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公開番号2024058669
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2024005258,2022207805
出願日2024-01-17,2019-01-25
発明の名称紙葉類回収搬送システム
出願人株式会社エース電研
代理人個人
主分類B65H 29/52 20060101AFI20240418BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】カールした紙葉類であっても、空気流の作用で搬送する副搬送装置から取込装置を介して主搬送路へ詰まりなく送り込むことのできる紙葉類回収搬送システムを提供する。
【解決手段】紙葉類回収搬送システムは、複数の取込装置45を経由して目的地へ延設された主搬送管内に発生させた空気流の作用で紙幣を搬送する主搬送装置と、遊技島内で回収した紙幣を一時的に蓄えて繰り出す中継ボックスと、中継ボックスから受けた紙幣を副搬送管内に発生させた空気流の作用で搬送して取込装置45へ受け渡す副搬送装置を備え、取込装置は副搬送管の終端に接続された進入通路部130aと、進入通路部の出口から紙葉類を受け入れて搬送管内へ送り出す搬送部とを有し、進入通路部は、紙葉類の厚み方向の通路幅が出口に向けて次第に狭くされると共に、出口の通路幅E1は紙葉類のカールを是正する大きさにされている。
【選択図】図39
特許請求の範囲【請求項1】
施設内の複数の取り込み場所から紙葉類を回収し、その回収した紙葉類を空気流の作用で所定の目的地へ搬送する紙葉類回収搬送システムであって、
前記複数の取り込み場所を経由して前記目的地へ至るように延設された搬送管と、前記搬送管内に前記目的地へ向かう空気流を発生させる空気流発生装置と、前記複数の取り込み場所にそれぞれ設けられ、紙葉類を前記搬送管内へ送り出す紙葉類取込装置と、を備えた主搬送装置と、
前記紙葉類取込装置に対応して設けられ、所定のローカルエリアで回収した紙葉類を一時的に蓄える機能と、蓄えた紙葉類を繰り出す機能を備えた中継装置と、
前記中継装置とこれに対応する前記紙葉類取込装置とを繋ぐ副搬送管と、前記副搬送管内に前記紙葉類取込装置へ向かう空気流を発生させる往路空気流発生装置とを備え、前記中継装置から前記副搬送管内へ繰り出された紙葉類を前記往路空気流発生装置が発生させた空気流の作用で搬送して、前記紙葉類取込装置に受け渡す副搬送装置と、
を備え、
前記紙葉類取込装置は、前記副搬送管の終端に接続された進入通路部と、前記進入通路部の出口から紙葉類を受け入れ、該紙葉類を搬送して前記搬送管内へ送り出す搬送部とを有し、
前記進入通路部は、紙葉類の厚み方向の通路幅が出口に向けて次第に狭くされていると共に、前記出口の前記通路幅は、前記紙葉類のカールを是正する大きさにされている
ことを特徴とする紙葉類回収搬送システム。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記搬送部の搬送路の前記通路幅は前記進入通路部の出口に接続される入口部において前記進入通路部の出口より広くされていると共に下流に向けて次第に狭くされており、前記搬送路の前記通路幅の中心と前記進入通路部の出口の通路幅の中心とが位置合わせされている
ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類回収搬送システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送管内に発生させた空気流によって紙幣などの紙葉類を搬送して回収する紙葉類回収搬送システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
紙幣の投入を受けて遊技者に遊技球(パチンコ球など)を貸し出す遊技球貸機とパチンコ機などの遊技機とを一組にしたものを複数組併設収容した遊技機島の内部には、各遊技球貸機に投入された紙幣を遊技機島の端部に設けた金庫まで搬送する搬送装置が遊技機島の長手方向に沿って設けてある。
【0003】
また、下記特許文献1および特許文献2には、遊技場内に分散する各遊技機島の金庫に蓄えられている紙幣を、閉店後など店員が各遊技機島を回って回収して店舗の事務所にある主金庫に運んで保管する作業を軽減するために、遊技場内の各遊技機島の金庫から紙幣を回収して事務所の主金庫まで自動搬送する搬送システムが開示されている。
【0004】
このような搬送システムにおいては、搬送路を異なるフロアに跨って設置したり天井裏を通したりするなど各遊技場の事情に応じた多様な設置態様が求められるので、搬送路として、直線部のほか、進路を左右に変えるための湾曲部や、進路を水平方向から上下方向(あるいは上下方向から水平方向)に変えるための湾曲部を備えることが望ましい。
【0005】
しかし、紙幣は、紙面を内側に向けて曲げること(紙面に直交する方向が径方向となる湾曲)は容易であるが、これと直交する方向の変形(紙面を含む平面内での湾曲)はしない。そのため、前者の方向に紙幣が湾曲しながら通る湾曲部のみを用意し、たとえば、横姿勢で紙幣を搬送する場合、進路を水平から上下に変える箇所では横姿勢のままその湾曲部を通過させ、進路を左右に変える箇所では、湾曲部の前後に紙幣の姿勢を横姿勢と縦姿勢の間で入れ替えるねじり管を配置して対応していた。
【0006】
すなわち、湾曲部の上流側のねじり管で紙幣を横姿勢から縦姿勢に変えた後、湾曲部で進路を左右に変更し、その湾曲部の下流のねじり管で紙幣の姿勢を縦姿勢から元の横姿勢に戻すといったことが行われていた。
【0007】
また、特許文献1、2によれば、各遊技機島の金庫から紙幣を回収して事務所の主金庫まで搬送する主搬送路は天井裏や天井近くに設置されるため、遊技機島の金庫からその上方にある主搬送路まで紙幣を縦に搬送する副搬送路を設け、該副搬送路の終端に該副搬送路によって搬送されてきた紙幣を主搬送路に送り込む取込装置を設置していた。副搬送路は、管状であり、その中を下方から上方に向かう空気流を空気流発生装置によって発生させ、該空気流の作用で移動する搬送補助体で紙幣を下方から押し上げて搬送するようになっている。搬送完了後は空気流を停止させることで搬送補助体を下方の待機位置へ自然落下させていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2018-2378号公報
特開2014-198617号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
湾曲部として、紙幣が紙面を内側に曲げながら通るタイプの湾曲部のみを用意し、他の方向のカーブに対して該湾曲管の前後にねじり管を設けて対応する方法では、複雑な構造のねじり管を必要とするため部品コストが嵩んでしまう。また、ねじり管の部分では紙幣が詰まりやすい。特許文献1、2では、湾曲部の前後にねじり管を集中配置することで、点検や詰まり解消の作業の容易化を図っているが、紙幣の詰まりが根本的に解消されるものではない。さらに搬送管内壁への紙幣の張り付きを低減するには紙幣を縦姿勢で搬送することが望まれる。
【0010】
また、副搬送路から取込装置を介して主搬送路に紙幣を送り込む部分で、Z字状に折れ曲がった紙幣(Z札)、先端が切れた紙幣(切れ札)、カールした紙幣(カール札)等が詰まり易かった。また、特許文献1に開示の取込装置は、取り込んだ紙幣を搬送ベルトと挟持ローラで挟持して主搬送路へ送り出す搬送部を備えているが、Z札が折り込まれた状態のまま挟持されると、主搬送路への出口手前にある排出ローラへの巻き込み等が発生し、紙幣の端部が破けたり傷ついたり、紙幣が詰まったりする等の問題が起きてしまう。
(【0011】以降は省略されています)

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