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公開番号2024051416
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157573
出願日2022-09-30
発明の名称ストレージシステム
出願人株式会社日立製作所
代理人藤央弁理士法人
主分類G06F 9/445 20180101AFI20240404BHJP(計算;計数)
要約【課題】無停止かつ冗長性及び性能低下の影響を抑えて、新しいハードウェア及び新しいソフトウェアにアップデートする。
【解決手段】複数のストレージコントローラの各コントローラは、交換前の旧ストレージコントローラ又は交換後の新ストレージコントローラである。新ストレージコントローラは、第1プログラムと第2プログラムとを実行可能である。旧ストレージコントローラは、少なくとも第2プログラムを実行可能である。複数のストレージコントローラの全てが新ストレージコントローラである場合、新ストレージコントローラは、第1プログラムを用いてストレージドライブに入出力されるデータを処理する。少なくとも一つが旧ストレージコントローラである場合、各ストレージコントローラは、第2プログラムを用いてストレージドライブに入出力されるデータを処理する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
ストレージシステムであって、
プロセッサとメモリとを含みストレージドライブに入出力するデータを処理する、複数のストレージコントローラを含み、
前記複数のストレージコントローラの各コントローラは、交換前の旧ストレージコントローラ又は交換後の新ストレージコントローラであり、
前記新ストレージコントローラは、第1プログラムと第2プログラムとを実行可能であり、
前記旧ストレージコントローラは、少なくとも、前記第2プログラムを実行可能であり、
前記複数のストレージコントローラの全てが前記新ストレージコントローラである場合、前記新ストレージコントローラは、前記第1プログラムを用いて前記ストレージドライブに入出力されるデータを処理し、
前記複数のストレージコントローラが少なくとも一つの前記旧ストレージコントローラを含む場合、前記複数のストレージコントローラの各ストレージコントローラは、前記第2プログラムを用いて前記ストレージドライブに入出力されるデータを処理する、ストレージシステム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記新ストレージコントローラは、アクセラレータ回路を含み、
前記新ストレージコントローラの前記プロセッサは、前記第1プログラムに従って、前記アクセラレータ回路を使用してデータを圧縮し、
前記新ストレージコントローラの前記プロセッサは、前記第2プログラムに従って、前記アクセラレータ回路を使用することなくデータを圧縮する、ストレージシステム。
【請求項3】
請求項2に記載のストレージシステムであって、
前記旧ストレージコントローラは、第1アクセラレータ回路を含み、
交換対象となる前において、前記旧ストレージコントローラは、前記第1アクセラレータ回路を使用してデータを圧縮し、
前記交換対象となった後に、前記旧ストレージコントローラは、前記第1アクセラレータ回路を使用することなく、前記旧ストレージコントローラの前記プロセッサによってデータを圧縮する、ストレージシステム。
【請求項4】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記旧ストレージコントローラは、第3プログラムを実行可能であり、
前記新ストレージコントローラは、第1アルゴリズムに従ってデータを圧縮するアクセラレータ回路を含み、
前記第1プログラムは、前記アクセラレータ回路を使用してデータを圧縮し、
前記第2プログラムは、前記アクセラレータ回路を使用することなくデータを圧縮し、
前記第3プログラムは、専用回路を使用することなく前記プロセッサにより前記第1アルゴリズムでデータを圧縮可能であり、
前記旧ストレージコントローラによって実行される前記第3プログラムと前記新ストレージコントローラによって実行される前記第1プログラムの組合せの優先度は、前記旧ストレージコントローラ及び前記新ストレージコントローラの双方に実行される前記第2プログラムの優先度より低い、ストレージシステム。
【請求項5】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記旧ストレージコントローラと前記新ストレージコントローラの双方が実行可能な複数プログラムが存在する場合、予め設定された優先度に従って前記複数プログラムから前記第2プログラムが選択される、ストレージシステム。
【請求項6】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記旧ストレージコントローラと前記新ストレージコントローラの双方が実行可能な複数プログラムが存在する場合、IO処理速度が最も高速なプログラムが、前記複数プログラムから前記第2プログラムとして選択される、ストレージシステム。
【請求項7】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記複数のストレージコントローラの一つのストレージコントローラは、
交換元ストレージコントローラ及び交換先ストレージコントローラの、ハードウェア構成情報及びソフトウェア構成情報を参照し、
前記ハードウェア構成情報及び前記ソフトウェア構成情報が、予め設定されている交換条件から外れている場合に、前記交換元ストレージコントローラ及び前記交換先ストレージコントローラの交換を拒否する、ストレージシステム。
【請求項8】
ストレージシステムにおけるデータ処理方法であって、
前記ストレージシステムは、プロセッサとメモリとを含みストレージドライブに入出力するデータを処理する、複数のストレージコントローラを含み、
