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公開番号2024053092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-12
出願番号2024036256,2020045774
出願日2024-03-08,2020-03-16
発明の名称植物賦活剤
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類A01N 37/36 20060101AFI20240405BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】保存安定性に優れた植物賦活剤を提供することを目的とする。
【解決手段】オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩と水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩とから選ばれる少なくとも1種の化合物が分散しているかまたは溶解しており、pHが7より大きいことを特徴とする植物賦活剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩と水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩とから選ばれる少なくとも1種の化合物が分散しているかまたは溶解しており、pHが7より大きいことを特徴とする植物賦活剤。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩が以下の式:
HOOC-(R
1
)-CH=CH-C(=O)-R
2
(I)
(式中、

1
:6個~12個の炭素原子を含む、直鎖または分岐の、飽和または不飽和の炭化水素基であり、

2
:炭素数2~8のアルキル基であって、1つまたはそれ以上の分岐および/または二重結合を含んでいてもよい)
の構造式を有するオキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩である。
【請求項3】
請求項2記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸が、前記オキソ脂肪酸のR
1
の直鎖または分岐の、飽和または不飽和の炭化水素基の炭素数が8~10であり、R
2
のアルキル基の炭素数が4~6であるオキソ脂肪酸である。
【請求項4】
請求項3記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸が、前記オキソ脂肪酸のR
1
が式(I)におけるカルボニル基のαおよびβ炭素の間の二重結合と共役二重結合を形成する二重結合を含むオキソ脂肪酸である。
【請求項5】
請求項4記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸が、前記オキソ脂肪酸のR
1
が、炭素数9の直鎖または分岐の炭化水素基であり、R
2
が、炭素数5のアルキル基であるオキソ脂肪酸である。
【請求項6】
請求項1記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸が、ケトオクタデカジエン酸である。
【請求項7】
請求項6記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸が、13-オキソ-9,11-オクタデカジエン酸である。
【請求項8】
請求項1記載の植物賦活剤であって、前記水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩が、以下の式(II)および/または(III):
HOOC-(R
3
)-CH(OH)-CH(OH)-CH=CH-CH(OH)-R
4
(II)
HOOC-(R
3
)-CH(OH)-CH=CH-CH(OH)-CH(OH)-R
4
(III)
(式中、

3
は、4個~12個の炭素原子を有する直鎖または分岐の炭化水素基であって、1つまたはそれ以上の二重結合および/またはOH基を含んでいてもよく、二重結合を含んでいる場合、二重結合の位置は限定されない、

4
は、2個~8個の炭素原子を有する直鎖または分岐の炭化水素基であって、1つまたはそれ以上の二重結合および/またはOH基を含んでいてもよく、二重結合を含んでいる場合、二重結合の位置は限定されない)
の構造式を有する水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩である。
【請求項9】
請求項8記載の植物賦活剤であって、前記水酸化脂肪酸が、

3
の炭化水素基が6個~8個の炭素原子を有し、

4
の炭化水素基が4個~6個の炭素原子を有する。
【請求項10】
請求項9記載の植物賦活剤であって、前記水酸化脂肪酸が、

3
が、-(CH
2

n
-(nは4~12である整数)の構造であり、

4
が、C
n

2n+1
-(nは2~8である整数)の構造である。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物賦活剤に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
穀物植物や園芸植物の供給効率を向上させること等を目的として、植物の生長を調整する技術が開発されてきた。温度条件や日照条件の最適化や施肥などの対策に加え、生長促進、休眠抑制、ストレス抑制等の植物生長調節作用を有する植物賦活剤を用いて植物を賦活させる方法が報告されている。
【0003】
このような植物賦活剤を始めとする農薬等の散布には、水希釈散布剤として、乳剤や水和剤等を使用したものが広く用いられてきたが、散布剤の保存安定性や水性懸濁液とされた場合の均一性の問題などがあった。
【0004】
特許文献1には、水性懸濁状農薬組成物の保存安定性の向上を目的として、農薬活性化合物、防腐剤、pH調節剤、界面活性剤、増粘剤、凍結防止剤、および、消泡剤を含有し、pHが7以下であることを特徴とする航空散布用水性懸濁状農薬組成物が記載されている。
【0005】
特許文献2には、オキソ脂肪酸またはその塩もしくはエステルを有効成分として含むことを特徴とする植物賦活剤が報告されている。特許文献1に記載の植物賦活剤は、植物への優れた抵抗性誘導効果および生長促進効果を有するが、この植物賦活剤の保存安定性についてまでは、考慮されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-239560号公報
国際公開第2018/168860号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明は、優れた病害抵抗性および生長促進効果ならびに改善された保存安定性を有する植物賦活剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、「オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩」と「水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩」とから選ばれる少なくとも1種の化合物が分散しているかまたは溶解しており、pHが7より大きいことを特徴とする植物賦活剤に関する。
【0009】
前記オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩が以下の式:
HOOC-(R
1
)-CH=CH-C(=O)-R
2
(I)
(式中、

1
:6個~12個の炭素原子を含む、直鎖または分岐の、飽和または不飽和の炭化水素基であり、

2
:炭素数2~8のアルキル基であって、1つまたはそれ以上の分岐および/または二重結合を含んでいてもよい)
の構造式を有するオキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩である植物賦活剤が好ましい。
【0010】
前記オキソ脂肪酸が、前記オキソ脂肪酸のR
1
の直鎖または分岐の、飽和または不飽和の炭化水素基の炭素数が8~10であり、R
2
のアルキル基の炭素数が4~6であるオキソ脂肪酸である植物賦活剤が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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