TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024056450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163321
出願日2022-10-11
発明の名称開閉式グリッパ
出願人澁谷工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B65G 47/90 20060101AFI20240416BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】簡略な構成で搬送方向に対してグリッパの向きを前後させることができる開閉式のグリッパを提供する。
【解決手段】開閉式グリッパは、同じ軸心に回動可能に配置された1対のグリッパ片18A、18Bと、グリッパ片18A、18Bをお互いに接近する方向へ付勢する付勢部材40と、1対のグリッパ片18A、18Bのそれぞれに接続されたカムフォロア34A、34Bと、カムフォロア34Aと係合してカムフォロア34Aを作動させる第1カム38と、カムフォロア34Bと係合してカムフォロア34Bを作動させる第2カムとを備える。1対のグリッパ片18A、18Bを開閉する際には、カムフォロア34A、34Bの両方を作動させ、1対のグリッパ片18A、18Bを揺動させる際には、カムフォロア34Aのみを作動させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
同じ軸心に回動可能に配置された1対のグリップ片と、
前記グリップ片をお互いに接近する方向へ付勢する付勢手段と、
前記1対のグリップ片のそれぞれに接続された第1カムフォロアおよび第2カムフォロアと、
前記第1カムフォロアと係合して前記第1カムフォロアを作動させる第1カムと、
前記第2カムフォロアと係合して前記第2カムフォロアを作動させる第2カムとを備え、
前記1対のグリップ片を開閉する際には、前記第1カムフォロアと第2カムフォロアの両方を作動させるとともに、
前記1対のグリップ片を揺動させる際には、前記第1カムフォロアと第2カムフォロアの一方のみを作動させる
ことを特徴とする開閉式グリッパ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器を把持・搬送する開閉式のグリッパに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
容器を搬送しながら充填やキャッピングなどの処理を行うシステムでは、各回転ホイールに設けられたグリッパによって容器のフランジの上下を交互に把持しながら容器を搬送する容器処理システムが知られている。フランジの上方を把持する回転ホイールのグリッパには、カムとカムフォロアなどの開閉機構を用いた開閉式グリッパが採用され、フランジの下方を把持する回転ホイールのグリッパには、スプリングで常時閉じる方向に付勢されている板ばね式グリッパが採用されている。また、このような容器処理システムにおいて、搬送中の容器のピッチを変更する等の目的で、板ばね式のグリッパを回転可能とし、カムやギヤ等の機構を用いて板ばね式のグリッパを揺動する構成も提案されている(特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4026861号公報
特許第6306409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、引用文献1、2等において揺動可能なグリッパは、板ばね式のグリッパに限定されているため、開閉式のグリッパを備えた回転ホイールで開閉式のグリッパを揺動させることができず、板ばね式のグリッパを備えた回転ホイールを後続に配置して板ばね式のグリッパを揺動させていた。このように、グリッパを揺動させるための回転ホイールが限定されてしまい、システム設計の自由度が制限される。
【0005】
本発明は、簡略な構成で搬送方向に対してグリッパの向きを前後させることができる開閉式のグリッパを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の開閉式グリッパは、同じ軸心に回動可能に配置された1対のグリップ片と、前記グリップ片をお互いに接近する方向へ付勢する付勢手段と、前記1対のグリップ片のそれぞれに接続された第1カムフォロアおよび第2カムフォロアと、前記第1カムフォロアと係合して前記第1カムフォロアを作動させる第1カムと、前記第2カムフォロアと係合して前記第2カムフォロアを作動させる第2カムとを備え、前記1対のグリップ片を開閉する際には、前記第1カムフォロアと第2カムフォロアの両方を作動させるとともに、前記1対のグリップ片を揺動させる際には、前記第1カムフォロアと第2カムフォロアの一方のみを作動させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、簡略な構成で搬送方向に対してグリッパの向きを前後させることができる開閉式のグリッパを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態である開閉式グリッパを採用した容器処理システムの一部の構成の配置を示す平面図である。
外面殺菌領域において開閉式グリッパにより把持される容器の搬送方向からの矢視図である。
内面殺菌領域において開閉式グリッパにより把持される容器の搬送方向からの矢視図である。
容器を把持する殺菌ホイールの開閉式グリッパの構成を示す斜視図である。
容器を把持する開閉式グリッパ周辺の縦断面図である。
受渡位置において開放されるグリッパの構成を示す平面図である。
図6のグリッパの構成を便宜的に左右に分離して示す平面図である。
第1カムに沿って移動するグリッパの5カ所における姿勢を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態である開閉式グリッパを採用した容器処理システムの一部の構成の配置を示す平面図である。
【0010】
本実施形態の容器処理システム10は、例えば搬送される容器Vに液体の充填処理やキャッピング処理を行うシステムである。容器Vは例えば首部にフランジVfを備えるボトルであり(図2参照)、回転ホイールの外周部に沿って設けられる各グリッパによりフランジVfの上部または下部が把持されて搬送される。容器Vは回転ホイール間で受け渡され、受渡においてグリッパにより把持されるフランジVfの上下の位置が交互に切り替えられる。なお、フランジVfの下側は板ばね式グリッパにより把持され、フランジVfの上側は開閉式グリッパ18により把持される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

澁谷工業株式会社
開閉式グリッパ
18日前
澁谷工業株式会社
キャップ殺菌装置
1日前
個人
包装体
8か月前
個人
構造体
2か月前
個人
包装体
8か月前
個人
パレット
8か月前
個人
半蓋半箱筒
4か月前
個人
衣類カバー
7か月前
個人
折り畳み製品
6か月前
個人
テープホルダー
5か月前
個人
内容物排出装置
8か月前
個人
段ボール用キリ
7か月前
個人
荷物運搬補助具
8か月前
個人
開封用カッター
25日前
個人
「即時結束具」
6か月前
個人
送出具付き容器
9か月前
個人
コード長さ調整器
5か月前
個人
ビニール袋開口具
8か月前
個人
折りたたみコップ
1か月前
個人
爪楊枝流通セット
5か月前
個人
収容ケース
8か月前
個人
チャック付き袋体
1か月前
個人
パウチ容器
2か月前
個人
粘着テープカッタ
6か月前
個人
プラスチックバッグ
3か月前
個人
開口しやすいレジ袋
2か月前
三甲株式会社
容器
8か月前
三甲株式会社
容器
5か月前
三甲株式会社
容器
4か月前
凸版印刷株式会社
包装袋
8か月前
個人
伸縮するゴミ収納器
2か月前
三甲株式会社
容器
3か月前
日東精工株式会社
包装機
8か月前
凸版印刷株式会社
パウチ
9か月前
株式会社イシダ
包装装置
4か月前
三甲株式会社
容器
8か月前
続きを見る