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公開番号2024055769
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2023137873
出願日2023-08-28
発明の名称組成物、フッ素樹脂シート及びその製造方法
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人タス・マイスター
主分類C08L 27/12 20060101AFI20240411BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】低誘電率、低損失、低熱膨張という観点において優れた性能を有するフッ素樹脂シートを得るための組成物、フッ素樹脂シート及びその製造方法を提供する。
【解決手段】フッ素樹脂と(10GHzで測定したフィラーの誘電正接)/(フィラーの表面積(m2/g))の比が0.00001~0.00035のフィラーを含む組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
フッ素樹脂と
(10GHzで測定したフィラーの誘電正接)/(フィラーの表面積(m

/g))の比が0.00001~0.00035のフィラーを含むことを特徴とする組成物。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
フッ素樹脂は、ポリテトラフルオロエチレン樹脂である請求項1記載の組成物。
【請求項3】
フッ素樹脂は溶融成形不可能である請求項1又は2記載の組成物。
【請求項4】
ポリテトラフルオロエチレン樹脂は、SSGが2.0~2.3である請求項2記載の組成物。
【請求項5】
ポリテトラフルオロエチレン樹脂は、屈折率が1.2から1.6である請求項2記載の組成物。
【請求項6】
フッ素樹脂は、一次粒子径が0.05~10μmである請求項1又は2記載の組成物。
【請求項7】
フッ素樹脂は、体積基準累積50%径が0.05~40μmである請求項1又は2記載の組成物。
【請求項8】
フィラーは、シリカ粒子である請求項1又は2記載の組成物。
【請求項9】
フィラーは、組成物全量に対する含有量が50wt%以上である請求項1又は2記載の組成物。
【請求項10】
フィラーは、平均粒径が0.5~250μmである請求項1又は2記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、組成物、フッ素樹脂シート及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
高周波用プリント配線板において、伝送損失が小さい高周波用プリント配線板が求められている。このような高周波用プリント配線板において、フッ素樹脂フィルムを使用することが公知である(特許文献1等)。また、配線基板材料としてフィラーを配合したフッ素樹脂を使用することについて、特許文献2、3に記載されている。
【0003】
さらに、特許文献4には、真球状シリカ粒子をフッ素樹脂に配合したフッ素樹脂組成物を回路用基板に使用することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-8260
特開昭63-259907号公報
特表2022-510017
国際公開2020/145133
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、低誘電率、低損失、低熱膨張という観点において優れた性能を有するフッ素樹脂シートを得るための組成物、薄膜化されたフッ素樹脂シート及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、
フッ素樹脂と
(10GHzで測定したフィラーの誘電正接)/(フィラーの表面積(m

/g))の比が0.00001~0.00035のフィラーを含むことを特徴とする組成物である。
上記フッ素樹脂は、ポリテトラフルオロエチレン樹脂であることが好ましい。
上記フッ素樹脂は溶融成形不可能であることが好ましい。
【0007】
上記ポリテトラフルオロエチレン樹脂は、SSGが2.0~2.3であることが好ましい。
上記ポリテトラフルオロエチレン樹脂は、屈折率が1.2から1.6であることが好ましい。
上記フッ素樹脂は、一次粒子径が0.05~10μmであることが好ましい。
上記フッ素樹脂は、体積基準累積50%径が0.05~40μmであることが好ましい。
【0008】
上記フィラーは、シリカ粒子であることが好ましい。
上記フィラーは、組成物全量に対する含有量が50wt%以上であることが好ましい。
上記フィラーは、平均粒径が0.5~250μmであることが好ましい。
上記フィラーは、表面をシランカップリング剤でコーティングしたものであることが好ましい。
上記組成物は、10GHzでの誘電正接の値が0.0015以下であることが好ましい。
【0009】
本開示は、フッ素樹脂と(10GHzで測定したフィラーの誘電正接)/(フィラーの表面積(m

/g))の比が0.00001~0.00035のフィラーを含む組成物からなることを特徴とするフッ素樹脂シートでもある。
上記フッ素樹脂シートは、厚みが5~250μmであることが好ましい。
【0010】
本開示は、フッ素樹脂粒子とフィラーを混合して成膜する工程を有することを特徴とする上述したフッ素樹脂シートの製造方法でもある。
上記製造方法は、フッ素樹脂粒子と無機フィラーのみを混合し、その他の成分を加えることなく成膜することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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