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公開番号2024058505
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165920
出願日2022-10-15
発明の名称ボーリング情報共有システム
出願人日邦電機株式会社
代理人個人
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20240418BHJP(計算;計数)
要約【課題】遠隔地であってもボーリング柱状図を作成する際に必要な情報や土質サンプルの画像データなどを速報データとして取得・閲覧可能であるボーリング情報共有システムを提供する。
【解決手段】ボーリング情報共有システム100は、ボーリング柱状図を作成するための基本情報と、ボーリング・標準貫入試験によって得られた試験情報と、採取された土質サンプルおよび現場状況に関する画像データと、を含むボーリング情報を、ボーリング・標準貫入試験を行う現場において取得可能である携帯情報端末1を含む複数の端末と、複数の端末と通信可能に接続され、ボーリング情報が保存されるとともに、ボーリング情報に基づいてボーリング柱状図を作成するサーバ80と、を備え、任意の端末によりサーバ80に接続することで、ボーリング情報と、ボーリング柱状図とを、任意の端末から閲覧・取得可能とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
地盤に杭を打ち込むための深度を調査するボーリング・標準貫入試験に基づいて得られたボーリング情報を複数の端末で共有する、ボーリング情報共有システムであって、
前記複数の端末は、ボーリング柱状図を作成するための基本情報と、ボーリング・標準貫入試験によって得られた試験情報と、採取された土質サンプルおよび現場状況に関する画像データと、を含むボーリング情報を、ボーリング・標準貫入試験を行う現場において順次取得可能である携帯情報端末を含み、
前記複数の端末と通信ネットワークを介して相互に通信可能に接続され、前記ボーリング情報が保存されるとともに、前記ボーリング情報に基づいて順次作成されるボーリング柱状図が保存されるサーバを備え、
任意の前記端末により前記サーバに接続することで、前記現場で順次取得される基本情報、試験情報、および画像データを含む前記ボーリング情報と、前記ボーリング情報に基づいて順次作成されるボーリング柱状図とを、任意の前記端末から閲覧および/または取得可能である、
ボーリング情報共有システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記携帯情報端末は、所定空間をスキャンすることで2点間の距離を計測可能な測距手段を有し、
前記測距手段により前記ボーリング調査の地点と所定の基準点をスキャンして、前記ボーリング調査の地点と前記所定の基準点の2点間の距離を計測し、
前記サーバに予め保存された前記ボーリング調査の地点を含む図面データに、前記所定の基準点と前記2点間の距離に基づいて、前記ボーリング調査の地点がプロットされる、
請求項1に記載のボーリング情報共有システム。
【請求項3】
前記サーバは、土質粒径と土質色調を判別する土質判別部を有し、
前記土質判別部は、
前記土質の画像データに対して、所定の画像解析を実行することで、土質粒径と土質色調を判別して前記ボーリング柱状図に反映させる、
請求項1に記載のボーリング情報共有システム。
【請求項4】
前記サーバは、複数のボーリング調査の地点における前記ボーリング情報を蓄積して、前記図面データよりも広域な図面データにマッピングを行い、
前記蓄積されたボーリング情報のうち、任意の地点の近傍のボーリング情報を用いて、前記任意の地点のボーリング情報を推定する、
請求項2に記載のボーリング情報共有システム。
【請求項5】
前記サーバは、入力された前記ボーリング情報が前記ボーリング調査の周辺エリアのボーリング調査の既知情報と比較して、所定の閾値を超えた場合にはその旨を報知する、
請求項4に記載のボーリング情報共有システム。
【請求項6】
地盤に杭を打ち込むための深度を調査するボーリング・標準貫入試験に基づいて得られたボーリング情報を複数の端末で共有する、ボーリング情報共有システムにおいて、
携帯情報端末を含む前記複数の端末と通信ネットワークを介して相互に通信可能に接続され、前記ボーリング情報が保存されるとともに、前記ボーリング情報に基づいて順次作成されるボーリング柱状図が保存されるサーバを備え、
前記携帯情報端末のコンピュータを、
ボーリング柱状図を作成するための基本情報と、ボーリング・標準貫入試験によって得られた試験情報と、採取された土質サンプルおよび現場状況に関する画像データと、を含む前記ボーリング情報を、ボーリング・標準貫入試験を行う現場において順次取得可能に機能させ、
任意の前記端末により前記サーバに接続することで、前記現場で順次取得される基本情報、試験情報、および画像データを含む前記ボーリング情報と、前記ボーリング情報に基づいて順次作成されるボーリング柱状図とを、任意の前記端末から閲覧および/または取得可能とする、プログラム。
【請求項7】
地盤に杭を打ち込むための深度を調査するボーリング・標準貫入試験に基づいて得られたボーリング情報を複数の端末で共有する、ボーリング情報共有システムにおいて、
