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公開番号2024056488
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163387
出願日2022-10-11
発明の名称制御装置、射出成形機および制御方法
出願人住友重機械工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B29C 45/76 20060101AFI20240416BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】制御対象に加わる外乱の影響を簡単に抑制する、技術を提供する。
【解決手段】制御装置は、第1物理量の指令値と実績値の差に応じて前記第1物理量とは異なる第2物理量の指令値を作成し、前記第2物理量の指令値と実績値の差に応じて前記制御対象の駆動部を制御する制御部を有する。前記制御部は、前記第1物理量の実績値と、前記第2物理量の実績値または指令値とを用いて前記制御対象に加わる外乱を推定し、推定した前記外乱を打ち消すように前記第2物理量の指令値を補正する外乱補正部を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1物理量の指令値と実績値の差に応じて前記第1物理量とは異なる第2物理量の指令値を作成し、前記第2物理量の指令値と実績値の差に応じて制御対象を制御する制御部を有する、制御装置であって、
前記制御部は、前記第1物理量の実績値と、前記第2物理量の実績値または指令値とを用いて前記制御対象に加わる外乱を推定し、推定した前記外乱を打ち消すように前記第2物理量の指令値を補正する外乱補正部を有する、制御装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記第2物理量は電流である、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記外乱補正部は、前記制御対象に加わる前記外乱を推定する際に、成形材料の特性を考慮することなく、前記制御対象の機械特性を基に前記外乱を推定する、請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記外乱補正部は、前記第2物理量の実績値または指令値を1次ローパスフィルタで処理した値を用いて前記外乱を推定する、請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項5】
請求項1または2に記載の制御装置と、前記制御対象と、を備える、射出成形機。
【請求項6】
第1物理量の指令値と実績値の差に応じて前記第1物理量とは異なる第2物理量の指令値を作成し、前記第2物理量の指令値と実績値の差に応じて制御対象を制御する制御工程を有する、制御方法であって、
前記制御工程は、前記第1物理量の実績値と、前記第2物理量の実績値または指令値とを用いて前記制御対象に加わる外乱を推定し、推定した前記外乱を打ち消すように前記第2物理量の指令値を補正する工程を有する、制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置、射出成形機および制御方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のモータ制御装置は、モータトルク値とモータ回転速度検出値とを入力信号にして、位置制御器と速度制御器で用いられる制御ゲインを自動調整するオートチューニング部を有する。特許文献1に記載のモータ制御装置は、産業用機械(半導体製造装置、工作機械、射出成形機)に用いられ、オンラインで稼働中に機械系パラメータを同定し制御性能を向上するのに用いられる。
【0003】
特許文献2に記載の状態監視装置は、状態推定モデルを有し、伝達関数によってモデル化することが困難である機器システムの状態を推定する。機器システムの状態として、射出成形機の製造物の品質(例えばバリの有無)と、金型の劣化度が例示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4340299号公報
国際公開第2018/220751号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
外乱の影響を抑制するにあたって、外乱の影響を抑制するためのパラメータ数が多く、制御演算が複雑であった。特に、射出成形機では、成形材料の特性が時間変化するため、成形材料の特性を抑制することが困難であった。
【0006】
本発明の一態様は、制御対象に加わる外乱の影響を簡単に抑制する、技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る制御装置は、第1物理量の指令値と実績値の差に応じて前記第1物理量とは異なる第2物理量の指令値を作成し、前記第2物理量の指令値と実績値の差に応じて前記制御対象の駆動部を制御する制御部を有する。前記制御部は、前記第1物理量の実績値と、前記第2物理量の実績値または指令値とを用いて前記制御対象に加わる外乱を推定し、推定した前記外乱を打ち消すように前記第2物理量の指令値を補正する外乱補正部を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、制御対象に加わる外乱の影響を簡単に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係る射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。
図2は、一実施形態に係る射出成形機の型締時の状態を示す図である。
図3は、制御装置の構成要素の一例を機能ブロックで示す図である。
図4は、成形サイクルの工程の一例を示す図である。
図5は、実施例に係る射出制御部を示す図である。
図6は、参考例に係る射出制御部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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