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公開番号2024060281
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-02
出願番号2022167568
出願日2022-10-19
発明の名称ボイラ
出願人三浦工業株式会社
代理人個人
主分類F23N 5/20 20060101AFI20240424BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】アンモニアを燃焼させる際に、未燃焼となるアンモニアの発生を抑制することができるボイラを提供することである。
【解決手段】供給されるアンモニアを燃焼室8に噴出させる第1噴出口14と、供給される水素を前記燃焼室8に噴出させる第2噴出口24と、前記アンモニアおよび前記水素の供給を制御する制御手段とを備え、前記第2噴出口24は、前記第1噴出口14を囲むように設けられており、前記制御手段は、前記水素の供給により着火させ、その後、前記アンモニアの供給を開始させるように制御する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
供給されるアンモニアを燃焼室に噴出させる第1噴出口と、
供給される水素を前記燃焼室に噴出させる第2噴出口と、
前記アンモニアおよび前記水素の供給を制御する制御手段とを備え、
前記第2噴出口は、前記第1噴出口を囲むように設けられており、
前記制御手段は、前記水素の供給により着火させ、その後、前記アンモニアの供給を開始させるように制御する、ボイラ。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記アンモニアの供給を停止させた後に、前記水素の供給を停止させて前記燃焼室における燃焼を停止させる、請求項1に記載のボイラ。
【請求項3】
前記制御手段は、燃焼中においては、前記アンモニアおよび前記水素の供給を継続させつつ、前記アンモニアの供給量を燃焼状態に応じた供給量に変化させるように制御する、請求項1または請求項2に記載のボイラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボイラに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化を防止するために、CO

(二酸化炭素)排出量の削減が求められている。そのため、水素やアンモニアを燃料の一部として使用することで、二酸化炭素の発生の抑制が図られている(例えば、特許文献1)。また、水素よりも低コストとなるアンモニアの使用率を上げることが望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-032391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、アンモニアは着火しにくく、燃焼速度が遅い(燃焼範囲が狭い)ことから、バーナの着火時および停止時に未燃焼のアンモニアが排気されて異臭が発生するなどといった問題があった。また、発停の多い貫流ボイラにおいては、そのような未燃焼となる割合が高まる虞があった。
【0005】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、アンモニアを燃焼させる際に、未燃焼となるアンモニアの発生を抑制することができるボイラを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うボイラは、供給されるアンモニアを燃焼室に噴出させる第1噴出口と、供給される水素を前記燃焼室に噴出させる第2噴出口と、前記アンモニアおよび前記水素の供給を制御する制御手段とを備え、前記第2噴出口は、前記第1噴出口を囲むように設けられており、前記制御手段は、前記水素の供給により着火させ、その後、前記アンモニアの供給を開始させるように制御する。
【0007】
上記の構成によれば、第2噴出口から水素を燃焼室に噴出させて着火させることにより、第1噴出口を囲むように火炎を発生させた後に、第1噴出口からアンモニアを燃焼室に噴出させることができる。その結果、着火時に未燃焼となるアンモニアの発生を抑制することができ、異臭発生などを抑止できる。
【0008】
好ましくは、前記制御手段は、前記アンモニアの供給を停止させた後に、前記水素の供給を停止させて前記燃焼室における燃焼を停止させる。
【0009】
上記の構成によれば、アンモニアの燃焼室への噴出を停止させたときであっても水素については未だ燃焼室に噴出しており第1噴出口を囲むように火炎が形成されているため、燃焼室内に残留するアンモニアを極力燃焼させやすくなる。その結果、燃焼停止時においても、未燃焼となるアンモニアの発生を抑制することができ、異臭発生などを抑止できる。
【0010】
好ましくは、前記制御手段は、燃焼中においては、前記アンモニアおよび前記水素の供給を継続させつつ、前記アンモニアの供給量を燃焼状態に応じた供給量に変化させるように制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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