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公開番号2024056658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2023175534
出願日2023-10-10
発明の名称医薬組成物
出願人株式会社エム・ティー・スリー,コロラド ステート ユニバーシティー リサーチ ファウンデーション
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類A61K 31/7028 20060101AFI20240416BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】抗がん剤の作用を増強する。
【解決手段】抗がん剤と併用してがんを患う患者に投与されるがん治療用の医薬組成物であって、一般式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩を含有する、医薬組成物。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
抗がん剤と併用してがんを患う患者に投与されるがん治療用の医薬組成物であって、
一般式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩を含有する、医薬組成物。
TIFF
2024056658000012.tif
35
76
一般式(I)においてR

は脂肪酸のアシル残基である。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記患者がヒト、イヌ、又はネコを含む哺乳類であることを特徴とする、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】
前記がんが固形がんであることを特徴とする、請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項4】
前記がんがメラノーマ、骨腫瘍、リンパ腫、腺癌、又は扁平上皮癌であることを特徴とする、請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項5】
前記アシル残基が1個以上26個以下の炭素原子を有することを特徴とする、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項6】


がステアロイル基であることを特徴とする、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項7】
前記抗がん剤は、細胞内のDNAを損傷することによる抗がん作用を有する薬剤、アルキル化剤、白金化合物、又は抗腫瘍性抗生物質であることを特徴とする、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項8】
前記抗がん剤はマイトマイシンCであることを特徴とする、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項9】
前記抗がん剤の抗腫瘍活性を増強する、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項10】
患者における血中濃度が60μM以下となる一般式(I)で表される前記化合物又はその薬学的に許容される塩が投与されるような用量で投与される、請求項1に記載の医薬組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医薬組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
医療の進歩に伴って、ヒト、及びイヌやネコのような愛玩動物の寿命が延びるにつれ、死因に占めるがんの割合は大きくなってきている。がんに対する治療法としては手術療法及び化学療法の他に放射線療法があり、これらの治療法の進歩が常に望まれている。
【0003】
医薬組成物として、放射線治療の治療効果を高めるための放射線増感剤を患者に投与する手法が研究されている。放射線増感剤の例としては、低酸素性細胞の放射線感受性を高める2-ニトロイミダゾール誘導体(特許文献1)や、DNAに組み込まれて放射線感受性を高める5-ヨードデオキシウリジン(特許文献2)などが知られている。近年、新たな放射線増感剤として、スルホキノボシルアシルプロパンジオール誘導体(特許文献3)も報告された。特許文献3には、αSQAP C10:0、αSQAP C14:0、αSQAP C18:0、αSQAP C22:0、βSQAP C18:0、及びβSQAP C18:1が、インビトロ試験で放射線との併用により血管新生を阻害したこと、及び、αSQAP C18:0が、ヒト食道扁平上皮癌又はヒト結腸腺癌を移植されたマウスにおいて放射線との併用により腫瘍体積の増加を抑制したことが記載されている。なお、「αSQAP Cm:n」との記載において、「α」はαアノマー、「β」はβアノマーを表し、「Cm:n」はSQAPのアシル残基に含まれる炭素の数が「m」であり、二重結合が「n」であることを示す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-302609号公報
特開2002-536341号公報
国際公開第2009/14101号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献に記載の方法では、がん治療において、抗がん剤と併用して医薬組成物を投与することは記載されていなかった。
【0006】
本発明は、抗がん剤の作用を増強することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の医薬組成物は以下の構成を備える。すなわち、
抗がん剤と併用してがんを患う患者に投与されるがん治療用の医薬組成物であって、
一般式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩を含有する、医薬組成物。
TIFF
2024056658000001.tif
35
76
(一般式(I)においてR

は脂肪酸のアシル残基である。)
【発明の効果】
【0008】
抗がん剤の作用を増強することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
本発明の一実施形態に係るがん治療用の医薬組成物は、抗がん剤と併用してがんを患う患者に投与される。また、この医薬組成物は、一般式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩を含有する。本明細書においては、式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩のことを、スルホキノボシルアシルプロパンジオール誘導体と呼ぶ。また、本発明の一実施形態は、一般式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩を、抗がん剤と併用してがんを患う患者に投与することを含む、がんの治療方法である。
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2024056658000002.tif
35
76
(【0011】以降は省略されています)

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