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公開番号2024060346
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-02
出願番号2022167665
出願日2022-10-19
発明の名称表示システム、プログラム、表示方法
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 21/436 20110101AFI20240424BHJP(電気通信技術)
要約【課題】優先される表示装置に対する送信フレームレートを、他の表示装置よりも高く設定する技術を提供すること。
【解決手段】本発明は、端末装置40と複数の表示装置20が通信可能な表示システム100であって、前記端末装置は、前記複数の表示装置にそれぞれ映像を送信する第一の通信部と、前記複数の表示装置のうち一台以上の表示装置を優先機に設定する優先機設定部と、前記優先機設定部により優先機に設定された表示装置に対する前記映像の送信フレームレートを、優先機でない表示装置よりも高く設定するフレームレート設定部と、を有し、前記複数の表示装置は、前記映像を受信する第二の通信部と、前記第二の通信部が受信した前記映像を出力する出力部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
端末装置と複数の表示装置が通信可能な表示システムであって、
前記端末装置は、
前記複数の表示装置にそれぞれ映像を送信する第一の通信部と、
前記複数の表示装置のうち一台以上の表示装置を優先機に設定する優先機設定部と、
前記優先機設定部により優先機に設定された表示装置に対する前記映像の送信フレームレートを、優先機でない表示装置よりも高く設定するフレームレート設定部と、を有し、
前記複数の表示装置は、
前記映像を受信する第二の通信部と、
前記第二の通信部が受信した前記映像を出力する出力部と、
を有する表示システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記表示装置は、
前記映像に対するタッチ操作を受け付ける操作受付部、を有し、
前記第二の通信部は、前記タッチ操作に基づくタッチ信号を前記端末装置に送信し、
前記優先機設定部は、前記第一の通信部がタッチ信号を受信した前記表示装置を前記優先機に設定し、
前記フレームレート設定部は、前記タッチ信号を送信した前記表示装置に対する送信フレームレートを、前記タッチ信号を送信しない前記表示装置よりも高くすることを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
【請求項3】
前記端末装置は、
前記端末装置に接続している前記複数の表示装置のリストを表示する表示制御部と、
前記複数の表示装置のリストから任意の表示装置の選択を受け付ける操作受付部と、を有し、
前記優先機設定部は、前記操作受付部が選択を受け付けた前記表示装置を前記優先機に設定し、
前記フレームレート設定部は、前記操作受付部が選択を受け付けた前記表示装置に対する送信フレームレートを、前記操作受付部が選択を受け付けていない前記表示装置よりも高くすることを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
【請求項4】
前記端末装置は、
前記優先機設定部が、前記第一の通信部がタッチ信号を受信することで前記優先機に設定した前記表示装置の識別情報を表示する表示制御部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示システム。
【請求項5】
前記優先機設定部は、前記第一の通信部がタッチ信号を受信していない時間が閾値以上、継続した場合、前記優先機の設定を解除し、
前記フレームレート設定部は、前記優先機の設定を解除した表示装置に対する送信フレームレートを、解除する前よりも低くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示システム。
【請求項6】
前記優先機設定部が前記優先機を設定する前、
前記フレームレート設定部は、前記端末装置に接続している前記複数の表示装置に対し均等な送信フレームレートを設定し、
前記優先機設定部が前記優先機を設定した場合、
前記フレームレート設定部は、前記優先機設定部により前記優先機に設定された表示装置に対する送信フレームレートを、均等な送信フレームレートよりも高くすることを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
【請求項7】
前記フレームレート設定部は、前記優先機設定部により前記優先機に設定されていない表示装置に対する送信フレームレートを、均等な送信フレームレートよりも低くすることを特徴とする請求項6に記載の表示システム。
【請求項8】
前記優先機設定部は、すでに前記優先機に設定した前記表示装置がある状態で、前記第一の通信部がタッチ信号を受信した場合、同時に優先機に設定可能な前記表示装置の数以下の範囲で、前記タッチ信号を送信した前記表示装置を前記優先機に設定することを特徴とする請求項2に記載の表示システム。
【請求項9】
複数の表示装置が前記優先機に設定された場合、前記フレームレート設定部は、非優先機へ最低限の送信フレームレートを割り当て、前記端末装置における送信フレームレートの最大値からの残りを複数の優先機に均等に割り振ることを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
【請求項10】
前記端末装置は、前記第一の通信部が受信する前記タッチ信号に基づいて前記複数の表示装置に対する操作頻度を検出する操作頻度検出部を有し、
