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公開番号2024055174
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161885
出願日2022-10-06
発明の名称取引システム、ノード、ブロックチェーンネットワーク、処理方法、及びプログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 50/06 20240101AFI20240411BHJP(計算;計数)
要約【課題】ブロックチェーンを利用した電力の取引において、同一のユーザが異なる場所で使用した電力の取引を関連付けて扱うこと。
【解決手段】ブロックチェーンネットワークにおけるノード、通信可能な仲介システム、取引サーバ及び電力計測装置を有する取引システムであって、仲介システムは、電力計測装置から受信した電力を購入する使用者を特定する識別子、使用電力量、使用場所及び使用先をノードに送信する通信部を備える。ノードは、識別子、使用電力量、使用場所及び使用先を含むアセット情報を記憶する記憶部と、使用者の使用電力量、使用場所及び使用先に関する取引情報をアセット情報から抽出する読出部と、読出部が抽出した取引情報を仲介システムに送信する通信部とを備える。取引サーバは、取引情報を仲介システムから受信する通信部と、取引情報に基づいて、第1支払料金を計算する計算部と、支払い処理を実行する処理部と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ブロックチェーンネットワークにおけるノード、前記ノードと通信可能な仲介システム、及び前記仲介システムと通信可能な取引サーバと少なくとも一つの電力計測装置を有する取引システムであって、
前記仲介システムは、
前記電力計測装置から受信した、電力を購入する使用者を特定する識別子、使用電力量、電力の使用場所、及び電力の使用先を前記ノードに送信する第1通信部と、
を備え、
前記ノードは、
前記仲介システムから受信した、前記識別子、前記使用電力量、前記使用場所、及び前記使用先を含むアセット情報を記憶する記憶部と、
前記識別子を用いて、指定された取引期間における指定された使用者に関する前記使用電力量、前記使用場所、及び前記使用先に関する取引情報を前記アセット情報から抽出する読出部と、
前記読出部が抽出した前記取引情報を前記仲介システムに送信する第2通信部と、
を備え、
前記取引サーバは、
前記取引情報を前記仲介システムから受信する第3通信部と、
前記取引情報に基づいて、第1支払料金を計算する計算部と、
前記第1支払料金の支払い処理を実行する処理部と、
を備える取引システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記取引サーバは、
前記使用者を認証するための認証情報を記憶する記憶部と、
前記使用者が前記取引サーバにログインする際に、前記認証情報を用いて、前記使用者を認証する認証部と、
を更に備える、請求項1に記載の取引システム。
【請求項3】
前記取引サーバは、
前記計算部が、前記電力計測装置から受信した前記使用電力量に対する第2支払料金を計算し、
前記第2支払料金を表示するための第1情報を作成する表示制御部と、
を更に備え、
前記第3通信部が、前記第1情報を前記電力計測装置に送信する、
請求項1又は請求項2に記載の取引システム。
【請求項4】
前記取引サーバは、
前記表示制御部が、前記第1支払料金を表示するための第2情報を生成し、
前記第3通信部が、前記第2情報を前記使用者が操作する情報端末に送信する、請求項3に記載の取引システム。
【請求項5】
前記取引サーバは、
前記計算部が、前記取引情報に基づいて、前記使用場所ごとの第3支払料金を計算し、
前記表示制御部が、前記第3支払料金を表示するための第3情報を生成し、
前記第3通信部が、前記使用者が操作する情報端末に前記第3情報を送信する、請求項3に記載の取引システム。
【請求項6】
前記取引サーバは、
前記計算部が、前記取引情報に基づいて、前記使用場所及び前記使用先ごとの第4支払料金を計算し、
前記表示制御部が、第4支払料金を表示するための第4情報を生成し、
前記第3通信部が、前記使用者が操作する情報端末に前記第4情報を送信する、請求項3に記載の取引システム。
【請求項7】
ブロックチェーンネットワークにおけるノードであって、
使用者を特定する識別子、使用電力量、電力の使用場所、及び電力の使用先を含むアセット情報を記憶する記憶部と、
前記識別子を用いて、指定された取引期間における指定された使用者に関する前記使用電力量、前記使用場所、及び使用先を前記アセット情報から抽出する読出部と、
を備えるノード。
【請求項8】
使用者を特定する識別子、使用電力量、電力の使用場所、及び電力の使用先を含むアセット情報を記憶し、前記識別子を用いて、指定された取引期間における指定された使用者に関する前記使用電力量、前記使用場所、及び使用先を前記アセット情報から抽出することを特徴とするブロックチェーンネットワーク。
【請求項9】
ブロックチェーンネットワークにおけるノードが実行する処理方法であって、
使用者を特定する識別子、使用電力量、電力の使用場所、及び電力の使用先を含むアセット情報を記憶するステップと、
前記識別子を用いて、指定された取引期間における指定された使用者に関する前記使用電力量、前記使用場所、及び使用先を前記アセット情報から抽出するステップと、
を備える処理方法。
【請求項10】
ブロックチェーンネットワークにおけるノードに、
使用者を特定する識別子、使用電力量、電力の使用場所、及び電力の使用先を含むアセット情報を記憶するステップ、
前記識別子を用いて、指定された取引期間における指定された使用者に関する前記使用電力量、前記使用場所、及び使用先を前記アセット情報から抽出するステップ、
を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、取引システム、ノード、ブロックチェーンネットワーク、処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、再生可能エネルギーによって生産された電力が注目されている。この電力は、太陽光、太陽熱、風力、バイオマス、地熱、水力、大気中の熱等の再生可能エネルギーである資源を利用することで生産される。再生可能エネルギーによる発電は、石油、石炭、液化天然ガス等の化石燃料による発電に比べて、地球温暖化の原因となっている二酸化炭素をほとんど排出しないため、電力の生産に利用される資源の中でも、再生可能エネルギーは環境に優しいエネルギー資源である。このような環境に優しいグリーン電力を利用して工場などを稼働させることで、企業価値を向上させることができる。一方、分散型台帳を用いてデジタル資産の取引を行う方法が知られており(例えば、特許文献1参照)、再生可能エネルギー等によって生産された電力の取引についても、ブロックチェーンを利用することが可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の技術では、ブロックチェーンを利用した電力の取引において、自宅などの予め決められた場所で使用する電力とそれ以外の場所で使用する電力を、同一のユーザの取引として扱うことができなかった。例えば、自宅以外の場所にある充電装置を用いて電気自動車を充電した電力と、自宅で使用する電力とを合算する取引はできなかった。
