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公開番号2024058439
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165795
出願日2022-10-14
発明の名称ズームレンズおよびそれを有する撮像装置、撮像システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 15/20 20060101AFI20240418BHJP(光学)
要約【課題】小型でありながら、防振群を搭載し、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有するネガティブリード型の広角ズームレンズを提供する。
【解決手段】ズームレンズは、物体側より順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4、1つ以上のレンズ群を含む後群LRから成る。第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群のうち少なくとも一つは、フォーカスレンズ群である。後群は、最も物体側に配置されズーミングに際して移動する物体側レンズ群LRMを含む。物体側レンズ群は、防振群LISを含む。広角端におけるズームレンズの焦点距離fw、広角端における後群の合成焦点距離fLRwは、所定の条件式を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、1つ以上のレンズ群を含む後群から成り、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群のうち少なくとも一つのレンズ群は、フォーカシングに際して移動するフォーカスレンズ群であり、
前記後群は、前記後群において最も物体側に配置された、ズーミングに際して移動する物体側レンズ群を含み、
前記物体側レンズ群は、像ぶれ補正に際して光軸に対して垂直方向の成分を含む方向に移動する防振群を含み、
広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfw、広角端における前記後群の合成焦点距離をfLRwとするとき、
0.0<|fw/fLRw|<0.1
なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記防振群の焦点距離をfISとするとき、
0.0<|fw/fIS|<0.2
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
望遠端における無限遠合焦時の前記第3レンズ群の横倍率をβ3t、広角端における無限遠合焦時の前記第3レンズ群の横倍率を3wとするとき、
2<|β3t/β3w|<20
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項4】
望遠端における無限遠合焦時の前記物体側レンズ群の横倍率をβLRMt、広角端における無限遠合焦時の前記物体側レンズ群の横倍率をβLRMwとするとき、
0.7<|βLRMt/βLRMw|<1.5
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記ズームレンズにおいて最も物体側に配置されたレンズ成分の物体側のレンズ面の光線有効径をEA_r1とするとき、
0<EA_r1/fw<5
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記第1レンズ群を構成するレンズ成分のうち、物体側から数えて第1番目に配置された負の屈折力の第1レンズ成分の物体側のレンズ面の曲率半径をrn1a、前記第1レンズ成分の像側のレンズ面の曲率半径をrn1bとするとき、
-2.0<(rn1b+rn1a)/(rn1b-rn1a)<-0.5
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記第1レンズ群を構成するレンズ成分のうち、物体側から数えて第2番目に配置された負の屈折力の第2レンズ成分の物体側のレンズ面の曲率半径をrn2a、前記第2レンズ成分の像側のレンズ面の曲率半径をrn2bとするとき、
-5.5<(rn2b+rn2a)/(rn2b-rn2a)<-2.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項8】
広角端における無限遠合焦時の前記防振群の横倍率をβISw、広角端における無限遠合焦時の前記後群において前記防振群より像側に配置された全てのレンズ成分の合成横倍率をβLRRwとするとき、
0.0<|(1-βISw)×βLRRw|<0.4
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項9】
前記後群において最も物体側に配置され、ズーミングに際して移動する前記物体側レンズ群は、前記防振群以外に少なくとも一つのレンズ成分を含むことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記第3レンズ群は、開口絞りを含み、
前記第2レンズ群と前記第4レンズ群が、前記フォーカスレンズ群であることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズに関し、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、監視用カメラ、車載カメラなどの撮像装置に好適なものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、撮像装置に用いられるズームレンズは、広画角であり、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有し、小型であることが望まれている。特許文献1には、全系が小型で広画角化が容易なズームレンズとして、物体側に負の屈折力のレンズ群が配置されたネガティブリード型のズームレンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-174712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたズームレンズは、物体側より順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レンズ群からなる。特許文献1に開示されたズームレンズでは、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化し、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を達成している。しかしながら、特許文献1のズームレンズに防振群を搭載しようとすると、構成が複雑化してしまう。
【0005】
本発明は、小型でありながら、防振群を搭載し、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有するネガティブリード型の広角ズームレンズを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、1つ以上のレンズ群を含む後群から成り、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群のうち少なくとも一つのレンズ群は、フォーカシングに際して移動するフォーカスレンズ群であり、前記後群は、前記後群において最も物体側に配置された、ズーミングに際して移動する物体側レンズ群を含み、前記物体側レンズ群は、像ぶれ補正に際して光軸に対して垂直方向の成分を含む方向に移動する防振群を含み、広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfw、広角端における前記後群の合成焦点距離をfLRwとするとき、
0.0<|fw/fLRw|<0.1
なる条件式を満足することを特徴とする。
【0007】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、小型でありながら、防振群を搭載し、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有するネガティブリード型の広角ズームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1のズームレンズの広角端における無限遠合焦時のレンズ断面図である。
実施例1のズームレンズの(a)広角端における無限遠合焦時の縦収差図、および(b)望遠端における無限遠合焦時の縦収差図である。
実施例1のズームレンズの(a)広角端における無限遠合焦時の横収差図、および(b)望遠端における無限遠合焦時の横収差図である。
実施例1のズームレンズの(a)広角端における無限遠合焦且つ0.4°防振時の横収差図、および(b)望遠端における無限遠合焦且つ0.4°防振時の横収差図である。
実施例2のズームレンズの広角端における無限遠合焦時のレンズ断面図である。
実施例2のズームレンズの(a)広角端における無限遠合焦時の縦収差図、および(b)望遠端における無限遠合焦時の縦収差図である。
実施例2のズームレンズの(a)広角端における無限遠合焦時の横収差図、および(b)望遠端における無限遠合焦時の横収差図である。
実施例2のズームレンズの(a)広角端における無限遠合焦且つ0.4°防振時の横収差図、および(b)望遠端における無限遠合焦且つ0.4°防振時の横収差図である。
実施例3のズームレンズの広角端における無限遠合焦時のレンズ断面図である。
実施例3のズームレンズの(a)広角端における無限遠合焦時の縦収差図、および(b)望遠端における無限遠合焦時の縦収差図である。
実施例3のズームレンズの(a)広角端における無限遠合焦時の横収差図、および(b)望遠端における無限遠合焦時の横収差図である。
実施例3のズームレンズの(a)広角端における無限遠合焦且つ0.4°防振時の横収差図、および(b)望遠端における無限遠合焦且つ0.4°防振時の横収差図である。
撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置、撮像システムの実施例について、添付の図面に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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