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公開番号2024050208
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156915
出願日2022-09-29
発明の名称排ガスボイラ運転支援システム
出願人三浦工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B63J 3/02 20060101AFI20240403BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】二酸化炭素の排出量の削減のための排ガスボイラ運転支援システムを提供する。
【解決手段】排ガスボイラ運転支援システム1は、船舶3に搭載された排ガスボイラ3aの運転の最適化を支援する運転支援情報を生成する運転支援装置10と、運転支援情報を表示する表示装置20とを備える。運転支援装置10は、排ガスボイラ3aの運転状態に関する情報に基づいて、所定期間における排ガスボイラ3aの蒸気発生量または二酸化炭素の削減量を含む排ガスボイラ3aの出力指標を運転支援情報として算出する出力指標算出部と、排ガスボイラ3aの運転状態に関する情報に基づいて、所定期間における排ガスボイラ3aの運転状態指標の経時変化のデータを運転支援情報として生成する運転状態指標生成部とを備える。表示装置20は、運転支援情報に含まれた排ガスボイラ3aの所定期間の、出力指標と運転状態指標の経時変化のグラフとを同一画面に表示する表示部を備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
船舶に搭載された排ガスボイラの運転の最適化を支援する排ガスボイラ運転支援システムであって、
前記船舶に対して遠隔の地に設けられており、前記排ガスボイラの運転の最適化を支援する運転支援情報を生成する運転支援装置と、
前記運転支援情報を表示する表示装置と、
を備え、
前記運転支援装置は、
前記排ガスボイラの運転状態に関する情報を受信し、前記排ガスボイラの運転の最適化を支援する前記運転支援情報を送信する通信部と、
前記運転状態に関する情報に基づいて、所定期間における前記排ガスボイラの蒸気発生量および二酸化炭素の削減量のうちの少なくとも一方を含む前記排ガスボイラの出力指標を、前記運転支援情報として算出する出力指標算出部と、
前記運転状態に関する情報に基づいて、前記所定期間における前記排ガスボイラの運転状態指標の経時変化のデータを、前記運転支援情報として生成する運転状態指標生成部と、
を備え、
前記表示装置は、
前記排ガスボイラの前記運転支援情報を受信する通信部と、
前記運転支援情報に含まれた、前記排ガスボイラの前記所定期間の前記出力指標と、前記排ガスボイラの前記所定期間の前記運転状態指標の経時変化のグラフとを、同一画面に表示する表示部と、
を備える、
排ガスボイラ運転支援システム。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記運転支援装置によって生成される前記運転支援情報は、WEBブラウザに対応する表示データであって、前記排ガスボイラの前記所定期間の前記出力指標と、前記排ガスボイラの前記所定期間の前記運転状態指標の経時変化のグラフとを、同一画面に表示する表示データであり、
前記表示装置は、WEBブラウザを用いて、前記表示データを表示する、
請求項1に記載の排ガスボイラ運転支援システム。
【請求項3】
前記運転状態に関する情報は、前記排ガスボイラの排ガス入出口温度差および前記排ガスボイラの排ガス入出口差圧を含む、請求項2に記載の排ガスボイラ運転支援システム。
【請求項4】
前記運転状態に関する情報は、前記船舶の主機の回転数を含み、
前記出力指標算出部は、
前記主機の回転数から前記主機の排ガス量を推定し、推定した前記主機の排ガス量および前記排ガスボイラの入出口温度差から前記排ガスボイラの熱回収量を算出し、算出した前記排ガスボイラの熱回収量および前記排ガスボイラの蒸気圧力から前記排ガスボイラの前記蒸気発生量を算出する、または、
算出した前記排ガスボイラの前記蒸気発生量から、前記排ガスボイラの前記二酸化炭素の削減量を算出する、
請求項3に記載の排ガスボイラ運転支援システム。
【請求項5】
前記表示装置の前記表示部は、前記排ガスボイラの前記所定期間の前記出力指標の積算値、または、前記排ガスボイラの前記所定期間の前記運転状態指標の経時変化のグラフにおける所定単位期間に対応する前記排ガスボイラの前記所定単位期間の前記出力指標、を表示する、
