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公開番号2024057748
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164610
出願日2022-10-13
発明の名称二次電池の製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 50/636 20210101AFI20240418BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】複数回に亘って同じ位置で封止材を接着させる場合であっても接着強度が低下し難い二次電池の製造方法を提供する。
【解決手段】二次電池の製造方法であって、封止された電解液の注液口を再封止する工程を有し、再封止する工程では、注液口を形成する枠体に配置された封止材の少なくとも一部をレーザの照射で除去して枠体を露出させて、新たな封止材を前記枠体に接合する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
二次電池の製造方法であって、
封止された電解液の注液口を再封止する工程を有し、
前記再封止する工程では、前記注液口を形成する枠体に配置された封止材の少なくとも一部をレーザの照射で除去して前記枠体を露出させて、新たな封止材を当該露出した前記枠体の部分に接合する、二次電池の製造方法。
続きを表示（約 160 文字）【請求項２】
前記枠体は該枠体の外周を形成する枠部を有し、前記レーザの照射で前記枠部に配置さ前記封止材を除去する、請求項１に記載の二次電池の製造方法。
【請求項３】
前記レーザの照射の条件を規定して前記露出させた前記枠体の表面に粗面が形成されている、請求項１又は２に記載の二次電池の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は二次電池の製造方法に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
リチウムイオン電池において、電解液を注入して注液口を封止する工程があるが、製造過程において内圧が上昇して封止が耐えられず液が漏れることがある。そのため製造過程の随所で内圧上昇のたびに封止材に穴を開けてガス抜きをして再封止するも、古い封止材の上に新しい封止材が溶着し難い問題がある。
【０００３】
これに対して特許文献１には、リチウムイオン電池の製造工程で注液口を封止することが開示されている。ここで注液口の周囲に仮封止部材を封着することにより仮封止を行い、仮封止部材を封着した位置とは異なる位置にて注液口の周囲に本封止部材を封着することにより本封止を行うことが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００７－３２３８８２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
従来は、特許文献１のように仮封止と本封止とは異なる位置で接着させて封をすることが多いが、封をする部分の形状によっては異なる場所で封をすることができない場合がある。その際は、同じ場所に再度封止を行う必要があり、やはり当初の問題である古い封止材の上に新しい封止材が溶着し難く、接着強度が低下する。
【０００６】
そこで本開示は、複数回に亘って同じ位置で封止材を接着させる場合であっても接着強度が低下し難い二次電池の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本願は、二次電池の製造方法であって、封止された電解液の注液口を再封止する工程を有し、再封止する工程では、注液口を形成する枠体に配置された封止材の少なくとも一部をレーザの照射で除去して枠体を露出させて、新たな封止材を当該露出した枠体の部分に接合する、二次電池の製造方法を開示する。
【０００８】
枠体は該枠体の外周を形成する枠部を有し、レーザの照射で枠部に配置された封止材を除去してもよい。
【０００９】
レーザの照射の条件を規定して露出させた枠体の表面に粗面が形成されもよい。
【発明の効果】
【００１０】
本開示によれば複数回に亘って同じ位置で封止材を接着させる場合であっても、都度露出した枠体に接着するので、封止材の接着強度が低下し難い。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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