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公開番号2024061990
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-09
出願番号2022169699
出願日2022-10-24
発明の名称画像形成制御装置、画像形成制御方法及びプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B41J 29/38 20060101AFI20240430BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ジョブが切り替わる直前で欠陥が検出されても、正常に印刷された記録媒体と、欠陥検出された記録媒体とが混じらないようにする。
【解決手段】実施形態の画像形成制御装置は、検査結果で欠陥が検出されたか否かを判定し、欠陥が検出された場合、欠陥が検出された記録媒体を画像形成装置に再出力させる再出力制御部と、欠陥の判定において正常であると判定された正常読取画像に対応する正常記録媒体を、第一のトレイに出力するように制御し、欠陥の判定において欠陥が検知された欠陥読取画像に対応する欠陥記録媒体と、欠陥記録媒体の後続の後続記録媒体とを、第二のトレイに出力するように制御し、再出力される再出力記録媒体を第一のトレイに出力するように制御する出力先制御部と、先行ジョブの印刷条件、後続ジョブの印刷条件、及び、読取部と出力先との位置関係から、後続ジョブの開始タイミングを判定する判定部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置により先行ジョブに基づいて画像形成された記録媒体が、読取部により読み取られた読取画像の検査結果を、検査装置から取得する取得部と、
前記検査結果で欠陥が検出されたか否かを判定し、前記欠陥が検出された場合、欠陥が検出された記録媒体を前記画像形成装置に再出力させる再出力制御部と、
前記欠陥の判定において正常であると判定された正常読取画像に対応する正常記録媒体を、第一のトレイに出力するように制御し、前記欠陥の判定において欠陥が検知された欠陥読取画像に対応する欠陥記録媒体と、前記欠陥記録媒体の後続の後続記録媒体とを、第二のトレイに出力するように制御し、再出力される再出力記録媒体を前記第一のトレイに出力するように制御する出力先制御部と、
前記先行ジョブの印刷条件、後続ジョブの印刷条件、及び、前記読取部と出力先との位置関係から、前記後続ジョブの開始タイミングを判定する判定部と、
を備える画像形成制御装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
欠陥検出動作を優先させる欠陥検出動作優先モード、又は、生産性を優先させる生産性優先モードの設定を受け付ける設定部を更に備え、
前記判定部は、前記欠陥検出動作優先モードが設定されている場合、前記先行ジョブの印刷条件、後続ジョブの印刷条件、及び、前記読取部と出力先との位置関係に応じて、開始待ち時間を設けることにより、前記後続ジョブの開始タイミングを遅らせ、前記生産性優先モードが設定されている場合、前記開始待ち時間を設けない、
請求項1に記載の画像形成制御装置。
【請求項3】
前記開始待ち時間は、前記先行ジョブの欠陥検出の終了を示す欠陥検出終了通知を前記検査装置から受信するまでの時間である、
請求項2に記載の画像形成制御装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記欠陥検出動作優先モードが設定されており、かつ、前記後続ジョブの印刷条件に、前記後続ジョブに基づいて画像形成された記録媒体の折り動作が含まれている場合、前記開始待ち時間を設けると判定する、
請求項2又は3に記載の画像形成制御装置。
【請求項5】
前記判定部は、前記読取部と出力先との距離が閾値より小さい場合、前記開始待ち時間を設けると判定する、
請求項2又は3に記載の画像形成制御装置。
【請求項6】
前記第一のトレイは、前記画像形成装置に接続された後処理装置の第一の後処理トレイであり、
前記第二のトレイは、前記後処理装置の第二の後処理トレイである、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成制御装置。
【請求項7】
画像形成制御装置が、画像形成装置により先行ジョブに基づいて画像形成された記録媒体が、読取部により読み取られた読取画像の検査結果を、検査装置から取得するステップと、
前記画像形成制御装置が、前記検査結果で欠陥が検出されたか否かを判定し、前記欠陥が検出された場合、欠陥が検出された記録媒体を前記画像形成装置に再出力させるステップと、
前記画像形成制御装置が、前記欠陥の判定において正常であると判定された正常読取画像に対応する正常記録媒体を、第一のトレイに出力するように制御し、前記欠陥の判定において欠陥が検知された欠陥読取画像に対応する欠陥記録媒体と、前記欠陥記録媒体の後続の後続記録媒体とを、第二のトレイに出力するように制御し、再出力される再出力記録媒体を前記第一のトレイに出力するように制御するステップと、
前記画像形成制御装置が、前記先行ジョブの印刷条件、後続ジョブの印刷条件、及び、前記読取部と出力先との位置関係から、前記後続ジョブの開始タイミングを判定するステップと、
を含む画像形成制御方法。
【請求項8】
コンピュータを、
画像形成装置により先行ジョブに基づいて画像形成された記録媒体が、読取部により読み取られた読取画像の検査結果を、検査装置から取得する取得部と、
