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公開番号2024028227
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2023133673
出願日2023-08-18
発明の名称ハロゲン化ポリマー、及びその製造方法
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類C08G 65/40 20060101AFI20240222BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】 本発明は、公知のハロゲン含有ポリマーに比べて、耐熱性、及び白色度に優れるハロゲン化ポリマーを提供することを課題とする。
【解決手段】
臭化物イオンを含有する、下記一般式(1)
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024028227000020.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">43</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">139</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、Rは、C1~C6のアルキレン基、-S-、又は-SO2-を示す。nは実数を示す。)
で示されるハロゲン化ポリマーであって、前記臭化物イオンの含有量が1~2,000ppmであることを特徴とする、ハロゲン化ポリマーを用いる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
臭化物イオンを含有する、下記一般式(1)
JPEG
2024028227000016.jpg
43
139
(式中、Rは、C1~C6のアルキレン基、-S-、又は-SO

-を示す。nは実数を示す。)
で示されるハロゲン化ポリマーであって、前記臭化物イオンの含有量が1~2,000ppmであることを特徴とする、ハロゲン化ポリマー。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
3重量%の重量減少温度が、10℃/分の昇温速度において、370℃以上である、請求項1に記載のハロゲン化ポリマー。
【請求項3】
色差計を用いて下記式(ユークリッド距離)に基づいて算出される、前記ハロゲン化ポリマーの白色(R:G:B=255:255:255)からの色差Dが33以下である、請求項1に記載のハロゲン化ポリマー。
JPEG
2024028227000017.jpg
23
150
【請求項4】
平均一次粒子径(D50)が、1~50μmである、請求項1に記載のハロゲン化ポリマー。
【請求項5】
下記一般式(2)で表される化合物と、下記一般式(3)で表される化合物と、塩基と、ラジカルトラップ剤と、溶媒とを含む混合物を、撹拌しながら、110~150℃の範囲で加熱することを特徴とする、請求項1に記載のハロゲン化ポリマーの製造方法。
JPEG
2024028227000018.jpg
37
136
(式中、Rは、C1~C6のアルキレン基、-S-、又は-SO

-を示す。)
JPEG
2024028227000019.jpg
19
111
(式中、X、Yは、ハロゲン原子を示す。)
【請求項6】
ラジカルトラップ剤の使用量が、前記一般式(2)で表される化合物の100質量部に対して、0.001~10質量部である、請求項5に記載の製造方法。
【請求項7】
上記ラジカルトラップ剤が、フェノール系ラジカルトラップ剤、キノン系ラジカルトラップ剤、亜リン酸エステル系ラジカルトラップ剤、アミン系ラジカルトラップ剤、及び硫黄系ラジカルトラップ剤からなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項5に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、難燃剤などに用いられる、耐熱性の高いハロゲン化ポリマー、及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
難燃剤は、樹脂と混合することで、当該樹脂に難燃性を付与する添加剤としてよく知られている。例えば、複数のハロゲン原子を有する化合物が、ハロゲン系難燃剤として古くから使用されている。なお、一部の低分子量型のハロゲン系難燃剤(例えば、ポリ臭化ビフェニル類)については、その有害性のために、RoHS指令の規制対象となっている。このため、最近のハロゲン系難燃剤の開発は、高分子量型にシフトする傾向にある。
【0003】
高分子量型の臭素系難燃剤として、例えば、テトラブロモビスフェノールAをモノマーとした重合物が知られている。当該重合物として、テトラブロモビスフェノールAと1,2-ジハロエタンを、塩基の存在下に反応させたものが知られている(特許文献1~4)。
【0004】
前記の高分子量型の臭素系難燃剤の耐熱性については、その分解温度が180℃程度である旨の記載があるが、難燃性の向上のために、分解温度がより高い臭素系難燃剤が求められている。分解温度がより高い臭素系難燃剤として、特許文献5のハロゲン含有ポリマーが報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭51-117737号公報
特公昭56-8809号公報
特開昭53-128656号公報
特公昭62-1973号公報
特開2019-77857号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献5のハロゲン含有ポリマーについては、黄色や灰色を呈する傾向がある。このようなハロゲン含有ポリマーを難燃剤として樹脂に配合した場合、難燃剤由来の色が残ってしまう課題があった。例えば、白物家電等に用いられる樹脂については、白色であることが求められるため、難燃化のために配合される難燃剤についても白色であることが求められている。
【0007】
本発明は、前記のハロゲン含有ポリマーと比べて、耐熱性、及び白色度に優れるハロゲン化ポリマーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意検討した結果、下記の発明が上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】
[1]
臭化物イオンを含有する、下記一般式(1)
【0010】
JPEG
2024028227000001.jpg
43
139
(【0011】以降は省略されています)

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