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公開番号2024052867
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-12
出願番号2024028119,2022548181
出願日2024-02-28,2021-01-26
発明の名称加圧分注容器
出願人ベスパク ユーロップ リミテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61M 15/00 20060101AFI20240405BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、1,1-ジフルオロエタンに基づく推進剤と共に使用することができる加圧分注容器を提供する。
【解決手段】分注されることになる製品のための容器と容器に固定された弁とを備え、容器が1,1-ジフルオロエタン又はその誘導体及び任意的にエタノールを備える推進剤を含有する加圧分注容器である。弁は、弁軸、弁本体、及び1又は2以上のシールを備え、弁軸は、弁本体内で摺動可能であり、1又は2以上のシールは、流体の排出を調整するために弁軸と協働する。弁は、弁を分注容器に対して密封するための密封ガスケットを更に備える。1又は2以上のシールは、(i)エラストマー組成物、好ましくは、エチレン-プロピレン-ジエンターポリマーを備えるエラストマー組成物から形成される。密封ガスケットは、(ii)イソブチレンポリマー又はそのコポリマーを備えるエラストマー組成物から形成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
分注されることになる製品のための容器と該容器に固定された弁とを備え、該容器が1,1-ジフルオロエタン又はその誘導体及び任意的にエタノールを備える推進剤を含有する加圧分注容器であって、
前記弁は、弁軸、弁本体、及び1又は2以上のシールを備え、該弁軸は、該弁本体内で摺動可能であり、該1又は2以上のシールは、流体の排出を調整するために該弁軸と協働し、
前記弁は、該弁を分注容器に対して密封するための密封ガスケットを更に備え、
前記1又は2以上のシールは、(i)エラストマー組成物、好ましくは、エチレン-プロピレン-ジエンターポリマーを備えるエラストマー組成物から形成され、
前記密封ガスケットは、(ii)イソブチレンポリマー又はそのコポリマーを備えるエラストマー組成物から形成される、
ことを特徴とする加圧分注容器。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記推進剤は、
(a)HFA152a及び任意的にエタノール、
(b)HFA152a及びHFA134aの組合せ及び任意的にエタノール、又は
(c)HFA152a及びHFA227aeの組合せ及び任意的にエタノール、
を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の加圧分注容器。
【請求項3】
前記(ii)エラストマー組成物は、その誘導体を含むポリイソブチレン、ポリブテン、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴムのうちの1又は2以上を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加圧分注容器。
【請求項4】
前記(ii)エラストマー組成物は、ブロモブチルゴムを備えることを特徴とする請求項3に記載の加圧分注容器。
【請求項5】
前記(i)エラストマー組成物は、45から65重量%のエチレン、40から50重量%のプロピレン、及び0.5から9重量%の量のENB(エチリデンノルボルネン)を備えるエチレン-プロピレン-ジエンターポリマーを備え、
前記ターポリマーは、10から90のムーニー粘度(ML 1+4,125℃)を有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の加圧分注容器。
【請求項6】
前記1又は2以上のシール及び/又は前記密封ガスケットは、好ましくは1から10重量%の量の鉱物充填剤及び/又は無機物充填剤を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の加圧分注容器。
【請求項7】
前記鉱物充填剤及び/又は無機物充填剤は、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、水酸化アルミニウム、タルク、カオリン、及び粘土のうちの1又は2以上から選択されることを特徴とする請求項6に記載の加圧分注容器。
【請求項8】
前記1又は2以上のシール及び/又は前記密封ガスケットは、加工助剤、好ましくは、低分子量ポリエチレン、ステアリン酸、又は有機又は非有機ステアリン酸塩を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の加圧分注容器。
【請求項9】
前記1又は2以上のシール及び/又は前記密封ガスケットは、硬化剤を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の加圧分注容器。
【請求項10】
