TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024056501
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163423
出願日2022-10-11
発明の名称透明整髪料組成物
出願人株式会社ダリヤ
代理人
主分類A61K 8/39 20060101AFI20240416BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】べたつきがなく、高いセット力を有し、40℃および5℃での透明安定性に優れ、さらに40℃での臭いの変化がない透明整髪料組成物を提供する。
【解決手段】(A)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、(B)コメヌカロウ、(C)キャンデリラロウまたはカルナウバロウから選ばれる1種以上、(D)軽質流動イソパラフィンまたはイソドデカンから選ばれる1種以上、(E)炭素数14~18の一価脂肪酸とイソプロピルアルコールの25℃で液状のエステル油および(F)水を含有し、前記(A)成分の含有量が15~40質量%であり、前記(B)成分と前記(C)成分の合計含有量(B)+(C)が4~30質量%であり、前記(B)成分と前記(C)成分の合計含有量に対する前記(B)成分の含有量の質量比(B)/((B)+(C))が0.05~0.25であり、前記(D)成分と前記(E)成分の合計含有量(D)+(E)が1~20質量%である透明整髪料組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(B)コメヌカロウ
(C)キャンデリラロウまたはカルナウバロウから選ばれる1種以上
(D)軽質流動イソパラフィンまたはイソドデカンから選ばれる1種以上
(E)炭素数14~18の一価脂肪酸とイソプロピルアルコールの25℃で液状のエステル油
および(F)水を含有し、前記(A)成分の含有量が15~40質量%であり、前記(B)成分と前記(C)成分の合計含有量(B)+(C)が4~30質量%であり、前記(B)成分と前記(C)成分の合計含有量に対する前記(B)成分の含有量の質量比(B)/((B)+(C))が0.05~0.25であり、前記(D)成分と前記(E)成分の合計含有量(D)+(E)が1~20質量%である透明整髪料組成物。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記(A)成分がポリオキシエチレン鎖の平均付加モル数が30以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる1種以上およびポリオキシエチレン鎖の平均付加モル数が30を超えるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる1種以上の両方を含有する請求項1記載の透明整髪料組成物。
【請求項3】
前記(A)成分の平均HLBが7.2~12.3である請求項1記載の透明整髪料組成物。
【請求項4】
前記(C)成分がキャンデリラロウおよびカルナウバロウの両方を含有する請求項1記載の透明整髪料組成物。
【請求項5】
前記(E)成分の含有量に対する前記(D)成分の含有量の質量比(D)/(E)が0.25~4である請求項1記載の透明整髪料組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は透明整髪料組成物に関する。特に、べたつきがなく、高いセット力を有し、40℃および5℃での透明安定性に優れ、さらに40℃での臭いの変化がない透明整髪料組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
髪型を形成できる特徴を有する化粧料組成物の一つに、一般にヘアワックスといわれる、25℃で固形のロウや固形の炭化水素等を含有する油性成分と水を乳化させた整髪料組成物があり、広く用いられている。ヘアワックスは、毛髪を固めすぎず自然な風合いの髪型を形成する特性および髪型を長時間保持する特性(以下セット力という)を有しており、バリバリした感触を与えることなく、ナチュラルな質感を得ることができる。このためヘアワックスは髪型の流行に左右されず近年でも根強い需要がある。特に、25℃で固形の植物性ロウであるキャンデリラロウやカルナウバロウが含有されるヘアワックスはセット力が良好になるため、汎用されている。
【0003】
ところで、化粧品の世界観を消費者へ印象付けるため、容器の選定やデザインを開発する際に、化粧料組成物が透明であることが求められる場合がある。一般にヘアワックスは不透明であるが、透明な外観を有するものが特許文献1および特許文献2に記載されている。
【0004】