前記複数のストレージコントローラの各コントローラは、交換前の旧ストレージコントローラ又は交換後の新ストレージコントローラであり、
前記新ストレージコントローラは、第1プログラムと第2プログラムとを実行可能であり、
前記旧ストレージコントローラは、少なくとも、前記第2プログラムを実行可能であり、
前記データ処理方法は、
前記複数のストレージコントローラの全てが前記新ストレージコントローラである場合、前記新ストレージコントローラが、前記第1プログラムを用いて前記ストレージドライブに入出力されるデータを処理し、
前記複数のストレージコントローラが少なくとも一つの前記旧ストレージコントローラを含む場合、前記複数のストレージコントローラの各ストレージコントローラが、前記第2プログラムを用いて前記ストレージドライブに入出力されるデータを処理する、データ処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ストレージシステムのストレージコントローラリプレースに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、NAND型フラッシュメモリの大容量化によりストレージシステムには大量のデータが保存されている。また、ストレージシステムは上位アプリケーションへの業務影響なく、ハードウェア及びソフトウェアを最新のものに交換できることが求められる。通常、ストレージシステムの交換には、新ストレージシステム側の設定及びデータ移行プロセスに時間を要している。
【0003】
米国特許第9959043号明細書は、ストレージシステムのソフトウェアを無停止でアップデートするための発明を示している。ソフトウェアアップデート後、新しいデータ形式と古いデータ形式が両方存在しており、新しいデータには、古いデータ形式のデータへの参照が含まれている。データが更新されたときに、新しいデータ形式で書き込むことで、データの読み書きを止めることなく、新しいデータ形式へアップデートすることができる。
【0004】
米国特許第9098211号明細書は、複数ストレージシステム間における無停止データ移行を行うための発明を示している。ホストから単一のストレージシステムであることを認識させるために、複数ストレージに跨る仮想ストレージシステム、仮想ポート及び仮想ロジカルユニット(LUN)を構成する。移行元の物理ポートのポート名及びポートアドレスを移行先システムの仮想ポート名及びポートアドレスに対応付けることで、無停止で新しいストレージシステムへの移行を完了させることができる。
【0005】
デュアルコントローラのストレージシステムにおいて、ストレージシステムのハードウェアを無停止でアップデートするための方式がある。この方式によれば、接続されているドライブのデータを移動することなく新しいコントローラへアップデートすることができる。また、ストレージシステムの構成情報等は維持される。ストレージコントローラを片方ずつ順番に交換することで、新しいハードウェアへの交換を実現している。これは、ストレージシステムにおけるコントローラの交換手順として一般的な方法である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許第9959043号明細書
米国特許第9098211号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
米国特許第9959043号明細書では、論理ボリューム内の各データに対して、データ形式が更新されている場合に、新データ形式から旧データへの参照を持つことで、旧データ形式を維持したまま、新しいソフトウェアでの新データ形式に対応している。
【0008】
ただし、ストレージシステムにおけるストレージコントローラのアップグレードにおいては、ハードウェアストレージコントローラのハードウェアコンポーネントの違いやストレージシステムとしての仕様により、ストレージコントローラのアップグレードの完了後に、適用を開始しなければならない制御論理が存在する。例えば、新しいストレージコントローラには強力なCPUやハードウェアオフロードエンジンが搭載されており、より演算コストのかかるデータ暗号やデータ圧縮アルゴリズムの採用が可能となる場合などである。米国特許第9959043号明細書には、これらの制御論理の適用の開始を決定する方式については開示されていない。
【0009】
ストレージシステムのハードウェア及びソフトウェアを無停止でアップデートする際、冗長性及び性能低下の影響を抑制する技術が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様のストレージシステムは、プロセッサとメモリとを含みストレージドライブに入出力するデータを処理する、複数のストレージコントローラを含み、前記複数のストレージコントローラの各コントローラは、交換前の旧ストレージコントローラ又は交換後の新ストレージコントローラであり、前記新ストレージコントローラは、第1プログラムと、第2プログラムと、を実行可能であり、前記旧ストレージコントローラは、少なくとも、前記第2プログラムを実行可能であり、前記複数のストレージコントローラの全てが前記新ストレージコントローラである場合、前記新ストレージコントローラは、前記第1プログラムを用いて前記ストレージドライブに入出力されるデータを処理し、前記複数のストレージコントローラが少なくとも一つの前記旧ストレージコントローラを含む場合、前記複数のストレージコントローラの各ストレージコントローラは、前記第2プログラムを用いて前記ストレージドライブに入出力されるデータを処理する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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