前記1又は2以上のシール及び/又は前記密封ガスケットは、補強剤、可塑剤、バインダー、安定剤、遅延剤、結合剤、酸化防止剤、潤滑剤、顔料、ワックス、樹脂、オゾン劣化防止剤、1次促進剤、2次促進剤、又は活性剤のうちの1又は2以上を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の加圧分注容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加圧分注容器及びそこに使用するためのエラストマーシール材料に関する。加圧分注容器は、エアロゾルの形態の加圧流体を分注するために使用される場合がある。加圧分注容器は、加圧定量エアロゾル吸入器デバイス(pMDI)のような医薬分注デバイスとして及び医薬を分注するのに適する健康診断デバイスに用途を見出す。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
加圧分注容器からの流体が制御方式で弁によって放出される分注装置を提供することは例えばGB1201918から公知であり、弁は、環状であって流体ポートを開閉するために摺動式弁軸と協働するエラストマーシールを含む。FR-A-2,549,568、WO95/02651、及びGB2148912、及びPCT/GB96/01551の各々は、そのような分注装置の更に別の例を開示している。
【0003】
医薬用途のための良好なシール性能に必要な要求される材料特性は、化学的適合性(膨脹)、引張強度、圧縮永久歪み、応力緩和、弾性率、規制遵守、流体及び気体に対する低い浸透性、低レベルの抽出物及び浸出物、及び抽出後の特性安定性を含む。
【0004】
良好な工学特性の要件と同様に、他に製剤の不純物を許容不能レベルまで増大するかもしれず、同じく潜在的に製剤、賦形剤、又は添加剤と反応する低レベルの抽出物及び浸出物を含む衛生特性に関する要件がある。これに関連して、pMDIから分注されることになる製品は、一般的に推進剤溶剤内の溶液又は懸濁液で提供され、これは、吸入療法のための医薬化合物の分注では特に一般的である。pMDIのような分注デバイスに使用される絞り弁は、典型的に金属及び/又は熱可塑性部品とエラストマーゴム部品との混合物から構成される。
【0005】
医薬定量エアロゾル吸入器を密封するための公知のゴム化合物は、合成又は天然ゴムポリマーを加硫する従来の技術に基づくものを含む。
【0006】
分注されることになる製品は、一般的にアルコール又はノンアルコール溶剤内の溶液又は懸濁液で提供され、これは、吸入療法のための医薬化合物の分注では特に一般的である。
【0007】
典型的な装置は、ヒドロフルオロアルカン(HFA)揮発性推進剤、例えば、HFA134aのような従来の推進剤を含み、かつ製品がアルコール担体と共に容器内で容易に可溶性である液相を有する。弁シールに使用するための典型的な材料は、クロロプレンゴムのような合成ゴムである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
GB1201918
FR-A-2,549,568
WO95/02651
GB2148912
PCT/GB96/01551
WO03/078538 A1
WO2017/021698 A1
US6,095,182
GB2401099
GB2340477
EP0803449
EP0801009
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、1,1-ジフルオロエタンに基づく推進剤と共に使用することができる加圧分注容器を提供することである。これに加えて、加圧分注容器は、他の低地球温暖化推進剤又はその組合せと共に使用するのにも適切とすることができる。これに加えて、加圧分注容器は、例えばHFA134a及びHFA227のうちの1又は2以上が1,1-ジフルオロエタンとの組合せで使用される時に、1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFA134a)又は1,1,1,2,3,3,3-ヘプタフルオロプロパン(HFA227)のような推進剤と共に使用するのにも適切とすることができる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
従って、第1の態様では、本発明は、分注されることになる製品のための容器と容器に固定された弁とを備える加圧分注容器を提供し、容器は、1,1-ジフルオロエタン又はその誘導体と任意的にエタノールのようなアルコールとを備える推進剤を閉じ込め、弁は、弁軸、弁本体、及び1又は2以上のシールを備え、弁軸は、弁本体内で摺動可能であり、1又は2以上のシールは、流体の排出を調整するために弁軸と協働し、弁は、弁を分注容器に対して密封するための密封ガスケットを更に備え、1又は2以上のシールは、(i)エラストマー組成物、好ましくは、エチレン-プロピレン-ジエンターポリマーを備えるエラストマー組成物から形成され、密封ガスケットは、(ii)イソブチレンポリマー又はそのコポリマーを備えるエラストマー組成物から形成される。
(【0011】以降は省略されています)

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