しかしながら、透明な外観を有するヘアワックスは5℃といった低温や40℃といった高温での保存下において、キャンデリラロウやカルナウバロウの析出が発生することがあり、解消するために界面活性剤を多量に配合するとべたつきが生じてしまう問題があった。また、40℃といった高温での保存下において、キャンデリラロウやカルナウバロウの原料臭が強くなり、消費者に不快な印象を与えることがあり、キャンデリラロウやカルナウバロウを取り除くとヘアワックスのセット力が満足されるものではなくなってしまう問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-201584号公報
特開2019-131521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記課題を解決するものである。即ち本発明は、べたつきがなく、高いセット力を有し、40℃および5℃での透明安定性に優れ、さらに40℃での臭いの変化がない透明整髪料組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、(A)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、(B)コメヌカロウ、(C)キャンデリラロウまたはカルナウバロウから選ばれる1種以上、(D)軽質流動イソパラフィンまたはイソドデカンから選ばれる1種以上、(E)炭素数14~18の一価脂肪酸とイソプロピルアルコールの25℃で液状のエステル油および(F)水を含有し、前記(A)成分の含有量が15~40質量%であり、前記(B)成分と前記(C)成分の合計含有量(B)+(C)が4~30質量%であり、前記(B)成分と前記(C)成分の合計含有量に対する前記(B)成分の含有量の質量比(B)/((B)+(C))が0.05~0.25であり、前記(D)成分と前記(E)成分の合計含有量(D)+(E)が1~20質量%である透明整髪料組成物にべたつきがなく、高いセット力を有し、40℃および5℃での透明安定性に優れ、さらに40℃での臭いの変化がない透明整髪料組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、べたつきがなく、高いセット力を有し、40℃および5℃での透明安定性に優れ、さらに40℃での臭いの変化がない透明整髪料組成物を提供する。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】
本発明は、(A)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、(B)コメヌカロウ、(C)キャンデリラロウまたはカルナウバロウから選ばれる1種以上、(D)軽質流動イソパラフィンまたはイソドデカンから選ばれる1種以上、(E)炭素数14~18の一価脂肪酸とイソプロピルアルコールの25℃で液状のエステル油および(F)水を含有し、前記(A)成分の含有量が15~40質量%であり、前記(B)成分と前記(C)成分の合計含有量(B)+(C)が4~30質量%であり、前記(B)成分と前記(C)成分の合計含有量に対する前記(B)成分の含有量の質量比(B)/((B)+(C))が0.05~0.25であり、前記(D)成分と前記(E)成分の合計含有量(D)+(E)が1~20質量%である透明整髪料組成物である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
X線用貼付剤
3か月前
個人
段差昇降装置
2か月前
個人
逆流防止用具
2か月前
個人
エアリフター
2か月前
個人
シミ皮膚改善剤
3か月前
個人
肩甲骨下制器具
4か月前
個人
鼻腔拡張具
1か月前
株式会社コーセー
組成物
2か月前
個人
透析装置の洗浄方法
1か月前
個人
電動式孫の手
2か月前
株式会社東亜産業
温熱具
2か月前
個人
アーシング青竹踏台
3か月前
個人
透析装置の洗浄方法
4か月前
個人
スプレー式目薬容器
1日前
株式会社コロナ
サウナ装置
3か月前
株式会社ニデック
検眼装置
1か月前
オンキヨー株式会社
聴診器
1か月前
個人
弾性材一体コルセット
1か月前
株式会社いうら
介助リフト
29日前
個人
根管治療用のファイル
1か月前
個人
医療用チューブ保護具
3か月前
株式会社ダリヤ
酸性染毛料
2か月前
個人
光脱毛器
3か月前
個人
マッサージガン保持具
23日前
株式会社成和化成
皮膚外用剤
1か月前
大正製薬株式会社
外用組成物
3か月前
株式会社熊谷組
歩行器
1か月前
住友精化株式会社
乳化組成物
1か月前
株式会社ノエビア
皮膚外用剤
1か月前
株式会社ノエビア
シワ改善剤
1か月前
個人
つぼ刺激用テープ
2か月前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
29日前
株式会社ノエビア
皮膚外用剤
3か月前
大正製薬株式会社
固形組成物
28日前
株式会社ニデック
OCT装置
3か月前
オンキヨー株式会社
電子機器
2か月前
続きを見る