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公開番号2024057161
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163694
出願日2022-10-12
発明の名称容器
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人
主分類A61B 50/30 20160101AFI20240417BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】さまざまな仕様の長尺デバイスをコイル状に巻いた状態で保持可能な容器を提供する。
【解決手段】長尺デバイス100をコイル状に巻かれた状態で保持する容器10であって、上面24および下面25を備える底部21と、底部21から上方向Z1へ立ち上がる2つの端壁22と、底部21から上方向Z1へ立ち上がる2つの側壁23とを備え、底部21は、側壁23と平行に延び、所定の隙間で離れた一対のガイド30と、ガイド30よりも下方向Z2側に位置する底面27と、を有するトレイ20と、長尺デバイス100を保持する仕切り上部43と、底面27に接触する仕切り下部44と、仕切り上部43と仕切り下部44との間にある仕切り中間部45と、を備え、仕切り上部43と仕切り下部44とによりガイド30を上下方向Zに挟むことにより仕切り40をトレイ20に対して固定可能である仕切り40と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
可撓性を有する医療用の長尺デバイスをコイル状に巻かれた状態で保持する容器であって、
前記容器の開口部が開口する方向を上方向、その反対方向を下方向、上方向または下方向を上下方向と定義して、上方向を向く矩形形状の上面および下方向を向く下面を備える底部と、前記底部から上方向へ立ち上がって対向する2つの端壁と、前記底部から上方向へ立ち上がって対向し、各々が前記2つの端壁に接続された2つの側壁と、を備え、前記底部は、前記上面の一部を形成するように前記側壁と平行に延び、所定の隙間で離れた一対のガイドと、前記ガイドよりも下方向側に位置して上方向を向く底面と、を有するトレイと、
前記長尺デバイスを保持する仕切り上部と、前記トレイの前記底面に接触する仕切り下部と、前記仕切り上部と前記仕切り下部との間にあって前記トレイの前記隙間に配置される仕切り中間部と、を備え、前記仕切り上部と前記仕切り下部とにより前記ガイドを上下方向に挟むことにより前記トレイに対して固定可能である仕切りと、を有する容器。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記仕切り上部は、前記仕切り中間部に接続された部位から上下方向と垂直な横方向に沿って互いに反対の方向へ張り出す2つの上側挟持面を有し、
前記仕切り下部は、前記仕切り中間部に接続された部位から上下方向と垂直な横方向に沿って互いに反対の方向へ張り出し、前記上側挟持面との間で前記ガイドを挟持可能な2つの下側挟持面を有し、
前記仕切り下部は、上下方向および横方向と垂直な厚み方向の最大厚みが前記隙間の幅よりも小さい請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記仕切り下部の上方向に向く面は、前記下側挟持面よりも張り出し方向側に、前記張り出し方向に向かって下方向へ傾斜する下側傾斜面を有する請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記仕切り上部は、平板形状において反対方向を向く両面である2つの保持面と、少なくとも一方の前記保持面の上方向側の端部から突出する鍔部と、を有する請求項1~3のいずれか1項に記載の容器。
【請求項5】
前記仕切りは、反対方向を向く2つの前記保持面の各々から突出する2つの前記鍔部を備えた第1仕切りと、反対方向を向く2つの前記保持面の一方のみから突出する1つの前記鍔部を備えた第2仕切りと、を有する請求項4に記載の容器。
【請求項6】
前記仕切りは、前記保持面に凹部を有する請求項1~3のいずれか1項に記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用の長尺デバイスをコイル状に巻かれた状態で保持する容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
血管内治療では、ガイドワイヤやカテーテルなどのさまざまな医療用の長尺デバイスが使用される。血管内治療の手技中、術者は、ガイドワイヤを体外に抜去し、再び血管内に挿入することがある。体外に抜去されたガイドワイヤは、再挿入されるまでの間、コイル状に巻かれ、液体で満たされた容器内に一時的に保管される。
【0003】
ガイドワイヤの基端部は、剛性および弾性が高い材料で形成されている。これにより、ガイドワイヤは、コイル状に巻かれた状態から直線の状態に戻ろうとし、液体で満たされた容器内から意図せずに飛び出して汚染されてしまうことがある。そのため、ガイドワイヤをコイル状に巻かれた状態で保持する手段が提案されている。
【0004】
特許文献1には、容器内に配置された特定のタブと仕切りによって、コイル状に巻いた医療用ガイドワイヤを液体内の所定の位置に保持するための容器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2012/0312703号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の容器は、仕切りの位置があらかじめ決められている。そのため、ガイドワイヤ等の医療用の長尺デバイスをコイル状に巻いて形成するループの最大直径は、容器の大きさおよび仕切りの位置によって決まる。剛性および弾性が高い長尺デバイスに対して容器の仕切りの間隔が狭い場合、長尺デバイスがコイル状に巻かれた状態から直線の状態に戻ろうとする復元力が大きくなるため、仕切りが破損したり、長尺デバイスが容器から飛び出したりする可能性がある。また、長さが短くコイル状に巻いた際のループの数が少ない長尺デバイスに対して容器の仕切りの間隔が広い場合、長尺デバイスの復元力によって長尺デバイスのループがほどけて、容器から飛び出す可能性がある。
【0007】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、さまざまな仕様の長尺デバイスをコイル状に巻いた状態で保持可能な容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は、下記(1)に記載の発明により達成される。
【0009】
(1) 本発明に係る容器は、可撓性を有する医療用の長尺デバイスをコイル状に巻かれた状態で保持する容器であって、前記容器の開口部が開口する方向を上方向、その反対方向を下方向、上方向または下方向を上下方向と定義して、上方向を向く矩形形状の上面および下方向を向く下面を備える底部と、前記底部から上方向へ立ち上がって対向する2つの端壁と、前記底部から上方向へ立ち上がって対向し、各々が前記2つの端壁に接続された2つの側壁と、を備え、前記底部は、前記上面の一部を形成するように前記側壁と平行に延び、所定の隙間で離れた一対のガイドと、前記ガイドよりも下方向側に位置して上方向を向く底面と、を有するトレイと、前記長尺デバイスを保持する仕切り上部と、前記トレイの前記底面に接触する仕切り下部と、前記仕切り上部と前記仕切り下部との間にあって前記トレイの前記隙間に配置される仕切り中間部と、を備え、前記仕切り上部と前記仕切り下部とにより前記ガイドを上下方向に挟むことにより前記トレイに対して固定可能である仕切りと、を有する。
【発明の効果】
【0010】
上記(1)に記載の容器は、仕切り上部と仕切り下部とでトレイのガイドを上下方向に挟むことにより、仕切りをトレイに固定する位置を長尺デバイスの剛性や弾性、長さ等に応じて任意に調節できる。このため、容器は、さまざまな仕様の長尺デバイスをコイル状に巻いた状態で保持できる。
(【0011】以降は省略されています)

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