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公開番号2024054467
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022160689
出願日2022-10-05
発明の名称装置
出願人旭化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B29C 55/00 20060101AFI20240410BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】押出装置と延伸装置によって、再生ペレットをフィルム状に押し出して延伸する際に、破断しにくい延伸条件を推定することができる装置を提供すること。
【解決手段】押出装置と延伸装置によって、再生ペレットをフィルム状に押し出して延伸する際に、破断しにくい延伸条件を推定するための装置であって、前記再生ペレットの物性値に関する情報aに基づいて、延伸条件dを推定する推定部を、備える、装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
押出装置と延伸装置によって、再生ペレットをフィルム状に押し出して延伸する際に、破断しにくい延伸条件を推定するための装置であって、
前記再生ペレットの物性値に関する情報aに基づいて、延伸条件dを推定する推定部を、備える、
装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記推定部は、前記再生ペレットと混合する未使用ペレットに関する情報c1と、前記情報aに基づいて、前記延伸条件dを推定する、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記情報c1が、前記未使用ペレットの分子量、樹脂種、又は組成比を含む、
請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記推定部は、前記情報aに基づいて、前記再生ペレットと混合すべき未使用ペレットに関する情報c2を、さらに推定する、
請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記情報c2が、前記未使用ペレットの分子量、樹脂種、又は組成比を含む、
請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記情報aが、前記再生ペレットの分子量、樹脂種、組成比、又は再生ペレット中の異物情報を含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記延伸条件dが、延伸温度、延伸倍率、延伸方向、又は延伸速度を含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記推定部は、情報aに基づいて、前記再生ペレットをフィルム状に押し出して延伸する際に、破断しにくい押出条件fをさらに推定する、
請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記押出条件fが、押出速度又は押出温度を含む、
請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記推定部は、目的とする延伸フィルムに関する情報bと前記情報aに基づいて、前記延伸条件dを推定する、
請求項1に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、押出装置と延伸装置によって、再生ペレットをフィルム状に押し出して延伸する際に、破断しにくい延伸条件を推定するための装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
樹脂フィルムやボトル等の製造過程では、端材が生じる。そのような端材をペレットに再生して、樹脂フィルムとして利用することが考えられる。このようなペレットを再生ペレットともいう。また、再生ペレットに対して、もともと原料として使用していたペレットを未使用ペレットという。しかしながら、再生ペレットは、端材を加熱溶融などして製造されるため、未使用ペレットに比べて樹脂の劣化が進行している恐れがある。
また、逆に再生ペレットの混入により樹脂の強度が大幅に上昇することがある。
【0003】
そこで、例えば、特許文献1には、非加熱で再生ペレットを製造することが可能な再生ペレット製造装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-81605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
樹脂の劣化が進行した再生ペレットを用いて、未使用ペレットを用いる場合と同様の延伸条件などで樹脂フィルムを成形すると、樹脂フィルム製造中に破断が生じ、製造ラインが停止する恐れがある。また、再生ペレットの混入により、樹脂の強度が大幅に上昇し、未使用ペレットで樹脂フィルムを製造する際には破断してしまうような条件での製造が可能になることがある。そのため、再生ペレットを用いて樹脂フィルムを製造する際には、再生ペレットに適した、破断しにくい条件で製造することが望まれる。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、押出装置と延伸装置によって、再生ペレットをフィルム状に押し出して延伸する際に、破断しにくい延伸条件を推定することができる装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
〔1〕
押出装置と延伸装置によって、再生ペレットをフィルム状に押し出して延伸する際に、破断しにくい延伸条件を推定するための装置であって、
前記再生ペレットの物性値に関する情報aに基づいて、延伸条件dを推定する推定部を、備える、
装置。
〔2〕
前記推定部は、前記再生ペレットと混合する未使用ペレットに関する情報c1と、前記情報aに基づいて、前記延伸条件dを推定する、
〔1〕に記載の装置。
〔3〕
前記情報c1が、前記未使用ペレットの分子量、樹脂種、又は組成比を含む、
〔2〕に記載の装置。
〔4〕
前記推定部は、前記情報aに基づいて、前記再生ペレットと混合すべき未使用ペレットに関する情報c2を、さらに推定する、
〔1〕~〔3〕のいずれか一項に記載の装置。
〔5〕
前記情報c2が、前記未使用ペレットの分子量、樹脂種、又は組成比を含む、
〔4〕に記載の装置。
〔6〕
前記情報aが、前記再生ペレットの分子量、樹脂種、組成比、又は再生ペレット中の異物情報を含む、
〔1〕~〔5〕のいずれか一項に記載の装置。
〔7〕
前記延伸条件dが、延伸温度、延伸倍率、延伸方向、又は延伸速度を含む、
〔1〕~〔6〕のいずれか一項に記載の装置。
〔8〕
前記推定部は、情報aに基づいて、前記再生ペレットをフィルム状に押し出して延伸する際に、破断しにくい押出条件fをさらに推定する、
〔1〕~〔7〕のいずれか一項に記載の装置。
〔9〕
前記押出条件fが、押出速度を含む、
〔8〕に記載の装置。
〔10〕
前記推定部は、目的とする延伸フィルムに関する情報bと前記情報aに基づいて、前記延伸条件dを推定する、
〔1〕~〔9〕のいずれか一項に記載の装置。
〔11〕
前記情報bは、目的とする延伸フィルムの弾性率、引張強度、又は融点を含む、
〔1〕に記載の装置。
〔12〕
前記推定部は、前記情報aに基づいて、前記延伸条件dにより延伸した場合に延伸中にフィルムが破断するリスクに関する情報eを、さらに推定する、
〔1〕~〔11〕のいずれか一項に記載の装置。
〔13〕
前記情報c及び前記延伸条件dを表示制御する表示制御部をさらに備える、
〔1〕~〔12〕のいずれか一項に記載の装置。
〔14〕
前記情報cに従って前記押出装置のフィーダを制御し、前記延伸条件dに従って前記延伸装置を制御する、制御部をさらに備える、
〔1〕~〔13〕のいずれか一項に記載の装置。
〔15〕
学習用データに基づいてモデルを作成する学習部をさらに備え、
前記学習用データは、前記再生ペレットをフィルム状に押し出して所定の延伸条件下で延伸した情報として、再生ペレットに関する情報Aと、延伸条件Dと、を含み、
前記推定部は、前記情報aに基づいて、前記モデルにより、前記延伸条件dを推定する、
〔1〕~〔14〕のいずれか一項に記載の装置。
〔16〕
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、押出装置と延伸装置によって、再生ペレットをフィルム状に押し出して延伸する際に、破断しにくい延伸条件を推定することができる装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態のフィルムを製造するシステムの概略断面図である。
本実施形態の装置の一態様を示す概略図である。
本実施形態の装置の一態様を示す概略図である。
本実施形態の装置の一態様を示す概略図である。
本実施形態の装置の一態様を示す概略図である。
本実施形態の装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態の処理を示すフローチャートである。
本実施形態の処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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