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公開番号2024058790
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166113
出願日2022-10-17
発明の名称シャント抵抗器およびシャント抵抗器の製造方法
出願人KOA株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01C 13/00 20060101AFI20240422BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】所望の抵抗温度特性を満たすことができるシャント抵抗器が提供される。
【解決手段】シャント抵抗器1は、抵抗体5の両端に接続する一対の電極6,7を備える。一対の電極6,7は、一対の電圧検出部20,21を有し、一対の電圧検出部20,21の間の抵抗体5に穴70が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電流検出に用いられるシャント抵抗器であって、
抵抗体と、
前記抵抗体の両端に接続する一対の電極と、を備え、
前記一対の電極は、それぞれ前記抵抗体に隣接する一対の電圧検出部を有し、
前記一対の電圧検出部の間の前記抵抗体に穴を設けた、シャント抵抗器。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記シャント抵抗器は、電流の一部が迂回して流れる迂回電流流路部を備え、
前記迂回電流流路部は、前記抵抗体の一部および前記一対の電極の一部からなり、
前記電圧検出部は、前記迂回電流流路部の前記一対の電極に設けられ、
前記穴は前記迂回電流流路部の前記抵抗体に設けられている、請求項1に記載のシャント抵抗器。
【請求項3】
前記迂回電流流路部は、前記シャント抵抗器の長さ方向に平行な面に設けられた突出部である、請求項2に記載のシャント抵抗器。
【請求項4】
前記シャント抵抗器は、前記電極と電気的に接続し、前記一対の電圧検出部の所定の位置にそれぞれ設けられた一対の電圧検出端子を備え、
前記穴は、前記シャント抵抗器の使用温度範囲に対して所定の抵抗温度特性範囲を満たす位置および大きさで設けられ、且つ、前記一対の電圧検出端子の接続位置を通る直線上にかかる位置および大きさで設けられた、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載のシャント抵抗器。
【請求項5】
抵抗体と、前記抵抗体の両端に接続し、かつ前記抵抗体に隣接する一対の電圧検出部を有する一対の電極と、を備えたシャント抵抗器の製造方法であって、
前記一対の電圧検出部の間の前記抵抗体に穴を設ける工程を含み、
前記穴の位置および大きさによって抵抗温度特性を調整する、シャント抵抗器の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シャント抵抗器およびシャント抵抗器の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、シャント抵抗器は、電流検出用途に広く用いられている。このようなシャント抵抗器は、板状の抵抗体と、抵抗体の両端に接合された板状の電極と、を備えている。このような抵抗体は、銅・ニッケル系合金、銅・マンガン系合金、鉄・クロム系合金、ニッケル・クロム系合金などの合金で構成されており、このような電極は、銅などの高導電性金属から構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-176195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなシャント抵抗器では、温度変動の影響が小さい電流検出を可能とするために、抵抗温度係数(TCR)ができるだけ0に近いことが要請されている。抵抗温度係数(TCR)とは、温度変化による抵抗値の変化の割合を示す指標であり、抵抗温度係数(TCR)が0に近づくほど抵抗値の変化が小さくなる。シャント抵抗器のTCRを改善するために、例えば、マンガニン(登録商標)などのTCRが小さい合金が抵抗体の材料として使用されている。しかしながら、抵抗体材料の選定によるTCRの調整(改善)には限界がある。
【0005】
特許文献1は、突出部の突出量を調整することによってTCRを調整するシャント抵抗器を開示している。しかしながら、特許文献1で開示されたシャント抵抗器では、突出部の突出量によってTCRを調整するため、ロット毎または単体毎に製品の外形寸法が変わってしまう問題がある。
【0006】
特許文献1で開示されたシャント抵抗器では、材料ロット毎の特性ばらつき、突出部の寸法ばらつき、電圧検出端子を接続するときの位置ばらつきによって、ロット毎または単体毎でTCRにばらつきが生じてしまう場合がある。例えば、材料ロット毎の特性ばらつきによってTCRにばらつきが生じても、TCRを調整するために、後から突出部の寸法や電圧検出端子の位置を容易に調整することはできない。
【0007】
そこで、本発明は、製品のサイズ寸法を変えることなく、TCRを容易に調整することができる、すなわち所望の抵抗温度特性を満たすことができるシャント抵抗器を提供することを目的とする。
【0008】
本発明は、所望の抵抗温度特性を満たすことができるシャント抵抗器の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一態様では、電流検出に用いられるシャント抵抗器が提供される。シャント抵抗器は、抵抗体と、前記抵抗体の両端に接続する一対の電極と、を備え、前記一対の電極は、それぞれ前記抵抗体に隣接する一対の電圧検出部を有し、前記一対の電圧検出部の間の前記抵抗体に穴を設けた。
【0010】
一態様では、前記シャント抵抗器は、電流の一部が迂回して流れる迂回電流流路部を備え、前記迂回電流流路部は、前記抵抗体の一部および前記一対の電極の一部からなり、前記電圧検出部は、前記迂回電流流路部の前記一対の電極に設けられ、前記穴は前記迂回電流流路部の前記抵抗体に設けられている。
一態様では、前記迂回電流流路部は、前記シャント抵抗器の長さ方向に平行な面に設けられた突出部である。
一態様では、前記シャント抵抗器は、前記電極と電気的に接続し、前記一対の電圧検出部の所定の位置にそれぞれ設けられた一対の電圧検出端子を備え、前記穴は、前記シャント抵抗器の使用温度範囲に対して所定の抵抗温度特性範囲を満たす位置および大きさで設けられ、且つ、前記一対の電圧検出端子の接続位置を通る直線上にかかる位置および大きさで設けられた。
(【0011】以降は省略されています)

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