御部は、
前記第2領域では、前記ヘッドを退避させるように制御する
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記検出部による検出結果に基づき、
前記第2領域より広い領域であり、かつ、前記ヘッドによる画像形成を禁止させる第3領域を設定する第3領域設定部を更に備え、
前記制御部は、
前記第3領域では、前記ヘッドによる画像形成を禁止するように制御する
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記検出部は、
前記光を投射する複数の光センサを有し、
前記光センサのうち、第1光センサは、
前記記録媒体の第1面に前記光を投射して前記第1光センサから前記第1面までの第1距離を計測し、
前記光センサのうち、第2光センサは、
前記記録媒体の第2面に前記光を投射して前記第2光センサから前記第2面までの第2距離を計測し、
前記第1距離、及び、前記第2距離の計測結果に基づき、前記第1領域となる領域を特定する
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記記録媒体は、
連帳の用紙であり、
前記ヘッドは、
液体を前記記録媒体に吐出して画像形成を行い、
前記第1領域設定部は、
前記第1光センサから前記第2光センサまでのセンサ間距離から、前記第1距離、及び、前記第2距離を減算して算出する前記記録媒体の厚み量、及び、前記記録媒体の上下変動の移動量の合計値が、前記記録媒体と前記ヘッドの間隔、及び、1枚あたりの前記記録媒体の厚み量の合算値を超えるか否かで前記第1領域を設定し、
前記制御部は、
前記記録媒体を搬送する搬送方向に対して直交する直交方向において前記記録媒体があるより外側の領域に前記ヘッドを移動、又は、前記記録媒体の面に対し、垂直となる垂直方向において画像形成を行う位置より前記ヘッドを上昇させて、前記ヘッドを退避させる
請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記検出部による検出結果に基づき、
前記記録媒体と前記ヘッドの間隔が一定距離となるように制御する
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項8】
ヘッドを有し、前記ヘッドに基づき記録媒体に対して画像形成を行う画像形成装置が行う画像形成方法であって、
前記記録媒体に対して光を投射して前記光の反射光を受光する光センサを用いて、前記記録媒体の垂直方向における移動である上下変動、及び、前記垂直方向における前記記録媒体までの距離を検出する検出手順と、
前記検出手順による検出結果に基づき、前記記録媒体と前記ヘッドが衝突する可能性がある領域である第1領域を設定する第1領域設定手順と、
前記第1領域において前記記録媒体と前記ヘッドが衝突しないように、前記ヘッドを退避させる制御手順と
を含む画像形成方法。
【請求項9】
請求項8に記載の画像形成方法を画像形成装置に実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成方法、及び、画像形成プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
いわゆるインクジェット方式で画像形成を行う画像形成装置が知られている。そして、画像形成に、ロール紙を用い、ロール紙を切断工程によって所定の長さに切断して、画像形成を行う。さらに、インクジェット方式用のヘッド(以下単に「ヘッド」という。)がロール紙に接触して、破損するのを防ぐ技術が知られている。
【0003】
具体的には、まず、検出部は、ロール紙において「繋ぎ目」となる部分(以下「スプライス」(splice)という。)を検出する。次に、スプライスの検出結果に基づき、スプライス、及び、スプライスの前後一定領域を画像形成不可とする領域に設定する。そして、制御部は、画像形成不可とする領域を除いた領域に画像形成を行うように制御する。このようにして、ヘッドと記録媒体が衝突して、ヘッドが破損するのを防ぐ(例えば、特許文献1等である)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、連帳の記録媒体に含まれるスプライスや、連帳の記録媒体の画像形成面とヘッドとの距離が変動する、いわゆる「ばたつき」があると、ヘッドと記録媒体が接触する課題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像形成において、ヘッドと記録媒体が衝突するのを防ぐのを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、画像形成装置は、ヘッドを有し、前記ヘッドに基づき記録媒体に対して画像形成を行う画像形成装置であって、
前記記録媒体に対して光を投射して前記光の反射光を受光する光センサを用いて、前記記録媒体の垂直方向における移動である上下変動、及び、前記垂直方向における前記記録媒体までの距離を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づき、前記記録媒体と前記ヘッドが衝突する可能性がある領域である第1領域を設定する第1領域設定部と、
前記第1領域において前記記録媒体と前記ヘッドが衝突しないように、前記ヘッドを退避させる制御部と
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、画像形成において、ヘッドと記録媒体が衝突するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成装置の例を示す図である。
ハードウェア構成例を示す図である。
センサ構成例を示す図である。
第1領域、第2領域、及び、第3領域の設定例を示す図である。
全体処理例を示す図である。
機能構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付する図面を参照し、具体例を説明する。なお、実施形態は、以下に説明する具体例に限られない。
【0010】
[画像形成装置の構成例]
図1は、画像形成装置の例を示す図である。以下、図1に示す画像形成装置1を例にして本発明の実施形態を説明する。したがって、画像形成装置1は、入力される画像データに基づき、インクを用紙Wに吐出して、用紙W上に画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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