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公開番号2024057055
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2024027625,2023017852
出願日2024-02-27,2020-06-19
発明の名称薬剤仕分装置
出願人株式会社湯山製作所
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A61J 3/00 20060101AFI20240416BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】返品された錠剤またはカプセルを自動的に認識して格納する薬剤仕分装置を提供する。
【解決手段】薬剤仕分装置1では、複数の薬包が連続する薬包群において離れた位置に位置する薬包に同種の薬剤が分包される状況において、分包機構6は、薬包群における同一の薬包に、同一又は異なる区画に収容された同種の薬剤を分包するか、又は、薬包群において互いに近い位置に位置する薬包に同種の薬剤を分包する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数種類の薬剤を収容する第1収容部と、
前記薬剤を種類毎に仕分けられた状態で収容する複数の区画を備える第2収容部と、
前記第2収容部に種類毎に仕分けられた薬剤を少なくとも1つの薬包に分包する分包機構と、を備え、
複数の薬包が連続する薬包群において離れた位置に位置する薬包に同種の薬剤が分包される状況において、前記分包機構は、前記薬包群における同一の薬包に、同一又は異なる前記区画に収容された同種の薬剤を分包するか、又は、前記薬包群において互いに近い位置に位置する薬包に前記同種の薬剤を分包する、薬剤仕分装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記同種の薬剤が異なる前記区画に収容されている場合に、前記同種の薬剤が、異なる前記区画から連続して取出されて前記分包機構へ搬送されるように、前記複数の区画の選択順を決定する制御部を備え、
前記分包機構は、前記制御部が決定した選択順に従って、前記区画に収容された同種の薬剤を前記薬包に分包する、請求項1に記載の薬剤仕分装置。
【請求項3】
前記第1収容部から取出された薬剤を収容する、前記第2収容部とは異なる収容部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1収容部に収容された前記複数種類の薬剤についてその種類を判別し、種類を判別した薬剤を、前記第2収容部に収容せず前記収容部に収容し、
前記収容部に収容した薬剤について、前記種類の判別結果に基づき、前記同種の薬剤を同一の前記区画に収容するか、又は、前記同種の薬剤を、前記分包機構に搬送するために予め決められた区画の選択順において隣接する前記区画に収容し、
前記分包機構は、前記選択順に従って、前記区画に収容された同種の薬剤を前記薬包に分包する、請求項1に記載の薬剤仕分装置。
【請求項4】
前記分包機構は、前記第2収容部に収容された薬剤を分包し、当該薬剤を分包した薬包に対して当該薬剤の種類を示す情報を印刷しており、
(i)前記薬包に印刷された前記情報を取得し、(ii)前記同種の薬剤が同一の前記区画に収容されるように、取得した前記情報に基づき、前記情報を取得した前記薬包に収容された薬剤の仕分位置を指定し、(iii)指定した前記薬剤の仕分位置を表示部に表示する制御部を備え、
前記分包機構は、前記表示部への表示後、分包開始のユーザ入力を受付けた場合に、前記区画に収容された同種の薬剤を前記薬包に分包する、請求項1に記載の薬剤仕分装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤搬送装置および薬剤仕分装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、返品された複数種類の薬剤は、薬剤師または医師の手により種類毎に仕分けられていた。返品される薬剤は、様々な患者に処方される、または処方された調剤後の薬剤である。そのため、1患者単位の処方箋情報に基づいて、調剤機器等に予め薬種単位でまとめられた薬種群(薬剤カセット)から、一服用時期単位毎に、(1種または複数種の)薬剤(錠剤)を取りまとめる(分包する)調剤業務に比べて、複数の患者に処方された薬剤がまとめて返品される薬剤の種類は非常に多い。そのため、返品された薬剤を自動的に仕分けて、再利用することの有用性は高い。なお、一服用時期用に調剤される薬剤は、一般に2~3種類程度であり、多くても10種類程度である。
【0003】
