TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024053089
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-12
出願番号2024036175,2020045779
出願日2024-03-08,2020-03-16
発明の名称植物賦活剤
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類A01N 37/42 20060101AFI20240405BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】効果の持続性に優れた植物賦活剤を提供することを目的とする。
【解決手段】オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩と水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩とから選ばれる少なくとも1種の化合物、および、結着剤を含む植物賦活剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩と水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩とから選ばれる少なくとも1種の化合物、および、結着剤を含む植物賦活剤。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記植物賦活剤が徐放性の植物賦活剤である請求項1記載の植物賦活剤。
【請求項3】
請求項1記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩が以下の式:
HOOC-(R
1
)-CH=CH-C(=O)-R
2
(I)
(式中、

1
:6個~12個の炭素原子を含む、直鎖または分岐の、飽和または不飽和の炭化水素基であり、

2
:炭素数2~8のアルキル基であって、1つまたはそれ以上の分岐および/または二重結合を含んでいてもよい)
の構造式を有するオキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩である。
【請求項4】
請求項3記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸が、前記オキソ脂肪酸のR
1
の炭化水素基の炭素数が8~10であり、R
2
のアルキル基の炭素数が4~6であるオキソ脂肪酸である。
【請求項5】
請求項4記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸が、前記オキソ脂肪酸のR
1
が式(I)におけるカルボニル基のαおよびβ炭素の間の二重結合と共役二重結合を形成する二重結合を含むオキソ脂肪酸である。
【請求項6】
請求項5記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸が、前記オキソ脂肪酸のR
1
が、炭素数9の直鎖または分岐の炭化水素基であり、R
2
が、炭素数5のアルキル基であるオキソ脂肪酸である。
【請求項7】
請求項1記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸が、ケトオクタデカジエン酸である。
【請求項8】
請求項7記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸が、13-オキソ-9,11-オクタデカジエン酸である。
【請求項9】
請求項1記載の植物賦活剤であって、前記水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩が、以下の式(II)および/または(III):
HOOC-(R
3
)-CH(OH)-CH(OH)-CH=CH-CH(OH)-R
4
(II)
HOOC-(R
3
)-CH(OH)-CH=CH-CH(OH)-CH(OH)-R
4
(III)
(式中、

3
は、4個~12個の炭素原子を有する直鎖または分岐の炭化水素基であって、1つまたはそれ以上の二重結合および/またはOH基を含んでいてもよく、二重結合を含んでいる場合、二重結合の位置は限定されない、

4
は、2個~8個の炭素原子を有する直鎖または分岐の炭化水素基であって、1つまたはそれ以上の二重結合および/またはOH基を含んでいてもよく、二重結合を含んでいる場合、二重結合の位置は限定されない)
の構造式を有する水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩である。
【請求項10】
請求項9記載の植物賦活剤であって、前記水酸化脂肪酸が、

3
の炭化水素基が6個~8個の炭素原子を有し、

4
の炭化水素基が4個~6個の炭素原子を有する。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物賦活剤に関する。
続きを表示(約 950 文字)【背景技術】
【0002】
穀物植物や園芸植物の供給効率を向上させること等を目的として、植物の生長を調整する技術が開発されてきた。温度条件や日照条件の最適化や施肥などの対策に加え、生長促進、休眠抑制、ストレス抑制等の植物生長調節作用を有する植物賦活剤を用いて植物を賦活させる方法が報告されている。
【0003】
特許文献1には、オキソ脂肪酸またはその塩もしくはエステルを有効成分として含むことを特徴とする植物賦活剤が報告されている。
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の植物賦活剤は、活性が持続せず、植物賦活剤として、植物が成長し、収穫が終了するまで複数回にわたって植物賦活剤を散布しなければならず、手間がかかるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2018/168860号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者らは鋭意研究した結果、特許文献1に記載の植物賦活剤は、空気中の酸素と接触することで分解し、それ故活性が持続しないという意外な事実を知見するに至った。そこで本発明者らは植物賦活剤を結着剤を介して集合させることで空気中の酸素に触れにくい状態とし、この集合体が壊れて、植物賦活剤が徐々に放出されることで、上記問題を解決できることに想到した。
【0007】
本発明は、植物賦活成分が徐々に放出され、長期間に渡ってその効力を持続させることができる、優れた病害抵抗性および生長促進効果を有する植物賦活剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、「オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩」と「水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩」とから選ばれる少なくとも1種の化合物、および、結着剤を含む植物賦活剤に関する。
【0009】
前記植物賦活剤中には、溶出制御剤を含んでいてもよい。
【0010】
前記植物賦活剤が徐放性の植物賦活剤であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

イビデン株式会社
配線基板
19日前
イビデン株式会社
プリント配線板
21日前
イビデン株式会社
プリント配線板
21日前
イビデン株式会社
配線基板の製造方法
12日前
イビデン株式会社
光導波路及び配線基板
14日前
イビデン株式会社
配線基板及びその製造方法
7日前
イビデン株式会社
多層配線基板及びその製造方法
今日
イビデン株式会社
コア基板の製造方法及びスルーホール印刷用マスク
12日前
イビデン株式会社
植物賦活剤
18日前
イビデン株式会社
植物賦活剤
18日前
イビデン株式会社
植物賦活剤
18日前
イビデン株式会社
植物賦活剤
18日前
個人
産卵床
5日前
個人
魚釣用ルアー
27日前
個人
動物飼育用ケージ
12日前
個人
猫用のトイレ
12日前
株式会社シマノ
釣竿
今日
井関農機株式会社
作業車両
21日前
個人
計量カップ付き肥料袋
25日前
個人
水中生物採集器
5日前
井関農機株式会社
作業車両
21日前
個人
木造人工島の海産物農業
21日前
井関農機株式会社
収穫機
22日前
株式会社大貴
動物用トイレ
5日前
株式会社大垣化工
糸収容具
13日前
井関農機株式会社
作業車両
25日前
井関農機株式会社
作業車両
12日前
井関農機株式会社
作業車両
20日前
井関農機株式会社
作業車両
22日前
井関農機株式会社
苗移植機
12日前
みのる産業株式会社
作業台車
14日前
井関農機株式会社
乗用型苗植機
15日前
井関農機株式会社
防除システム
19日前
ロンタイ株式会社
植生体
12日前
井関農機株式会社
乗用型作業機
今日
井関農機株式会社
台木切断装置
25日前
続きを見る