前記検査結果で欠陥が検出されたか否かを判定し、前記欠陥が検出された場合、欠陥が検出された記録媒体を前記画像形成装置に再出力させる再出力制御部と、
前記欠陥の判定において正常であると判定された正常読取画像に対応する正常記録媒体を、第一のトレイに出力するように制御し、前記欠陥の判定において欠陥が検知された欠陥読取画像に対応する欠陥記録媒体と、前記欠陥記録媒体の後続の後続記録媒体とを、第二のトレイに出力するように制御し、再出力される再出力記録媒体を前記第一のトレイに出力するように制御する出力先制御部と、
前記先行ジョブの印刷条件、後続ジョブの印刷条件、及び、前記読取部と出力先との位置関係から、前記後続ジョブの開始タイミングを判定する判定部、
として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成制御装置、画像形成制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
印刷部の欠陥を検出し、欠陥検出された印刷物などの記録媒体を別のトレイに排出し、記録媒体を再出力することで欠陥のある記録媒体を取り除いて印刷を継続する欠陥検知技術が従来から知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、画像形成装置もしくは画像形成装置の後続に連結する周辺機に中間トレイを設けておいて、そこに欠陥検出した用紙の後続用紙を退避させておいて、欠陥検出したページを再印刷して排出し終わったら、中間トレイに退避しておいた用紙を排出する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、ジョブが切り替わる直前で欠陥を検出した際に、正常に印刷された記録媒体と、欠陥検出された記録媒体とが混じってしまう問題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ジョブが切り替わる直前で欠陥を検出した際に、正常に印刷された記録媒体と、欠陥検出された記録媒体とが混じらないようにする画像形成制御装置、画像形成制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像形成装置により先行ジョブに基づいて画像形成された記録媒体が、読取部により読み取られた読取画像の検査結果を、検査装置から取得する取得部と、前記検査結果で欠陥が検出されたか否かを判定し、前記欠陥が検出された場合、欠陥が検出された記録媒体を前記画像形成装置に再出力させる再出力制御部と、前記欠陥の判定において正常であると判定された正常読取画像に対応する正常記録媒体を、第一のトレイに出力するように制御し、前記欠陥の判定において欠陥が検知された欠陥読取画像に対応する欠陥記録媒体と、前記欠陥記録媒体の後続の後続記録媒体とを、第二のトレイに出力するように制御し、再出力される再出力記録媒体を前記第一のトレイに出力するように制御する出力先制御部と、前記先行ジョブの印刷条件、後続ジョブの印刷条件、及び、前記読取部と出力先との位置関係から、前記後続ジョブの開始タイミングを判定する判定部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ジョブが切り替わる直前で欠陥が検出されても、正常に印刷された記録媒体と、欠陥検出された記録媒体とが混じらないようにすることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の画像形成システムの装置構成の例を示す図である。
図2は、実施形態の検査装置のハードウェア構成の例を示す図である。
図3は、実施形態のエンジンコントローラ、プリントエンジン及び検査装置の機能構成の例を示す図である。
図4は、実施形態のエンジン制御部の機能構成の例を示す図である。
図5は、実施形態のプリントエンジン、検査装置及び後処理装置の機械的な構成、及び、用紙の搬送経路について説明するための図である。
図6は、実施形態のマスター画像生成部の機能構成の例を示す図である。
図7Aは、P3の用紙について欠陥が検知された場合の、用紙の搬送状態を示す図である。
図7Bは、P3の欠陥が検知された後、再印刷であるP3´以降のページが給紙されて搬送されている状態を示す図である。
図7Cは、再印刷であるP8´までの給紙が終わり、続きであるP9を給紙トレイから給紙しようとしている状態を示す図である。
図7Dは、P10までの排紙が完了した状態を示す図である。
図8Aは、先行ジョブの最終紙で欠陥が検出された状態における従来の動作を説明するための図である。
図8Bは、先行ジョブの最終紙で欠陥が検出された状態における従来の動作を説明するための図である。
図9は、実施形態のエンジン制御部の動作切り替え設定の例を示すフローチャートである。
図10は、実施形態のエンジン制御部の印刷開始制御の例を示すフローチャートである。
図11は、実施形態の印刷開始判定(ステップS13)の処理例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、画像形成制御装置、画像形成制御方法及びプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
なお、下記実施の形態では、画像形成装置が、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機である場合を例にして説明するが、画像形成装置は、複写機、プリンタ、スキャナ装置又はファクシミリ装置等、任意でよい。
(【0011】以降は省略されています)

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