【0004】
本発明の実施形態は、上記課題に鑑み、ブロックチェーンを利用した電力の取引において、同一のユーザが異なる場所で使用した電力の取引を関連付けて扱うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、ブロックチェーンネットワークにおけるノード、ノードと通信可能な仲介システム、及び仲介システムと通信可能な取引サーバと少なくとも一つの電力計測装置を有する取引システムであって、仲介システムは、電力計測装置から受信した、電力を購入する使用者を特定する識別子、使用電力量、電力の使用場所、及び電力の使用先をノードに送信する第1通信部と、を備え、ノードは、仲介システムから受信した、識別子、使用電力量、使用場所、及び使用先を含むアセット情報を記憶する記憶部と、識別子を用いて、指定された取引期間における指定された使用者に関する使用電力量、使用場所、及び使用先に関する取引情報をアセット情報から抽出する読出部と、前記読出部が抽出した取引情報を仲介システムに送信する第2通信部と、を備え、取引サーバは、取引情報を仲介システムから受信する第3通信部と、取引情報に基づいて、第1支払料金を計算する計算部と、第1支払料金の支払い処理を実行する処理部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の実施形態によれば、ブロックチェーンを利用した電力の取引において、同一のユーザが異なる場所で使用した電力の取引を関連付けて扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係る取引システムの概略図の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る電力取引の処理に関するフローチャートの一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る情報端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る充電装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る取引システムにおける機能ブロックの構成図の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係るユーザ情報新規登録の処理に関するシーケンスの一例を示す図である。
本発明の実施形態に係るログイン画面の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係るユーザ情報登録画面の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係るユーザ情報の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る購入者情報の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係るユーザ情報登録完了画面の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る電力購入の処理に関するシーケンスの一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る電力購入画面の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る支払料金の計算結果画面の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る購入完了画面の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係るアセット情報書換の処理に関するシーケンスの一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る取引内容情報の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る販売者情報の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る取引履歴情報の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係るトランザクション情報とアセット情報の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る購入電力支払の処理に関するシーケンスの一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る支払料金の通知画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る取引システム、ノード、ブロックチェーンネットワーク、処理方法、及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。
【0009】
[第1の実施形態]
<システム概要>
図1は、本発明の実施形態に係る取引システムの概略図の一例を示す図である。ここでは、ブロックチェーンネットワークが扱う資産であるアセットの一例としての電力を取り扱う。取引システム1において、電力を購入して使用する利用者をユーザと呼び、ユーザに電力を販売する業者を販売者と呼ぶ。ユーザは、購入者、又は消費者と呼ばれることもあり、販売者は、小売業者と呼ばれることもある。取引システム1は、例えば、インターネット、移動体通信網、及びローカルネットワーク等の通信ネットワーク100に接続する情報端末4、充電装置3、仲介システム6、ノード9、取引サーバ5、及び端末装置7を有する。
【0010】
情報端末4は、ユーザが操作するスマートフォン又はタブレット端末等であり、ユーザ情報の新規登録を行う際に、取引サーバ5に接続する。
(【0011】以降は省略されています)

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