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公開番号2024058636
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2023176615
出願日2023-10-12
発明の名称包装体
出願人株式会社カナエ
代理人弁理士法人藤本パートナーズ
主分類B65D 83/04 20060101AFI20240418BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】被収容物が飛び出すおそれを低減し、収容部の内部から被収容物を容易に取り出し可能な包装体を提供する。
【解決手段】開口23が設けられ内部に被収容物11が収容された収容部22aが形成され及び開口23の周縁に延設されたフランジ部24が形成された基材21、並びに、開口23を被覆する被覆部31aが形成されるようにフランジ部24に接着された蓋材シート30、を有する包装本体10aと、包装本体10aに対して相対移動させることが可能なように構成され包装本体10aに装着されたスライド部材50aと、を備え、スライド部材50aには、被覆部31aを押し破ることが可能な爪部61aが設けられている、包装体1aである。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
開口が設けられ内部に被収容物が収容された収容部が形成され及び前記開口の周縁に延設されたフランジ部が形成された基材、並びに、前記開口を被覆する被覆部が形成されるように前記フランジ部に接着された蓋材シート、を有する包装本体と、
該包装本体に対して相対移動させることが可能なように構成され前記包装本体に装着されたスライド部材と、を備え、
該スライド部材には、前記被覆部を押し破ることが可能な爪部が設けられている、包装体。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記スライド部材には、前記収容部を収容しスライド移動させる隙間を形成している基材覆い凹部と、前記隙間において前記収容部をスライド移動させるときに前記収容部を前記爪部の方向へと押圧して前記被覆部を前記爪部に押し当てる押圧部とが設けられている、請求項1に記載された包装体。
【請求項3】
開口が設けられ内部に被収容物が収容された収容部が形成され及び前記開口の周縁に延設されたフランジ部が形成された基材、並びに、前記開口を被覆する被覆部が形成されるように前記フランジ部に接着された蓋材シート、を有する包装本体と、
該包装本体に対して前記蓋材シートのシート面に沿った方向に相対移動させることが可能なように構成され前記包装本体に装着されたスライド部材と、を備え、
該スライド部材には、前記被覆部を押し破らない非突出状態から前記被覆部を押し破る突出状態へ変形させることが可能なように構成された爪部が設けられている、包装体。
【請求項4】
前記被覆部に対して前記収容部が配される方向を下方とし、且つ、突出状態に変形した前記爪部が前記被覆部を引き裂くように前記スライド部材に対して前記包装本体を進めることが可能な方向を前方とする場合に、前記収容部は、
前記収容部の前端部において前記被収容物を後方に寄せるように傾斜が形成された前端壁部と、
該前端壁部の後方において前記被収容物を前記収容部の中央に寄せるように両側に傾斜が形成された側壁部と、を含む、
請求項1又は請求項3に記載された包装体。
【請求項5】
前記スライド部材は、前記包装本体に対して前記被覆部を含む前記蓋材シートの一部を覆うように配され、且つ、前記包装本体と前記スライド部材との相対移動に応じて前記被覆部に対峙する位置となる場合がある対峙可能部分を有する蓋材覆い部を有し、
該蓋材覆い部における前記対峙可能部分には、前記爪部と、前記蓋材シートの一部を覆う蓋材覆い板とが設けられ、且つ、前記被収容物の取出し口が形成されている、請求項1又は請求項3に記載された包装体。
【請求項6】
前記スライド部材は、前記包装本体に対して前記被覆部を含む前記蓋材シートの一部を覆うように配される蓋材覆い部と、該蓋材覆い部に連結され且つ前記包装本体に対して前記収容部を含む前記基材の一部を覆うように配される基材覆い部と、を有し、前記蓋材覆い部と前記基材覆い部との間には隙間が形成されており、
前記包装本体には前記隙間から突出するように配される摘まみ部が設けられている、請求項1又は請求項3に記載された包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装本体と、該包装本体に装着される部材と、を備える包装体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
医薬品又はサプリメントの錠剤又はカプセル剤等の被収容物を収容するために、プレススルーパック(press through pack:以下「PTP」ともいう)シートが用いられている。PTPシートは、例えば特許文献1に記載されているように「PTP包装体」ともいわれる。PTPシートは、基材と蓋材シートとを有する。基材はシート状であり、開口が設けられ内部に被収容物が収容される収容部と、該収容部における開口の周縁に延設されたフランジ部と、が形成されている。蓋材シートは、収容部の開口を被覆する被覆部が形成されるようにフランジ部に接着されている。一般的に、PTPシートの使用者は、指先で収容部を押し潰すように変形させ、それにより、収容部の内部で被収容物を蓋材シートの被覆部に押し付けて該被覆部を押し破らせ、被収容物を取り出すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-6605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、収容部を押し潰すように変形させると、被収容物に被覆部を押し破らせた弾みで、PTPシートから不意に被収容物が飛び出す場合がある。PTPシートに限らず、基材と蓋材シートとを剥離させて被収容物を取り出し可能に構成されたブリスターパックでも、勢いよく剥離させた弾みで、ブリスターパックから不意に被収容物が飛び出す場合がある。
【0005】
そこで、本発明の課題は、被収容物が飛び出すおそれを低減し、収容部の内部から被収容物を容易に取り出し可能な包装体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決するために、一実施形態に係る包装体は、開口が設けられ内部に被収容物が収容された収容部が形成され及び前記開口の周縁に延設されたフランジ部が形成された基材、並びに、前記開口を被覆する被覆部が形成されるように前記フランジ部に接着された蓋材シート、を有する包装本体と、
該包装本体に対して相対移動させることが可能なように構成され前記包装本体に装着されたスライド部材と、を備え、
該スライド部材には、前記被覆部を押し破ることが可能な爪部が設けられている。
【0007】
斯かる包装体によれば、包装本体とスライド部材とを相対移動させて、包装本体における被覆部を、スライド部材における爪部により押し破ることができる。その後、さらに包装本体とスライド部材とを相対移動させると、爪部により被覆部が引き裂かれ、被覆部に破断口が生じる。収容部の内部から破断口を通じて被収容物を取り出すことができる。このため、被覆部に破断口が生じていない場合と比べて、被収容物が飛び出すおそれは低減され、収容部の内部から被収容物を取り出すことが容易となる。
【0008】
前記スライド部材には、前記収容部を収容しスライド移動させる隙間を形成している基材覆い凹部と、前記隙間において前記収容部をスライド移動させるときに前記収容部を前記爪部の方向へと押圧して前記被覆部を前記爪部に押し当てる押圧部とが設けられ得る。
【0009】
斯かる包装体によれば、スライド部材をスライド移動させることにより、隙間において収容部をスライド移動させると、収容部と共に被覆部もスライド移動させることとなる。このようにスライド移動させる際、押圧部により収容部が爪部の方向へと押圧されると、押圧された収容部に押された被覆部が爪部に押し当てられる。このため、押圧部及び爪部により、被覆部を押し破ることが容易となる。
【0010】
また、上記した課題を解決するために、一実施形態に係る包装体は、開口が設けられ内部に被収容物が収容された収容部が形成され及び前記開口の周縁に延設されたフランジ部が形成された基材、並びに、前記開口を被覆する被覆部が形成されるように前記フランジ部に接着された蓋材シート、を有する包装本体と、
該包装本体に対して前記蓋材シートのシート面に沿った方向に相対移動させることが可能なように構成され前記包装本体に装着されたスライド部材と、を備え、
該スライド部材には、前記被覆部を押し破らない非突出状態から前記被覆部を押し破る突出状態へ変形させることが可能なように構成された爪部が設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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