請求項1または2に記載の排ガスボイラ運転支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排ガスボイラ運転支援システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
船舶では、動力を得るための内燃機関(主機ともいう。)からの排ガスの熱を利用する排ガスボイラを搭載することが知られている(例えば、特許文献1または2参照)。このような排ガスボイラは、排気ガスを用いて予熱された水を蒸気化する。排ガスボイラで生成された蒸気は、燃料油加温、潤滑油加温、生活熱源、荷役加温、発電等に用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6498433号
特公昭61-31361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような排ガスボイラでは、排ガスから効率よく熱回収することが求められている。排ガスからの熱回収量の増加により、補助ボイラ(等)で蒸気発生のために燃焼する燃料を削減し、二酸化炭素排出量を抑制することができる。
【0005】
本発明は、船舶からの二酸化炭素の排出量の削減のための排ガスボイラ運転支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本発明に係る排ガスボイラ運転支援システムは、船舶に搭載された排ガスボイラの運転の最適化を支援する排ガスボイラ運転支援システムであって、前記船舶に対して遠隔の地に設けられており、前記排ガスボイラの運転の最適化を支援する運転支援情報を生成する運転支援装置と、前記運転支援情報を表示する表示装置と、を備える。前記運転支援装置は、前記排ガスボイラの運転状態に関する情報を受信し、前記排ガスボイラの運転の最適化を支援する前記運転支援情報を送信する通信部と、前記運転状態に関する情報に基づいて、所定期間における前記排ガスボイラの蒸気発生量および二酸化炭素の削減量のうちの少なくとも一方を含む前記排ガスボイラの出力指標を、前記運転支援情報として算出する出力指標算出部と、前記運転状態に関する情報に基づいて、前記所定期間における前記排ガスボイラの運転状態指標の経時変化のデータを、前記運転支援情報として生成する運転状態指標生成部と、を備える。前記表示装置は、前記排ガスボイラの前記運転支援情報を受信する通信部と、前記運転支援情報に含まれた、前記排ガスボイラの前記所定期間の前記出力指標と、前記排ガスボイラの前記所定期間の前記運転状態指標の経時変化のグラフとを、同一画面に表示する表示部と、を備える。
【0007】
(2) (1)に記載の排ガスボイラ運転支援システムにおいて、前記運転支援装置によって生成される前記運転支援情報は、WEBブラウザに対応する表示データであって、前記排ガスボイラの前記所定期間の前記出力指標と、前記排ガスボイラの前記所定期間の前記運転状態指標の経時変化のグラフとを、同一画面に表示する表示データであってもよく、前記表示装置は、WEBブラウザを用いて、前記表示データを表示してもよい。
【0008】
(3) (2)に記載の排ガスボイラ運転支援システムにおいて、前記運転状態に関する情報は、前記排ガスボイラの排ガス入出口温度差および前記排ガスボイラの排ガス入出口差圧を含んでいてもよい。
【0009】
(4) (3)に記載の排ガスボイラ運転支援システムにおいて、前記運転状態に関する情報は、前記船舶の主機の回転数を含んでもよく、前記出力指標算出部は、前記主機の回転数から前記主機の排ガス量を推定し、推定した前記主機の排ガス量および前記排ガスボイラの排ガス入出口温度差から前記排ガスボイラの熱回収量を算出し、算出した前記排ガスボイラの熱回収量および前記排ガスボイラの蒸気圧力から前記排ガスボイラの前記蒸気発生量を算出してもよいし、または、算出した前記排ガスボイラの前記蒸気発生量から前記排ガスボイラの前記二酸化炭素の削減量を算出してもよい。
【0010】
(5) (1)または(2)に記載の排ガスボイラ運転支援システムにおいて、前記表示装置の前記表示部は、前記排ガスボイラの前記所定期間の前記出力指標の積算値、または、前記排ガスボイラの前記所定期間の前記運転状態指標の経時変化のグラフにおける所定単位期間に対応する前記排ガスボイラの前記所定単位期間の前記出力指標、を表示してもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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