前記フレームレート設定部は、前記操作頻度に応じた送信フレームレートを前記複数の表示装置ごとに決定することを特徴とする請求項2に記載の表示システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示システム、プログラム、及び表示方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
スマートフォンやPC(Personal Computer)等の端末装置と、ディスプレイやプロジェクター等の表示装置とが無線通信し、端末装置から表示装置に映像や音声を無線で出力する技術が知られている。また、無線通信により映像や音声だけでなく、表示装置に対しユーザーがタッチしたタッチ信号を表示装置が端末装置に送信することで、表示装置から端末装置を操作する技術も知られている。
【0003】
端末装置と表示装置の双方が映像を再生する場合に、映像の同期を取る技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、端末装置は、動画データを符号化データにトランスコードして表示装置に送信するまでにかかるソース処理時間を算出し、表示装置は、符号化データを受信してから復号するまでにかかるシンク処理時間を算出し、ソース処理時間演算部とシンク処理時間との和の分遅延を施す技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、端末装置が複数の表示装置と接続している場合に、優先される表示装置に対する送信フレームレートを、他の表示装置よりも高く設定していないという問題がある。例えば、一台の端末装置と複数の表示装置とが、直接又はアクセスポイントを通じて無線で双方向に通信する場合がある。この場合、端末装置は表示装置の数だけ画面データを各表示装置に送信する処理を繰り返すため、端末装置の処理負荷が増大する。端末装置は処理能力が許容する送信フレームレートで各表示装置に画面データを送信するが、表示装置一台当たりの送信フレームレートが低い場合、表示装置をユーザーが操作した場合に遅延が生じる場合があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑み、優先される表示装置に対する送信フレームレートを、他の表示装置よりも高く設定する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題に鑑み、本発明は、端末装置と複数の表示装置が通信可能な表示システムであって、前記端末装置は、前記複数の表示装置にそれぞれ映像を送信する第一の通信部と、前記複数の表示装置のうち一台以上の表示装置を優先機に設定する優先機設定部と、前記優先機設定部により優先機に設定された表示装置に対する前記映像の送信フレームレートを、優先機でない表示装置よりも高く設定するフレームレート設定部と、を有し、前記複数の表示装置は、前記映像を受信する第二の通信部と、前記第二の通信部が受信した前記映像を出力する出力部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
優先される表示装置に対する送信フレームレートを、他の表示装置よりも高く設定する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
端末装置が表示する映像と音声を、複数の表示装置が出力する表示システムの概略動作を説明する図である。
表示システムのシステム構成図の一例である。
表示装置のハードウェア構成を示すブロック図の一例である。
端末装置のハードウェア構成図の一例である。
端末装置と表示装置の機能をブロックに分けて説明する機能ブロック図の一例である。
ユーザー情報記憶部に記憶されたユーザー情報の一例を示す図である。
表示システムが送信フレームレートを変更する処理を説明するシーケンス図の一例である。
端末装置が優先機に設定される表示装置を受け付け、送信フレームレートを変更する処理を説明するフローチャート図の一例である。
端末装置が表示する優先設定受付画面の一例を示す図である。
タッチ操作された表示装置を優先機に設定して、送信フレームレートを変更する処理を説明するフローチャート図の一例である。
端末装置が表示する優先設定表示装置画面の一例を示す図である。
フレームレート設定部が送信フレームレートをどのように変更するかを説明する図である。
端末装置と表示装置の機能をブロックに分けて説明する機能ブロック図の一例である。
フレームレート設定部が、各表示装置の操作頻度を記録する処理を説明するフローチャート図の一例である。
端末装置が表示装置の操作頻度に応じて送信フレームレートを変更する処理を説明するフローチャート図の一例である。
操作頻度に応じた各表示装置の送信フレームレートの決定方法を説明するフローチャート図の一例である。
端末装置と表示装置がN:1の場合のシステム構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態の一例として、表示システムと表示システムが行う表示方法について図面を参照しながら説明する。
【実施例】
【0010】
<処理の概略>
図1は、端末装置40が表示する映像と音声を、複数の表示装置20が出力する表示システム100の概略動作を説明する図である。図1に示すように、一台の端末装置40と複数(図1では三台)の表示装置20とがアクセスポイント8を介して、無線で通信可能である。端末装置40はディスプレイに映像などの画面を表示しており、表示している画面の画面データを三台の表示装置20に送信する。三台の表示装置20は、画面データを受信して表示パネルに表示すると共に、それぞれ表示パネルへのタッチや手書きデータ等を端末装置40に送信している。
(【0011】以降は省略されています)

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