なお、仕分け業務にかかる時間、手間、または仕分け間違い(薬剤カセットへの戻し間違い)による誤投与のリスクを避けるため、返品された薬剤を、そのまま廃棄する薬局または病院(正確には院内薬剤部)も存在している。
【0004】
特許文献1には、返品されたアンプルまたはバイアルを自動的に認識して格納する薬剤仕分装置が開示されている。この薬剤仕分装置は、アンプルまたはバイアルの向き及び姿勢と、アンプルまたはバイアルの性状(例:形状、大きさ、種類及び使用期限)とを認識する。そして、認識されたアンプルまたはバイアルの大きさに応じて格納時に個々のアンプルまたはバイアルに設定される格納領域と、個々のアンプルまたはバイアルの識別情報とを関連付けて、アンプルまたはバイアルを個別に配置し、それによって個別のアンプルまたはバイアルを取り出し可能に格納する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2015/170761号(2015年11月12日公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1での返品対象は、アンプルまたはバイアルであり、錠剤またはカプセル等の、容器等に収容されていない薬剤、または包装等が施されていない薬剤自体ではない。そのため、特許文献1では、このような薬剤(例:錠剤またはカプセル)そのものを識別し、自動的に仕分けることについてまでは想定されていない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る薬剤仕分装置は、複数種類の薬剤を収容する第1収容部と、前記薬剤を種類毎に仕分けられた状態で収容する複数の区画を備える第2収容部と、前記第2収容部に種類毎に仕分けられた薬剤を少なくとも1つの薬包に分包する分包機構と、を備え、複数の薬包が連続する薬包群において離れた位置に位置する薬包に同種の薬剤が分包される状況において、前記分包機構は、前記薬包群における同一の薬包に、同一又は異なる前記区画に収容された同種の薬剤を分包するか、又は、前記薬包群において互いに近い位置に位置する薬包に前記同種の薬剤を分包する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
薬剤仕分装置の全体構成を示すブロック図である。
薬剤仕分装置の構成例を示す図である。
撮像ユニットの全体構成を示す斜視図と、薬剤載置台の一例を示す斜視図である。
撮像ユニットの旋回について説明するための図である。
薬剤吸着制御部による薬剤吸着処理の一例を示すフローチャートである。
吸着機構の一例を示す図である。
吸着機構の動作例を説明するための図である。
押込検知部の動作例を説明するための図、及び、仕分制御部による待機トレイの満杯状態判定処理を実現するための薬剤搬送機構の構成例を示す図である。
仕分制御部による待機トレイの満杯状態判定処理の一例を示すフローチャートである。
画像処理部による判別前画像処理例を説明するための図である。
制御部による再分包処理の一例を示すフローチャートである。
第2収容部の模式的な平面図である。
分包制御部による分包処理例を示すフローチャートと、仕分制御部による薬剤仕分処理例を示すフローチャートである。
判別部による判別処理例を示すフローチャートである。
薬剤搬送機構の一例を説明するための図である。
薬剤の分包処理中に薬剤仕分装置が異常終了した場合の表示例および処理例を示すフローチャートである。
薬剤搬送機構の構成例を示す図である。
収容部昇降機構の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[薬剤仕分装置1の基本形態]
〔薬剤仕分装置1の概要〕
まず、薬剤仕分装置1の概要について図1および図2を用いて説明する。図1は、薬剤仕分装置1の全体構成を示すブロック図である。図2は、薬剤仕分装置1の構成例を示す図であり、2001は薬剤仕分装置1の斜視図であり、2002は、薬剤仕分領域2の基本構成を示す斜視図である。図1、並びに、図2の2001および2002に示すように、薬剤仕分装置1は、薬剤仕分領域2、タッチパネル3、印刷出力部4、および分包機構6を備える。
【0010】
薬剤仕分装置1は、複数種類の薬剤のそれぞれについて撮像し、撮像の結果得られた画像に基づき薬剤の種類を判別し、種類毎に薬剤を仕分ける。具体的には、薬剤仕分領域2においてこの処理が行われる。薬剤仕分領域2(薬剤仕分装置1の内部構成)については後述する。なお、種類毎に仕分けられた薬剤は、ユーザによる目視鑑査が行われた後、分包されたり、薬剤棚または分包機へと返却されたりする。
(【0011】以降は省略されています)

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