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公開番号2024056404
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163257
出願日2022-10-11
発明の名称開閉装置並びにこの開閉装置を用いた事務機器
出願人株式会社ナチュラレーザ・ワン
代理人個人
主分類G03B 27/62 20060101AFI20240416BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】開閉体の経年に及ぶ開閉動作に伴い発生する支持部材と摺動部材間のグリス切れを防止した開閉装置を提供する。
【解決手段】
事務機器の装置本体に取り付ける取付部材と、前記取付部材にヒンジシャフトを介して回動可能に取り付けられたところの開閉体を支持する支持部材と、前記支持部材の自由端側と前記取付部材側に取り付けたカム部材との間に、前記支持部材内部にスライド可能に収容され前記開閉体の開閉操作に伴い前記支持部材内部をスライドするところの弾性部材を作用させたスライダーを有するものにおいて、前記支持部材の内側及び又は前記スライダーの外側に潤滑用グリスを溜めるグリス溝を設けたことで解決した。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
事務機器の装置本体に取り付ける取付部材と、前記取付部材にヒンジシャフトを介して回動可能に取り付けられたところの開閉体を支持する支持部材と、前記支持部材の自由端側と前記取付部材側に取り付けたカム部材との間に、前記支持部材内部にスライド可能に収容され前記開閉体の開閉操作に伴い前記支持部材内部をスライドするところの弾性部材を作用させたスライダーを有するものにおいて、前記支持部材の内側及び又は前記スライダーの外側に潤滑用グリスを溜めるグリス溝を設けたことを特徴とする開閉装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記スライダーは、前記支持部材の前記自由端側に設けられた第1スライダーと、前記カム部材側に設けられた第2スライダーとで構成されていることを特徴する、請求項1に記載の開閉装置。
【請求項3】
前記グリス溝は、前記スライダーのスライド方向に直交する方向に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の開閉装置。
【請求項4】
前記支持部材の前記自由端側には、さらにヒンジシャフトを介して前記開閉体を支持するリフト部材が取り付けられており、前記第1スライダーと前記第2スライダーは前記リフト部材に設けた作動部材と前記カム部材との間に弾性部材を作用させて設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の開閉装置。
【請求項5】
前記第1スライダーには、前記支持部材の上板側に接する側に所定間隔を開けて逃がし溝部が設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の開閉装置。
【請求項6】
前記第2スライダーには、前記支持部材の前記上板側と接する側に突部を設けてあることを特徴とする、請求項2に記載の開閉装置。
【請求項7】
前記請求項1に記載の開閉装置を用いたことを特徴とする、事務機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、複合機、印刷機、ファクシミリ、及びスキャナー等の事務機器に用いて好適な開閉装置並びにこの開閉装置を用いた事務機器に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複写機、複合機、印刷機、ファクシミリ、及びスキャナー等の事務機器の装置本体には、その装置本体の上面後部に対し原稿圧着板が開閉装置を介して開閉可能に取り付けられている。この開閉装置は、原稿圧着板開閉装置とも称せられるが、一種のヒンジ機構であり、例えば下記特許文献1に記載されたように、原稿圧着板をヒンジ軸まわりに開閉可能に軸支して、装置本体の上面のコンタクトガラス面上に原稿を圧着させることができると共に、そのコンタクトガラス上面を露出させることができる。原稿をコンタクトガラス面上にセットするには、原稿圧着板を回動させて(上方に開いて)コンタクトガラス面を露出(開放)させ、そのコンタクトガラスの面上に原稿を載置した後、原稿圧着板を回動させて(下方に閉じて)、原稿圧着板で原稿をコンタクトガラス面上に圧着させる。
【0003】
上記公知構成の事務機器においては、原稿圧着板を開閉すると、当該原稿圧着板を装置本体に開閉可能に取り付けている開閉装置を構成する支持部材がヒンジシャフトを支点に回転し、この支持部材内部に圧入されスライド可能に収容させたスライダーがスライドする。この時スライダーの摺動に抗う圧縮コイルスプリングが設けられており、かつ、スライダーが取付部材側に設けたカム部材と圧接しているので、原稿圧着板の開閉操作の際に適度な負荷が発生する。このため開閉装置によって装置本体に対して原稿圧着板は、閉成状態で閉成方向へ付勢され、中間開閉角度で原稿圧着板を保持でき、さらに全開状態で自然落下しないように保持される。そして、スライダーは原稿圧着板の開閉操作ごとに支持部材内部を圧接状態で摺動することになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-8038号公開特許公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した従来公知の開閉装置は、当然にスライダーと支持部材のスライド面に潤滑用グリスを塗布させた状態で出荷されるが、経年使用されるうちにグリス切れを起こし、原稿圧着板(以下、本願発明に係る原稿圧着板開閉装置が、複写機や複合機以外に事務機器に用いられることを考慮し、単に開閉体という)の開閉操作に支障を来たし、また、異音が発生するという問題が生じた。この問題は、支持部材に対するスライダーの圧入嵌合が強かった場合には、より早く顕在化する傾向があった。本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、開閉体の経年に渡る開閉操作の後においても、開閉操作不良を起こさず。且つ、異音の発生を防止することのできる開閉装置並びにこの開閉装置を用いた事務機器を提供せんとするにある。尚、本願発明において、開閉装置は、スライダーを1個用いる実施の形態と、2個用いて第1スライダーと第2スライダーとする実施の形態があることから、特許請求の範囲において、単にスライダーと記載した場合には、2つの形態のスライダーを含むものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、事務機器の装置本体に取り付ける取付部材と、前記取付部材にヒンジシャフトを介して回動可能に取り付けられたところの開閉体を支持する支持部材と、前記支持部材の自由端側と前記取付部材側に取り付けたカム部材との間に、前記支持部材内部にスライド可能に収容され前記開閉体の開閉操作に伴い前記支持部材内部をスライドするところの弾性部材を作用させたスライダーを有するものにおいて、前記支持部材の内側及び又は前記スライダーの外側に潤滑用グリスを溜めるグリス溝を設けたことを特徴とする。
【0007】
次に、請求項2に記載の発明は、前記スライダーが、前記支持部材の前記自由端側に設けられた第1スライダーと、前記カム部材側に設けられた第2スライダーとで構成されていることを特徴する。
【0008】
次に、請求項3に記載の発明は、前記グリス溝が、前記スライダーのスライド方向に直交する方向に設けられていることを特徴とする。
【0009】
次に、請求項4に記載の発明は、前記支持部材の前記自由端側には、さらにヒンジシャフトを介して前記開閉体を支持するリフト部材が取り付けられており、前記第1スライダーと前記第2スライダーは前記リフト部材に設けた作動部材と前記カム部材との間に弾性部材を作用させて設けられていることを特徴とする。
【0010】
次に、請求項5に記載の発明は、前記第1スライダーには、前記支持部材の上板側に接する側に所定間隔を開けて逃がし溝部が設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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