前記複数の端末は、ボーリング柱状図を作成するための基本情報と、ボーリング・標準貫入試験によって得られた試験情報と、採取された土質サンプルおよび現場状況に関する画像データと、を含む前記ボーリング情報を、ボーリング・標準貫入試験を行う現場において順次取得可能である携帯情報端末を含み、
サーバのコンピュータを、
前記複数の端末と通信ネットワークを介して相互に通信可能に接続され、前記ボーリング情報が保存されるとともに、前記ボーリング情報に基づいて順次作成されるボーリング柱状図が保存されるように機能させ、
任意の前記端末により前記サーバに接続することで、前記現場で順次取得される基本情報、試験情報、および画像データを含む前記ボーリング情報と、前記ボーリング情報に基づいて順次作成されるボーリング柱状図とを、任意の前記端末から閲覧および/または取得可能とする、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地盤に杭を打ち込むための深度を調査するボーリング・標準貫入試験に基づいて得られたボーリング情報を複数の端末で共有するボーリング情報共有システム等に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
地盤に構造物を作る際には、地盤を調べるためにボーリング調査(土質ボーリング調査)が行われる。ボーリング調査には複数の手法が知られており、その一手法である標準貫入試験(standard penetration test:SPT)は、JIS A 1219において規定されているように、SPTサンプラーを動的貫入することによって地盤の硬軟,締まり具合の判定、および土層構成を把握するための試料の採取を目的とする。
【0003】
標準貫入試験では、試験装置(ボーリング機械)を用いて、原位置における地盤の硬軟、締まり具合を判定するためのN値を求めるとともに、土質を判定するための試料として土を採取する。このようなボーリング調査に関する情報がまとめられて作成されるのがボーリング柱状図である。
【0004】
ボーリング柱状図の作成に必要な情報として、例えば、物件情報等の基本情報や、標尺、標高、層厚、深度、柱状図、土質区分、色調、記事、標準貫入試験の深度、打撃回数、貫入量、N値等の試験情報が挙げられる。ボーリング柱状図からは、構造物における基礎の設計や土木工事に関する重要な情報を得ることができる。
【0005】
ボーリング柱状図の作成には手数を要するため、従来、ボーリング柱状図の作成を支援するボーリング柱状図作成支援アプリケーションが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このボーリング柱状図作成支援アプリケーションによれば、ユーザーに入力又は選択されたデータに基づいて、ファイル生成部においてボーリング柱状図がファイルとして作成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-47549号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、ボーリング柱状図の作成作業には、ボーリング調査による調査結果をそのまま記載するだけでなく、ボーリング調査で得られた情報に基づいて判定する作業が含まれている。このため、ボーリング調査の調査結果が得られた後、ボーリング調査の調査結果を判定する作業に時間を要し、さらに完成したボーリング柱状図に基づいて設計担当部門が次工程の基礎等の設計を行うまでに長時間を要していた。
【0008】
また、採取された土質サンプルは現場から遠隔地の事務所等に運搬する必要がある。このため、土質サンプルが得られた後、土質サンプルに基づいて土質を判定するまでに時間を要することとなり、ボーリング柱状図の作成に時間を要する原因となっていた。
【0009】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、遠隔地であってもボーリング柱状図を作成する際に必要な情報や土質サンプルの画像データなどを速報データとして取得・閲覧可能であるボーリング情報共有システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
即ち、本発明のボーリング情報共有システムは、地盤に杭を打ち込むための深度を調査するボーリング・標準貫入試験に基づいて得られたボーリング情報を複数の端末で共有する、ボーリング情報共有システムであって、
前記複数の端末は、ボーリング柱状図を作成するための基本情報と、ボーリング・標準貫入試験によって得られた試験情報と、採取された土質サンプルおよび現場状況に関する画像データと、を含むボーリング情報を、ボーリング・標準貫入試験を行う現場において順次取得可能である携帯情報端末を含み、
前記複数の端末と通信ネットワークを介して相互に通信可能に接続され、前記ボーリング情報が保存されるとともに、前記ボーリング情報に基づいて順次作成されるボーリング柱状図が保存されるサーバを備え、
任意の前記端末により前記サーバに接続することで、前記現場で順次取得される基本情報、試験情報、および画像データを含む前記ボーリング情報と、前記ボーリング情報に基づいて順次作成されるボーリング柱状図とを、任意の前記端末から閲覧および/または取得可能である(第1の構成)。
(【0011】以降は省略されています)

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