TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024056282
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163063
出願日2022-10-11
発明の名称作業情報記録装置
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類G06F 21/86 20130101AFI20240416BHJP(計算;計数)
要約【課題】建設機械から記録装置の装置本体を取り外して持ち出されても、顧客情報を含んだデータが第三者に漏洩するのを防止でき、信頼性の高い建設機械用の作業情報記録装置を得ること。
【解決手段】本発明の作業情報記録装置(1)は、建設機械の周囲を撮像した撮像画像を含む建設機械の作業情報を記録する記憶装置(12)と、記録装置を制御するコントローラ(11)とを装置本体(10)内に具備する装置であって、コントローラは、建設機械に取り付けられた装置本体が建設機械から取り外された場合に記憶装置に記録済みの作業情報を記憶装置から削除することを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
建設機械の周囲を撮像した撮像画像を含む建設機械の作業情報を記録する記録装置と、前記記録装置を制御するコントローラとを装置本体内に具備する作業情報記録装置であって、
前記コントローラは、前記建設機械に取り付けられた前記装置本体が前記建設機械から取り外されたことが検知されると前記記録装置に記録済みの前記作業情報を前記記録装置から削除することを特徴とする作業情報記録装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記コントローラは、
前記作業情報を取得する作業情報取得部と、
該作業情報取得部に前記作業情報を提供する有線通信用ハーネスの切断を検知する切断検知部と、
該切断検知部による検知結果に基づいて前記装置本体が前記建設機械から取り外されたか否かを判断する状態管理部と、
該状態管理部において前記装置本体が前記建設機械から取り外されたと判断された場合に前記記録装置から前記作業情報を削除する処理を行う削除部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の作業情報記録装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記状態管理部において前記装置本体が前記建設機械から取り外されたと判断された場合に警告表示および警告音の発生の少なくとも一方の警告処理を行う警告処理部を有し、
前記削除部は、前記警告処理部による警告処理が行われて所定時間経過後に前記作業情報を削除する処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の作業情報記録装置。
【請求項4】
前記作業情報には、前記建設機械の車体識別番号の情報が含まれており、
前記状態管理部は、予め記録されている車体識別番号と前記作業情報に含まれている車体識別番号とを比較して不一致の場合に前記装置本体が前記建設機械から取り外されたと判断することを特徴とする請求項2に記載の作業情報記録装置。
【請求項5】
前記切断検知部は、前記装置本体に前記有線通信用ハーネスを着脱可能なコネクタが取り外された状態を検知することを特徴とする請求項2に記載の作業情報記録装置。
【請求項6】
前記記録装置は、外部からの給電により前記作業情報の記録を保持し、給電の停止により前記作業情報の記録を失う揮発性メモリを有することを特徴とする請求項1に記載の作業情報記録装置。
【請求項7】
前記コントローラは、
通信端末との間で情報通信を行う通信部と、
該通信部を介して前記通信端末から要求された前記作業情報を前記記録装置から読み込む読込部と、を有し、
前記通信部は、前記読込部により前記記録装置から読み込んだ前記作業情報を、要求元の前記通信端末に提供することを特徴とする請求項1に記載の作業情報記録装置。
【請求項8】
前記警告表示を行う表示灯および前記警告音を発生させるスピーカを備えており、
前記警告処理部は、前記表示灯に前記警告表示を表示させ、前記スピーカから前記警告音を発生させる警告処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の作業情報記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建設機械の作業情報を記録する作業情報記録装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば自動車などの車両には、車両の周囲を撮影した撮影画像や車両の車速、走行経路等を記録するドライブレコーダ(車載器)が搭載されることがある(例えば、特許文献1)。一般的に、自動車用ドライブレコーダは、ドライブレコーダ本体から取り出しが容易な記録媒体に撮影画像データ等を記録し、記録媒体のみをドライブレコーダ本体から取外し、ノートパソコンなどの別の読み取り装置で記録したデータを閲覧できる(例えば、特許文献2)。
【0003】
一方、施工会社の管理する建設機械は、施工会社が顧客から受注した工事現場で稼働するため、建設機械に搭載されたドライブレコーダに記録される撮影画像や稼働データには顧客の情報が含まれており、誤って第三者にデータが漏洩すると、施工会社は顧客からの信頼を失う恐れがある。
【0004】
このような点を考慮し、従来より、建設機械に搭載されたドライブレコーダは、ドライブレコーダ本体から取り出しが困難な記録媒体にデータを記録して、データが漏洩するリスクの低減を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5528182号公報
特開2018-45580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、建設機械からドライブレコーダ等の記録装置の装置本体を取り外して持ち出されると、データの漏洩を防止することができない。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を鑑み、建設機械から記録装置の装置本体を取り外して持ち出されても、顧客情報を含んだデータが第三者に漏洩するのを防止でき、信頼性の高い建設機械用の作業情報記録装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する本発明の作業情報記録装置は、建設機械の周囲を撮像した撮像画像を含む建設機械の作業情報を記録する記録装置と、前記記録装置を制御するコントローラとを装置本体内に具備する作業情報記録装置であって、前記コントローラは、前記建設機械に取り付けられた前記装置本体が前記建設機械から取り外されたことが検知されると前記記録装置に記録済みの前記作業情報を前記記録装置から削除することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、建設機械からの装置本体の取り外しによって記録装置から作業情報が削除されるので、建設機械から装置本体を取り外して持ち出されても、顧客情報を含んだデータが第三者に漏洩するのを防止でき、信頼性の高い建設機械用の作業情報記録装置を提供することができる。
【0010】
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
乗降調査装置
23日前
個人
プロジェクター
2日前
個人
管理装置
7日前
個人
自動販売機
1か月前
個人
コメント配信システム
1か月前
個人
リユース統合システム
1か月前
日本精機株式会社
投影装置
23日前
個人
広告提供方法
1か月前
日本精機株式会社
投影システム
24日前
個人
チラシ掲載位置表示システム
1か月前
個人
モノづくり知識情報システム
1か月前
株式会社SUBARU
車両
1か月前
個人
情報処理装置及びプログラム
1か月前
小林クリエイト株式会社
RFタグ
1か月前
株式会社協同印刷
防災・災害マウス
1か月前
17LIVE株式会社
サーバ
23日前
トヨタ自動車株式会社
検査装置
7日前
太陽誘電株式会社
触覚生成装置
1か月前
株式会社ゼロボード
価格決定システム
22日前
株式会社NGA
画像投稿システム
7日前
株式会社イトーキ
分析装置
1か月前
株式会社カネカ
異常推定システム
1か月前
中国電力株式会社
ゲームシステム
1か月前
株式会社アジラ
姿勢推定システム
21日前
株式会社フォーバル
仕訳システム
1か月前
個人
ポイント増量アプリ「太陽光銭サー」
1日前
日本電気株式会社
勤務管理装置
29日前
株式会社小野測器
移動量計測システム
14日前
株式会社三富
取引管理システム
2日前
小林クリエイト株式会社
あて先表示システム
1か月前
日本信号株式会社
自転車貸出システム
24日前
個人
ブロックチェーンと既存網との接続方法
1か月前
個人
言語翻訳システム及びプログラム
14日前
富士通株式会社
プロセッサ
16日前
個人
防災訓練オフ会
1か月前
合同会社エリサ
発送システム
1か月前
続きを見る