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公開番号2024049865
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156351
出願日2022-09-29
発明の名称医療デバイス
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人
主分類A61B 17/3207 20060101AFI20240403BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】切削屑を効果的に回収できる医療デバイスを提供する。
【解決手段】医療デバイスは、回転可能な駆動シャフト20および流体ルーメン22を備えた長尺なシャフト部と、駆動シャフトの先端に固定され、流体ルーメンに連通する内腔および当該内腔と連通する先端開口部44を備えて物体を切削する切削部40と、を有し、切削部は、外周面に溝および/またはスリットである少なくとも1つの誘導部45を有し、誘導部は、先端方向Xに向かって回転方向Rと反対方向に延在する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能な駆動シャフトおよび流体ルーメンを備えた長尺なシャフト部と、
前記駆動シャフトの先端に固定され、前記流体ルーメンに連通する内腔および当該内腔と連通する先端開口部を備えて物体を切削する切削部と、を有し、
前記切削部は、外周面に溝および/またはスリットである少なくとも1つの誘導部を有し、前記誘導部は、先端方向に向かって回転方向と反対方向に延在する医療デバイス。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記誘導部の少なくとも一部は、前記切削部の外周面から内周面へ貫通するスリットである請求項1に記載の医療デバイス。
【請求項3】
前記誘導部の少なくとも一部は、前記切削部の外周面に形成される溝である請求項1に記載の医療デバイス。
【請求項4】
前記誘導部の溝の深さは、前記切削部の基端側よりも先端側で深くなる請求項3に記載の医療デバイス。
【請求項5】
前記切削部の外周面における前記誘導部の延在方向と垂直な方向の長さである幅は、前記切削部の基端側よりも先端側で広くなる請求項1~4のいずれか1項に記載の医療デバイス。
【請求項6】
前記誘導部は、物体を切削する切削要素を有する請求項1~4のいずれか1項に記載の医療デバイス。
【請求項7】
前記切削要素は、前記切削部の最も大きな外径を有する大径部と異なる位置の前記誘導部に配置される請求項6に記載の医療デバイス。
【請求項8】
前記切削要素は、回転軸と直交する断面において、最大外径を有する部位よりも径方向の内側に配置される請求項6に記載の医療デバイス。
【請求項9】
前記切削部は、前記切削部の先端で前記先端開口部を囲むように並ぶ複数の刃を有し、
前記誘導部は、隣接する2つの前記刃の間で前記先端開口部と連通する請求項1~4のいずれか1項に記載の医療デバイス。
【請求項10】
前記誘導部は、誘導面を有する請求項1~4のいずれか1項に記載の医療デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体管腔の物体を除去するための医療デバイスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
血管内のプラークや血栓などによる狭窄部の治療方法は、バルーンにより血管を拡張する方法や、網目状またはコイル状のステントを血管の支えとして血管内に留置する方法などが挙げられる。しかしながら、これらの方法は、石灰化により硬くなっている狭窄部や、血管の分岐部で生じている狭窄部を治療することは、困難である。このような場合においても治療が可能な方法として、プラークや血栓などの狭窄物を切削して除去する方法がある。
【0003】
例えば特許文献1には、先端に配置された切削部を回転させて血管内の物体を切削し、発生した切除屑を吸引口から吸引するデバイスが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第9717520号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
切除屑が発生する作用部と吸引口とが近接しない場合や、吸引口が作用部よりも血流の上流側にある場合には、デバイスは、切除屑を回収できない恐れがある。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、切削屑を効果的に回収できる医療デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的は、下記(1)に記載の発明により達成される。
(1)本発明に係る医療デバイスは、回転可能な駆動シャフトおよび流体ルーメンを備えた長尺なシャフト部と、前記駆動シャフトの先端に固定され、前記流体ルーメンに連通する内腔および当該内腔と連通する先端開口部を備えて物体を切削する切削部と、を有し、前記切削部は、外周面に溝またはスリットである誘導部を有し、前記誘導部は、先端方向に向かって回転方向と反対方向に延在する。
【発明の効果】
【0008】
上記のように構成した医療デバイスは、切削部が回転すると、誘導部は接触対象に先端側へ向かう力を作用させる。このため、医療デバイスは、切削部により切削された切削屑を先端開口部が形成される先端側へ誘導して、流体ルーメンに連通する内腔へ効果的に回収できる。
【0009】
(2) 上記(1)に記載の医療デバイスにおいて、前記誘導部の少なくとも一部は、前記切削部の外周面から内周面へ貫通するスリットであってもよい。これにより、医療デバイスは、誘導部により切削屑を先端側へ誘導するだけでなく、直接的に切削部の内腔へ誘導して回収できる。
【0010】
(3) 上記(1)または(2)に記載の医療デバイスにおいて、前記誘導部の少なくとも一部は、前記切削部の外周面に形成される溝であってもよい。これにより、医療デバイスは、誘導部の深さを限定できるため、接触する生体組織の損傷を抑制して血管穿孔等の発生を抑制しつつ、切削対象を切削できる。また、医療デバイスは、流体ルーメンに連通する切削部の内腔への切削屑の回収経路を、先端開口部に限定できる。このため、医療デバイスは、流体ルーメンによる血液の過剰な排出を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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