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公開番号2024051778
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158105
出願日2022-09-30
発明の名称アンダーカット処理機構
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類B29C 45/44 20060101AFI20240404BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】 簡易な構造でアンダーカット部の角の違いに対応することによって、部品の共通化を実現することが可能なアンダーカット処理機構を提供する。
【解決手段】 アンダーカット処理機構1Aは、バンパフェイス2におけるアンダーカット部としてのリテーナ2bを成形する成形コア70と、ホルダ40と、ホルダ40内に移動可能に収容される保持駒50と、成形コア70及び保持駒50を互いに連結するとともに、型抜き方向Y2へ移動することによって成形コア70を型抜き可能に開く連結駒60と、保持駒50を押し出すことによって、当該保持駒50を型抜き方向Y2へ移動させる押出ピン32と、押出ピン32の保持駒50とは反対側の端部が取り付けられる取付部31と、を備え、押出ピン32は、保持駒50に対して、型抜き方向Y2と交差する方向に相対変位可能である。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
成形品におけるアンダーカット部を成形する成形コアと、
ホルダと、
前記ホルダ内に移動可能に収容される保持駒と、
前記成形コア及び前記保持駒を互いに連結するとともに、型抜き方向へ移動することによって前記成形コアを型抜き可能に開く連結駒と、
前記保持駒を押し出すことによって、当該保持駒を前記型抜き方向へ移動させる押出ピンと、
前記押出ピンの前記保持駒とは反対側の端部が取り付けられる取付部と、
を備え、
前記押出ピンは、前記保持駒又は前記取付部に対して、前記型抜き方向と交差する方向に相対変位可能である
ことを特徴とするアンダーカット処理機構。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記ホルダの軸線方向である前記型抜き方向は、前記成形品において前記アンダーカット部が立設される面部と直交しており、
前記型抜き方向は、前記保持駒を押し出すための前記押出ピンの移動方向である押出方向と交差する
ことを特徴とする請求項1に記載のアンダーカット処理機構。
【請求項3】
前記押出ピンは、前記保持駒に対して、前記型抜き方向と交差する方向に相対変位可能であり、
前記保持駒及び前記押出ピンの間に介設可能なアタッチメントを備え、
前記アタッチメント及び前記押出ピンの当接面の前記型抜き方向に対する角度は、前記アタッチメント及び前記保持駒の当接面の前記型抜き方向に対する角度よりも、垂直に近い
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアンダーカット処理機構。
【請求項4】
前記押出ピンは、前記保持駒に対して、前記型抜き方向と交差する方向に相対変位可能であり、
前記保持駒における前記押出ピンと当接する面は、凹状の曲面形状を呈する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアンダーカット処理機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アンダーカット部を有する成形品を製造するための機構に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、アンダーカット部を有する成形品を製造するための金型において、アンダーカット部を成形するための部品をユニット化することが行われている。かかるアンダーカットユニットは、樹脂成形時の押出ストロークに同期して型開きする必要があるため、金型の型開き方向に平行に設置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6836774号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アンダーカット部を有する成形品の一つとして、車両のバンパフェイスが挙げられる。バンパフェイスには、安全確保に寄与するために、車両周辺の障害物を検知するためのパーキングセンサが取り付けられる。かかるバンパフェイスには、アンダーカット部として、パーキングセンサを取り付けるためのリテーナが一体成形されている。車種によってリテーナの位置が異なるバンパフェイスを製造する各金型に対応するためには、アンダーカットユニットは、バンパフェイスの面形状に応じた専用品となっている。バンパフェイスごとに専用品のアンダーカットユニットを使用することは、開発費及びスペアの用意という観点からコスト増加に繋がっている。
【0005】
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、簡易な構造でアンダーカット部の角の違いに対応することによって、部品の共通化を実現することが可能なアンダーカット処理機構を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記した課題を解決するために、本発明のアンダーカット処理機構は、成形品におけるアンダーカット部を成形する成形コアと、ホルダと、前記ホルダ内に移動可能に収容される保持駒と、前記成形コア及び前記保持駒を互いに連結するとともに、型抜き方向へ移動することによって前記成形コアを型抜き可能に開く連結駒と、前記保持駒を押し出すことによって、当該保持駒を前記型抜き方向へ移動させる押出ピンと、前記押出ピンの前記保持駒とは反対側の端部が取り付けられる取付部と、を備え、前記押出ピンは、前記保持駒又は前記取付部に対して、前記型抜き方向と交差する方向に相対変位可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、簡易な構造でアンダーカット部の角度の違いに対応することによって、部品の共通化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第一の実施形態に係るアンダーカット処理機構を模式的に示す端面図であり、バンパフェイスを成形する段階を説明するための図である。
本発明の第一の実施形態に係るアンダーカット処理機構を模式的に示す端面図であり、成形されたバンパフェイスを取り出す段階を説明するための図である。
本発明の第一の実施形態の変形例に係るアンダーカット処理機構を模式的に示す端面図であり、バンパフェイスを成形する段階を説明するための図である。
本発明の第一の実施形態の変形例に係るアンダーカット処理機構を模式的に示す端面図であり、成形されたバンパフェイスを取り出す段階を説明するための図である。
本発明の第二の実施形態に係るアンダーカット処理機構を模式的に示す端面図であり、バンパフェイスを成形する段階を説明するための図である。
本発明の第二の実施形態に係るアンダーカット処理機構を模式的に示す端面図であり、成形されたバンパフェイスを取り出す段階を説明するための図である。
本発明の第三の実施形態に係るアンダーカット処理機構を模式的に示す端面図であり、バンパフェイスを成形する段階を説明するための図である。
本発明の第三の実施形態に係るアンダーカット処理機構を模式的に示す端面図であり、成形されたバンパフェイスを取り出す段階を説明するための図である。
本発明の第四の実施形態に係るアンダーカット処理機構を模式的に示す端面図であり、バンパフェイスを成形する段階を説明するための図である。
本発明の第四の実施形態に係るアンダーカット処理機構を模式的に示す端面図であり、成形されたバンパフェイスを取り出す段階を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、本発明の実施形態について、本発明のアンダーカット処理機構を車両のバンパフェイス製造に適用した場合を例にとり、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0010】
<第一の実施形態>
図1及び図2に示すように、本発明の第一の実施形態に係るアンダーカット処理機構1Aは、成形品としてのバンパフェイス2を製造する成形装置(金型)の一部である。
(【0011】以降は省略されています)

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