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公開番号2024007287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-18
出願番号2022108702
出願日2022-07-05
発明の名称OCT装置
出願人株式会社ニデック
代理人
主分類A61B 3/10 20060101AFI20240111BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 不慣れな検者であっても前眼部OCTを撮影しやすいOCT装置を提供すること。
【解決手段】 OCT装置は、被検眼の撮影部位に対して測定光を照射すると共に、前記測定光と参照光とのスペクトル干渉信号を検出するOCT光学系と、前記撮影部位に対して観察光を照射すると共に、前記観察部位からの観察光の反射光に基づいて前記観察部位の正面画像を取得するための観察光学系と、被検眼の眼底と前眼部との間で前記OCT光学系および前記観察光学系における前記撮影部位を変更する変更手段と、前記OCT光学系および前記観察光学系を含む撮影ユニットを、被検眼に対して移動させる駆動部と、制御部と、を備え、被検眼の前眼部が前記撮影部位である場合に、前記制御部は、前記観察光学系を介して逐次取得される前眼部の正面画像を画面上の第1領域に表示させると共に、前記駆動部を制御するための操作入力を前記第1領域を介して受け付ける。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
被検眼の撮影部位に対して測定光を照射すると共に、前記測定光と参照光とのスペクトル干渉信号を検出するOCT光学系と、
前記撮影部位に対して観察光を照射すると共に、前記観察部位からの観察光の反射光に基づいて前記観察部位の正面画像を取得するための観察光学系と、
被検眼の眼底と前眼部との間で前記OCT光学系および前記観察光学系における前記撮影部位を変更する変更手段と、
前記OCT光学系および前記観察光学系を含む撮影ユニットを、被検眼に対して移動させる駆動部と、
制御部と、を備え、
被検眼の前眼部が前記撮影部位である場合に、前記制御部は、前記観察光学系を介して逐次取得される前眼部の正面画像を画面上の第1領域に表示させると共に、前記駆動部を制御するための操作入力を前記第1領域を介して受け付けるOCT装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
被検眼の前眼部が前記撮影部位である場合に、前記制御部は、前記第1領域における前眼部の正面画像上で位置を指定する操作入力を、ポインティングデバイスを介して受け付けると共に、指定された位置に表示される前眼部の組織が前記第1領域内の所定位置に表示されるように、被検眼に対して前記撮影ユニットをXY方向に関して移動させる請求項1記載のOCT装置。
【請求項3】
被検眼の眼底が前記撮影部位である場合に、前記制御部は、前記観察光学系を介して逐次取得される眼底の正面画像を前記第1領域に表示させると共に、眼底上のスキャン位置をXY方向に関して変更するための操作入力を前記第1領域を介して受け付ける請求項1または2記載のOCT装置。
【請求項4】
前記観察光学系とは異なる第2観察光学系であって、被検眼の眼底が前記撮影部位である場合に被検眼の前眼部を観察するための第2観察光学系を備え、
前記制御手段は、被検眼の眼底が前記撮影部位である場合には、前記第2領域には、前記第2観察光学系を介して逐次取得される前眼部の正面画像を第2観察画像として表示させる、請求項1から3のいずれかに記載のOCT装置。
【請求項5】
前記制御手段は、被検眼の前眼部が前記撮影部位である場合には、前記第2領域における前記第2観察画像の表示制御を停止する、請求項4記載のOCT装置。
【請求項6】
前記画面上には、前記第1領域と共に第3領域が配置されており、
前記制御手段は、前記第3領域には、前記OCT光学系を介して逐次取得される被検眼のOCT画像によるライブ画像を表示させる、請求項1から5のいずれかに記載のOCT装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、OCT装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
眼科分野では、被検眼の組織の断層画像を撮影する装置である、光干渉断層計(Optical Coherence Tomography:OCT)として、光学系を切り換えて、眼底OCTと前眼部OCTとを選択的に撮影する装置が知られている。例えば、特許文献1には、眼底OCTに対してアダプタレンズを装着することで、前眼部OCTを簡易的に撮影可能な装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-138904号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前眼部OCTを簡易的に撮影可能な装置において、前眼部OCTを撮影する際の装置の操作性は、十分検討されていなかった。これに対し、本開示は従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、不慣れな検者であっても前眼部OCTを撮影しやすいOCT装置を提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1態様に係るOCT装置は、被検眼の撮影部位に対して測定光を照射すると共に、前記測定光と参照光とのスペクトル干渉信号を検出するOCT光学系と、前記撮影部位に対して観察光を照射すると共に、前記観察部位からの観察光の反射光に基づいて前記観察部位の正面画像を取得するための観察光学系と、被検眼の眼底と前眼部との間で前記OCT光学系および前記観察光学系における前記撮影部位を変更する変更手段と、前記OCT光学系および前記観察光学系を含む撮影ユニットを、被検眼に対して移動させる駆動部と、制御部と、を備え、被検眼の前眼部が前記撮影部位である場合に、前記制御部は、前記観察光学系を介して逐次取得される前眼部の正面画像を画面上の第1領域に表示させると共に、前記駆動部を制御するための操作入力を前記第1領域を介して受け付ける。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、不慣れな検者であっても前眼部OCTを撮影しやすいOCT装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例におけるOCT装置の装置構成を示す図である。
前眼部を撮影する際の装置構成を示す図である。
実施例における動作の流れを示したフローチャートである。
実施例の眼底モードにおける撮影画面を示している。
実施例の前眼部モードにおける撮影画面を示している。
【発明を実施するための形態】
【0008】
「概要」
本開示に例示するOCT装置は、少なくとも、OCT光学系と、観察光学系と、変更部と、駆動部と、制御部と、を備える。OCT光学系は、被検眼の撮影部位に対して測定光を照射すると共に、測定光と参照光とのスペクトル干渉信号を検出する。観察光学系は、撮影部位に対して観察光を照射すると共に、観察部位からの観察光の反射光に基づいて観察部位の正面画像を取得するために利用される。変更部は、被検眼の眼底と前眼部との間で、OCT光学系および観察光学系における被検眼の撮影部位を変更する。駆動部は、OCT光学系および観察光学系を含む撮影ユニットを、被検眼に対して移動させる。被検眼の前眼部が撮影部位である場合に、制御部は、観察光学系を介して逐次取得される前眼部の正面画像を画面上の第1領域に表示させる。また、被検眼の前眼部が撮影部位である場合に、制御部は、駆動部を制御するための操作入力を第1領域を介して受け付ける。
【0009】
被検眼の前眼部が撮影部位である場合には、逐次取得される前眼部の正面画像が表示された第1領域を介して、被検眼に対する撮影ユニットの位置を確認できると共に、撮影ユニットを移動させるための操作を入力できるので、検者による前眼部モードでの撮影ユニットの位置を調整する操作が容易になる。
【0010】
また、被検眼の前眼部が撮影部位である場合に、制御部は、第1領域における前眼部の正面画像上で位置を指定する操作入力を、ポインティングデバイスを介して受け付けてもよい。更に、被検眼の前眼部が撮影部位である場合に、制御部は、指定された位置に表示される前眼部の組織が第1領域内の所定位置に表示されるように、被検眼に対して撮影ユニットをXY方向に関して移動させてもよい。これにより、OCT光学系および観察光学系の光軸が、XY方向に関して移動される。
(【0011】以降は省略されています)

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